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a beautiful day

年に何度か完璧な日、みたいなのがあって
昨日はまさにそんな日だったと思う。

坂出のかまどホールで開催中の"setouchi工藝5人展"へ伺う予定にしていたので
布作家のさとうゆきさんに連絡してみたところ
なんともたのしいプランを立ててくださって。

展覧会中の陶芸家・上野剛児さん、木工家の山地裕之さんも一緒にゆきさん宅で夕食をご馳走になることに。みなさんには以前、東かがわでの展示で大変お世話になっていたことと、作家としても大先輩そして憧れの方々なので緊張しつつもたのしみすぎて目眩がしそうでした。

お昼頃に坂出に到着して、ゆうじさんゆきさん夫妻とお昼ご飯をご一緒してから
以前から行きたかった"坂出人工土地"へ連れていっていただく。

駐車場も独特の雰囲気。植樹は上階まで伸びていて、駐車場の暗さから発光している水槽のよう
メタボ建築 1968年から4期に分けて、1986年にすべて完成

彫刻家のゆうじさんに詳しく説明いただきながら(贅沢!)静かにまわる。
老朽化がすすみ、以前のほうがかっこいい雰囲気だったと教えてくれた。まだ住んでいる人はいるものの、空き部屋の荒れかたはすごかった。

随所にその時代のデザイン
朽ちた扉にはかつて住んでいた人の名残
映画みたい

1階の市民ホールだけは改装されて現代の風を感じるけれど、想像以上に時間が止まっている場所でした。


そのあと、今日の目的かまどホールへ。

さすがは名物かまど、2階に広いギャラリーがあるんですね。
展示台が低めで、作品を真上からみられる感じが新鮮で面白い。
上野さん、山地さんに作品についていろいろお話を伺えてよかったです。

そして夜は…!


お料理上手なゆきさんレクチャーのもと
みんなでトルティーヤを練って、焼いてタコスパーティの準備。

陶芸家が練って
木工家がプレスして
彫刻家が焼くタコス
…贅沢すぎてこれまた目眩がしますよね


メキシコを愛するゆきさんゆうじさん夫妻のたのしく面白いお話もたっぷり聞かせていただきながら、一度聞いただけでは覚えられない名前のメニューの数々に舌鼓。

焼き立てトルティーヤにはさんでいただきます!お、おいしい。。スープも最高でした。

おねえさんおにいさん方の美術話は白熱し
聞かせてもらえるだけでしあわせな時間でした

自分の作品に真摯に向き合っていらっしゃるみなさんだからこその情熱、日々の葛藤、いろんなお話、ほんとうに勉強になります

人とのつながりを創っていくには
自分がやるべきことをただひたすらにやるだけだよね、とさらっと名言がどんどんでてくる

中途半端なもの創らないように、とこっそり背筋が伸びた宴の夜でした。


そしてゆきさんにお会いするとやはり旅の原点をおもいだすので
2005年の波照間島のスケッチを。
港町、坂出で世界中を旅するような1日でした!

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