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母の自殺〜そして始めた「父への手紙」

写真は、父へ書いた葉書の一枚(山下清画伯ちぎり絵のポストカード)

スキルス性の癌で余命宣告された母。
自分の消えそうな命に向き合えず、自ら肉体を脱ぎ捨て旅立った。錯乱した父と私。ケンカ別れしてしまった、父と私のその後を書きます。

毎日、父へハガキを書いて出している。母の衝撃的な死で相当なショックを受けた父。その父はどういうわけか私にだけ当たり散らし、私を責めた。いつもの私なら受け止めることが出来たかもしれない。だけど…私だって悲しみの底をさまよっていた。そう、悲しみのぶつかり合い。

四十九日の法要が終わるまで、何があっても何を言われても耐えたけど、結局、法要が終わったその日、ケンカ別れ…。でも私は、生前の母と「残された父を支える」と約束していた。だから、とにかく毎日毎日、とりとめのない事や母との思い出…父の好きな野球の話など、父に話しかけるように
文字を綴ることに。 

でも、書き始めて一ヶ月程経った頃、ふと、そのハガキを書く事が自分の支えになっていることに気がついた。最初は、父の為に…と始めたことが、
気がつけば自分の為になっている。そして、書くことで自分の心の整理が出来ていることにも驚いた。

夜になり、母の事を思い出し苦しくなった時にペンを持ち筆を走らせていると、どんどん自分の気持ちが安らいでいく。そのハガキを持って、星空を見上げながら近くのポストに出しに行き、帰ってくる頃にはもうすっかり元気になっている。そして、ハガキを受け取り読んでくれる父に感謝するようになった。毎日、父と会話をしてると感じて孤独が和らいだ。

親子って、本当は誰より愛し合ってるはずなのに難しい。自分の想いが上手に伝わらない。でも、放っておけない…。自殺という形で母を亡くし衝撃を受け正気を失くしている父に、どう接しているのか分からず苦しんだ私にできることがハガキを書くことだった。

もし、私と同じような気持ちの人がいたら…たまにはハガキや手紙を書いてみるのもいいよ(^^) 書くって行為は、やってみると案外いい。直に言葉で伝えることが大事なこともあるけど、文字で伝えたことは、受け取る側にもその内容を咀嚼(そしゃく)して受け止める時間が与えられる。その時間が、書いた方にも受け取った方にも素直になる時間を与えてくれるように思う。

今日までに私の書いたハガキは47枚。毎日届くハガキを父が喜んでくれてるといいなぁ〜と思いながら今夜も書こう!

⭐︎ある日の一枚⭐︎

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今夜も書きます『父上さまお元気ですか?』父は吉永小百合さんが大好きなので…この非売品の“大人の休日倶楽部”のハガキをヤクオフで探して買ったのだ♡ニンマリしてくれるかなぁ。

大切な人に手紙や葉書を書いてみよう!!!

◆2013年10月13日の日記







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