耽美1

耽美を拾ってしまった。マンションの前で、震えながら僕を見上げる耽美は放っておけば今晩のうちにでも死んでしまいそうだったのでつい家にあげてしまったのだ。あたたかいミルクをあげながら耽美のしっぽを撫でると、思ったより低い声で「あ、そういうのじゃないんで」とそっけなく言われた。

#耽美

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?