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描くことは。

季節はただ淡々と、自分のするべきことをする。
だから何が起きても意味があるのだと思う。
描くことは、わたしにとってそういうものなのかも。
うまくいかないな、というときでも何かを創り上げる、出てきたものが納得いかないものだとしても感覚を怠けさせないこと。それを続けていたら調子の良し悪しを言い訳にしない状態を自分の中に保てるのだと思う。大切なのはネガティヴなエネルギーを同じ方向へ向け続けないということだ。自分で自分に毒を盛っているような擦り減らし方は間違ってる。
そんなエネルギーがあるなら、何かほかの意味あることに使うべき。
調子の悪いときは自分にそう言い聞かせて、とにかく留まらないように気をつけることにしている。まあ、うまくいかないことのほうが多いけれど。

今日は大切な人たちの誕生日だった。母にはクッキーを焼いて持って行ったけど手紙を書けなかったから5月の母の日には書こうと思う。そんなこと言ったら毎日誰かの誕生日なんだけど、バンコクで知り合ったインド人の男の子もそうだった。Happy birthday のボイスメッセージを夜中に入れておいたら、”この曲聞いて”とリンクが送られてきてた。まだ20代の彼らしく、若者の聴くような曲で、照れちゃうくらいのラブソングで、でもなんだか嬉しかった。ちなみにCalum Scottの"You Are The Reason"。お互い母国語じゃない言葉でコミュニケーションをとろうとするから、できるだけ端的に、わかりやすく伝えようとする、それが今のわたしにはちょうどいいのかもしれなくて。心地よく感じる。バンコクやプーケットへ家族のために出稼ぎに来ている各国の若者は、同じ歳くらいの日本人とは当たり前だけど全く感覚が違うし、しっかりしてる。さらに彼はインド人ということもあってヨガ的な思考を自然に持っていて面白い。

何かがすれ違っていたら出逢えなかったであろう人たちと不思議な縁でつながっていく。たぶんそこにも意味があるんだけどそのときは気づかない、それでも瞬間的になにかを感じているのだとおもう。
だからとにかく今やるべきことを淡々としていく。ただこなすのではなくて、ひとつひとつ丁寧に、愉しみながら。憧れ続けている季節のちから、をどうにか自分の中にも取りいれたいと今日も描く。

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