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旅の記憶とスケッチ:沖縄本島南部の記憶(終)



沖縄にきてから久しぶりの快晴。豊見城の宿をチェックアウトしてそのまま、斎場御嶽へ。ここも10年ぶり?付近は様変わりしていて、駐車場はまるで道の駅。チケットを券売機で購入し、歩いて御嶽へ向かう。あの大きな岩の向こう、久高島を拝む場所へは入れなくなっていた。文化を守るためにそれはそれでよいのだと思う。が、もう訪れることはないかもしれないな、と思った今回。


そこから南城美術館へ。前日の内田先生を囲む会にて知り合いになった沖縄の作家、平良優季さんが三人展を開催中とのことで拝見。とても見晴らしのよい美術館。

美術館テラスからの風景


ここで内田先生とまたお会いして、そのまま昼食もご一緒させていただき、美術館近くの居心地のいいレストラン"森のテラス"でパスタを食べる。今後の展覧会のことや作品のこと、またじっくりお話できて嬉しかった。
ご自身の個展最終日の佐喜眞美術館へ戻られる内田先生たちとさようならをして、わたしは平和記念公園、ひめゆりの塔へ。
ここには15年ぶり?もっとかな。今のこの年齢で訪れたことには意味があったと思う。


そのあと喜屋武岬にも。沖縄戦で集団自決があったあの岬。いまはただひたすらに美しく、その美しさがさらに悲痛な歴史を際立たせるような夕方だった。

喜屋武岬
喜屋武岬からの帰り


沖縄最後の夜は、空港に近くて、美味しいご飯が食べられる宿をさがして、"はまばる"を選んだ。かわいい🐕が出迎えてくれ、自宅に戻ったように居心地のいいお宿だった。夕食まで少し時間があったので、美らさんビーチまで夕陽をみにいく。埋め立てのビーチではあるけど、住民の憩いの場になっていて、空港が近いので真下から飛行機を眺める感じは面白い。この日の夕空は本当にきれいで、真っ暗になるまでずっと眺めていた。

宿のパニパニ🐕カメラ目線


夜ご飯も朝ご飯も、宿の奥さんが丁寧に作ってくれて、本当に美味しかった!お喋りも楽しかったです。

旅をしているとこういう家庭料理食べられないのでうれしい


朝、近所の方が届けてくれたナーベラーを、一本持って帰りなよ!と持たせてくれたので、帰宅後料理する前にスケッチ。宮古で買った肉味噌でナーベラーンブシー(ヘチマの味噌炒め)を作って美味しくいただきました🥒

那覇らしさを感じるなら国際通りもいいけど、もう疲れちゃったなーってときはこういうお宿がおすすめ。
はまばる
https://hamabaru.okinawa/

帰宅後作ったナーベラーンブシー



10月末の個展が終わり少し抜け殻になっていたタイミングで、この1週間は大きかった。どんなふうに表現につながるかは今はまだわからないけれど、前を向いて、続けていく。
行く先々でお世話になった皆様ありがとうございました。

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