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只の本屋じゃありません

久しぶりの投稿です。
最近わたしのSNS上で「只本屋」の記事についてうざいくらい
よく見かけると思うのですが、それは私が必死になっている証拠なので
皆様温かい目で受け止めて下さい。笑

只本屋というのは、関西初のフリーペーパー専門店です。
ここに至るまでのストーリーは物凄い勢いで駆け抜けた約二ヶ月間にあります。
そして、その努力の成果を皆さんにお披露目したのがこの間の3月28日と29日でした。
この二日間は忘れられないときを過ごしたので、ここに書きたいと思います。

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只本屋の始まりはイベントだった

本当の始まりは関西でフリーペーパーを作っていた代表たちが集まってお食事会を開いたことだった。
ただの交流会にする予定だったが、いつの間にか関西でフリーペーパーのイベントを企画しようという話になっていて、
この時、特に熱を帯びていたのが、元PARTNER関西支部代表のみーくんと、神戸大学でKooBeeという情報誌のチーフデザイナーをしているわさと私で。
結局その交流会後はこの三人で企画を進行して、二週間という猛スピードで企画書の完成と場所取りについて考えて、夏の開催を目指してかなり本気だった。

(↑みーくん)

ちょうど企画書が出来た頃、cekai-kyotoの社員さんから「フリーペーパー専門店を開かないか」という案件がある、という話をみーくんがもってきた。
私たちはイベントをやることをメインに考えていてたから、
「フリペ專門店を開くのはプレイベントになればいいね」ってくらいの軽~い気持ちだった。

そんな気持ちで訪れたcekai-kyotoでは、Cekaiの社員かつKANSAI ART BEATの編集長であり、元武蔵美の教授でもあるヤバイおじさん師匠(只本屋店長のあだ名)と、
みーくんと同じくPARTNERに所属していた玲さんと出逢って、
フリーペーパーについて一日中語っていた。そうやって語っていくうちに、関西のフリーペーパー文化を盛り上げるには、一過性のイベントではなく、もっと継続させる方が良い、と全員が思って、自然とイベントから「只本屋」を開く方向へとシフトしていったのだった。

(↑わさ)

バズるということ

全員の意見が一致してからは物凄いスピードで物事が進んでいった。
フリーペーパーを設置するために渉外をとって、ロゴを決めて、フライヤーを作って、フリーペーパーの広報を投稿して…と、毎日が一瞬だった。

そして、私が東京でインターンをしていた二月末に、
初めて「只本屋」を世に出す記事(facebookとTwitter)を渋谷から出る井の頭線の満員電車の中で打ち込んでいたのを今も鮮明に覚えてる。その時はインターン先の課題などもあって頭がいっぱいいっぱいだった。

そして、投稿された記事は数分後には100RT・お気に入りされていて、怖いくらいに通知が止まらない二日間が続いた。
(師匠は怖くて通知を止めたらしい。笑)
気がつけば、エンゲージ数は5万件になって、約700近いアクションになっていて、人生で初めて「バズる」という体験をした。

そんな勢いのまま只本屋はまだプレオープンすらしていないのにも関わらず、
どんどん拡散されて、私たちはその期待に応える為に恐怖と楽しさ紙一重で只本屋のクオリティを上げることに尽力した。

迎えたプレオープン

気がついたらプレオープン前日で、
その頃には取材も受けて、social kitchenさんやYUYbooksさんのイベントにも出店が決まり、
東京のONLY FREE PEAPERさんにも反応していただいていた。

前日には約100媒体以上が只本屋に集結して、
「よくここまでできたなあ」と全員が驚きと、安心を隠せなかった。
前日準備は23時半頃まで行われて、本当にギリギリ間に合った!っていう感じで、
3月28日・29日のプレオープンを迎えた。

( ↑師匠と玲さん)

リアルな交流の場所の需要

初日の朝からどんどんお客さんが来て、
まさに理想の状態で只本屋は営業していた。

28日のプレオープニングパーティでは50人を想定していたのだが、
約80人もの人が来てくださって、只本屋には入りきらないくらいの賑わいで。

いろんな人と話していく中で、
「こうゆう交流の場を求めていました」とか、
「沢山の人とつながれて嬉しい」「とてもクリエイティブで刺激的な時間だった」
という沢山の意見を聞いて、
「あぁ、只本屋はこうゆう文化人たちの交流の場所になってほしいな」と自分の中でしみじみと実感。

そして、私の大事な人たち(SHAKE ART!のメンバーやフリーペーパーを作る友人、憧れの先輩)が一度に集まっている場所は、この上ない幸せな空間でした。それはもう言葉では言い表わせないくらいの濃い、濃―い時間でした。

その際の写真を幾つかお披露目。

ポカポカした春の天気だった初日。
ユーミンをBGMにしていた。サイコーの日向ぼっこ。


わさの幸せ顏。

師匠のキメ顏。

ポップ制作!

手作りのアイジングクッキー!只本屋のロゴの通り、本型!にしむーさんありがとうございます。

沢山のフリーペーパー

着物でやってきたわさのお友達。
とオックスフォード生のイケメン。

にしむー食堂のケータリング!かわいい!

お酒は、赤ワインにイチゴとバナナとキウイを一晩つけた自家製サングリア。

プレートの内容!ピックがかわいいでしょ。

だーいすきな先輩!( 撮影:わさ )

わんちゃんの訪問もありました。
くるみちゃんていう名前。

SHAKE ART!を手にとってくださったお客さま。



プレオープンを終えて、みなさんの反響により、それがどんどん拡散されて
今ではFacebookのいいね!が止まりません。本当に嬉しいかぎり。

立ち上げから携わった「只本屋」には親心のようなものが芽生えていて、(それはSHAKE ART!も変わらないけれど)
もっとこの「只本屋」の魅力を知っていただけるように私は広報とカメラの腕をもっと磨きたいと思ってます。

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只本屋 本オープン!

毎月末の土日のみ開かれる只本屋は4月の25日と26日に本オープン致します!

只本屋(cekai-kyoto)はもともと御所に紙を届ける紙屋さんで、その建築はかなり趣があります。
そんな紙モノの文化をフリーペーパーという形に変えて受け継いでいるのが只本屋です。
建築を見に来るも良し、その際に素敵なフリーペーパーに出逢って、貴方なりに魅力を見つけて欲しい。

プレオープンで思ったことを一つ。
フリーペーパーが好きだからといって、掃除機のように持って帰る方がいて、
その時私は「かならずおうちで隅々まで読んでくださいね」と声かけをしていた。
それは、大量に持って帰ったことで必ず読まずに放置されるフリーペーパーがでるから。
私はSHAKE ART!でフリーペーパーを制作する大変さを見てきた故に、
ちゃんと、好きな人に持って帰ってもらい、しっかり読んでもらうことこそが幸せなんだと思ってる。
持って帰ってもらうことも嬉しいけれど、その後読まずにゴミになるのはすごく悲しい。
だから、無制限に持ち帰りができるようになっても、必ず好きなものを選んでほしいな。
なんなら、私が一緒にお探しします。

最後に、プレオープンに来てくれた方々には感謝しかありません。
関西で今一番熱い場所にするのが私の個人的な目標。
SHAKE ART!の先輩方(塩谷さんや後藤さん)はそうゆう熱い場所を作ってきたんだと思う。
私もそうなりたいな。

SHAKE ART!も只本屋に負けず、
四月には最新号の配布開始と、イベントが待ち構えています!

私の諸々が試される時期だな、頑張ります!

(撮影:わさ)

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