マガジンのカバー画像

六車奈々、会心の一撃!

111
タレント・女優の六車奈々によるエッセイ集。子育てをしながら働く、ハプニングと全力投球な日常をエッセイでお伝えします。
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

賢い女

「え?ハジメさん、毎晩ご飯作ってるんですか?というか、朝も作ってません?」 私は思わず聞き返した。 すかさず、ヨメが答える。 「だってぇ。。。私が作るより、ハジメさんが作った方が美味しいんだものぉ〜。ね?ハジメさん。」 「いやいや、まぁゴハン作るのは好きだしね。」 褒められたハジメは、照れ臭そうにしながらも嬉しそうだ。 このヨメは、自称『天然ボケ』である。 そして自称『ドジ』である。 しかし、本当は違う。 相手を油断させるのがうまいし、人に尽くさせるのがうまい。現

奥様はチーズ

モデルの仕事をしていた頃、しょっちゅうお世話になったカメラマンさんがいた。 仮に名前を小山さんとしよう。 小山さんはカメラの技術も素晴らしく、まさに芸術家といったタイプであった。そして何より素晴らしいのは、愛妻家ということだ。 カメラマンの中には、モデルにちょっかいを出そうとする人もいるが、小山さんは全く無い。 「小山さんは、浮気しようと思ったことは無いのですか?」 「無いよ。だって、そういうことをしませんと誓って結婚したんだから、当然でしょ。」 ナント!素晴らしい。

若作り女の悲劇

女性はいつまでも若くありたい生き物だが、『若作り』と『若々しい』は大きく異なる。 前者は、服装やヘアメイクで無理矢理若く作ることであり、 後者は、その人自身が若く見えることをいう。 私の個人的な意見としては、 20代には20代の良さが、 40代には40代の良さがあると思うので、 別に必死になって若く見せたいとは思わない。とは言うものの、人から若く見られるとやっぱり嬉しい。嬉しくて小躍りする。おっと、小躍りしてる時点でそれはかなり、いや、めちゃくちゃ嬉しいではないか。そうだ

袖振り合った、他生の縁

2017年9月21日09時04分 六車:宮沢(仮名)さん、こんにちは!お元気ですか? 実はお願いしたいことがあり、ご連絡しました。 下記のメッセージを、山下弘子さんに転送お願いできますでしょうか? 山下弘子さんのFacebookを開いたところ、宮沢さんから共通の友達だとわかり、ご連絡させていただいた次第です。お忙しい中お手数をおかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 『山下弘子さま はじめまして。六車奈々と申します。 先週は、六車奈々の『食べる美人塾』