キラキラ関係者の皆様へ。

皆さん、こんにちは。
キラキラ関係 ななえです。
改め、元 キラキラ関係 ななえです。

我々、キラキラ関係は2020年3月31日をもちまして解散いたしました。

コロナ等の影響もありこの約二ヶ月間、コンビでの活動はほとんど出来ておらず、直接ご挨拶出来なかった皆様、誠に申し訳ございません。
そして、お仕事の関係上、今日(こんにち)の発表になってしまい、事後報告になってしまった事も併せて、お詫び申し上げます。

解散は、以前から二人で話し合って今年の2月の初めに正式な答えを出しました。

なので、ワタのR-1決勝が決まるもっと前から、解散は決まっていました。
約二ヶ月間、解散するのに何も言えなくて…皆様からいただく応援メッセージが本当に心苦しく、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
心からごめんなさい…

ありがとうございました。

ななえ側の解散理由と致しましては、ほぼほぼ「八日目の蝉」です。

ご存知ですか?
「八日目の蝉」
ストーリーを簡単に説明すると、他人の赤ちゃんを誘拐して自分の子供として育てる母親とその娘のお話です。

映画の後半、娘役の渡邊このみちゃんが母親役の永作博美さんを追い越して走り出すシーンで、永作博美さんが泣き笑いしながら、

「お母さん、もう追いつけないよ」

って的な台詞があるんです。

コレ、です。
コレ。

ワタリ119がレスキュー!って言いながら走り抜けて、私は「なんちゃん、もう追いつけないよ」って。

ななえの頑張りがあまりに足らなくて、ワタに頼り過ぎて、甘え過ぎて、分かっててもどうしてもやりたくなくて、出来なかった。
そして、当然追いつけなくなりました。

キラキラ関係を応援していて下さった皆様、ごめんなさい。
何一つ、御返し出来なかった。
それだけが心残りで、どんなに謝っても償えません。

私は、当然ワタとコンビを組んで良かったです。
今でもワタは大好きだし、尊敬してます。
色々な事があり過ぎたけど、一度だって嫌いになった事はありません。
たまにワタを殺して自分も死のうと思ったぐらいです。

何度も大喧嘩して、逃げるワタを追いかけ回していたあの街も。
些細な口論から最終的に、お互いにカフェラテをぶっかけ合った今はもう潰れたあのバーガーキングも。
二人でもう解散する!って泣きながらご飯食べたあのガストも。
穴の開いた部屋の壁も。
交番の前でワタにビンタしたら、お巡りさんが出て来て「俺の目の前で話し合いをしなさい」って言ってくれて、仲直りするまでずっと話を聞いてくれてたあの下北沢のお巡りさんも。 
災害があった時に、連絡が取れなくなったらここに集まろうって約束してたあの学校も。
出囃子にしようって二人で歌ってたあの歌も。

今は何もかもが愛おしいです。

片方が売れて(売れたってほど売れてないけど)解散ってアルアルですが…
解散理由って本人達にしか分からない事なんだなって、改めて思います。
義務があるから説明しなきゃだけど、もうコンビとしては駄目だなってのは、雰囲気でしかなくて頭では分かってたけど、それでも二人で粘った。

プライベートで色々あって、人生でめちゃくちゃしんどくて辛い時に、ワタが「僕とコンビ組みませんか?」って誘ってくれた。
そこから一度辞めてたお笑い人生がまた始まって、大袈裟だけど人生のピンチにワタが私を救い出してくれました。

ワタは私のヒーローでした。
要らないって言われる私を、いつも影で守ってくれてる事は分かってた。
ななえはワンダーウーマンにはなれなかったけど、いつかまたワタの敵役として現れられるように頑張ります。

お笑い芸人は続けます、相方も募集中です。
彼氏も募集中です。

キラキラ関係 ななえとして出逢った全ての皆様、本当にありがとうございました。
これからもワタとななえを宜しくお願いします。

ワタとななえはコンビでした。
二人でやって来ました。
それが、今日終わりました。

さようなら🚒





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