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特別なものなんてなくていいんだよね

特別なものなんてなくてもいいよね。

月に2回の習い事として、ガラス教室に通っている。

そこで

「固定概念に惑わされないで、自分の心の赴くままにつくって」

と言われたのだけど、その言葉がずっと自分の中で引っかかってもやもやしている。

考えすぎかもしれないけど

「よくあるものしか作れてないってことかな」

「固定概念ってなんだろう」

なんてぼんやりと思った。

これまで私は、自分のすきなようにつくっていた。

自分が可愛いと思う色を選び、自分が良いと思うように作ってきた。

その言葉を自分の中でよく落とし込めなくて

考えすぎて

自分が好きなように作品をつくれなくなった。

結局わたしは、人と違う感性って持っていないんだと思う。

芸術的センスなんて特別なものもない。

みんなが好きなものが好きだし、みんなが可愛いと思うものが可愛いと思う。

だから、自分の心の赴くままと言われても...うーん難しい。

けど、それでもいいんじゃないかって思ったんだよね。

人と違う特別なものがなくても、それが私だし。

そもそも、感性は、これまでに目にしたものや、これまでの経験、触れた言葉によって成り立っていて

「私には特別なものなんてない」

なんて嘆くのは、わたしのこれまでの人生そのものを自分で否定してしまう気がする。

わたしに限らず、

例え平凡だとしても、秀でているものがないとしても

全く同じ人生を辿ってきた人はこの世界に誰一人としていない。

それってもう「特別」なんじゃないかな。

誰もが価値のある特別な存在。

それだけでもう十分すぎるんだよな、なんてふと思った。





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