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【インテンシブタイ】初日の恐怖その1

だれでも新しい環境に身を置く最初の日は緊張しますよね。
私も緊張しました。ついていけるのか?って。

レベル1からスタートする人は、英語で先生の説明聞いて理解できるのか?
プレースメントテストを受けて入った人であれば、下のクラスから上がってきた人と、同じレベルで授業受けられるのか?とか。
そして、クラスの他の生徒とコミュニケーション取れるのか?とか。いっぱいあると思いますが、あまり心配しないでいいと思います。

前日まで

スマホの用意とSIMを購入

今の時代、タイのSIMを購入しないで WIFI のみでどうにかする人はいないと思いますが、私のおすすめは日本のキャリアのSIMはeSIMにして、タイで安い SIM を購入するです。
日本のキャリアはできるのであれば渡航前に eSIM にしておきましょう。タイでもeSIM買えると思いますが、タイでやることはハードルを低くしておきましょう。安い物理 SIM を購入して差し込むだけ。
2台持ちを考えてる? 古いスマホをタイ用にする? 日本でメインのスマホを勉強にも使ってましたよね。同じクラスの生徒にLINE交換してと言われるかもしれません。2 台持ちはめんどくさいことになりがちなので、1 台に統一がおすすめです。

Googleアカウントを用意する

連絡事項、教科書やハンドブックのPDFデータの配布、音声データの配布、先生が授業で使用した資料の配布が、Google Classroomを使用して行われます。もし、申し込みなどをGoogle Mail以外のメールアドレスで行ったのであれば、1つGoogleアカウントを用意しておきましょう。
初日にあわてて作成しなくて済みます。

事前に訪問してみる

チュラロンコン大学の文学部に実際行ったことがない人は、一度行ってみたらいいと思います。BTSならサイアム駅で降りて、アンリ・デュナン通りをてくてく歩いて行ってみましょう。
MRTならサムヤーン駅から同じく、アンリ・デュナン通りを北上です。

アンリ・デュナン通り(サイアム駅から大学に向かう)

駅に着いたら近くのコンビニで水を買ってお散歩スタートです。

日曜日以外は大学のシャトルバスにこっそり乗って行ける(本当は大学の関係者向けのサービスなので、コーススタートまでは本来はダメだと思うけど、1人で乗ってる分には多分バレない;学生証の提示要求とかされてトラブルになっても保証はしません。)と思うけど、一度は周りの雰囲気を味わうのがいいでしょう。

大学の敷地は、付近で学生デモをやっているとか、特別なことがない限り入れます。日曜日も入れます。門には警備員もいません。なので、心配しないで入っちゃいましょう。(私は不審者のような挙動で侵入しました)
授業が行われる校舎は、マハーチャクリ・シリントーンビル(Mahachakri Sirindhron Building)です。予め、Googleマップで場所を確認しておきましょう。確認できたらビルの1階まで行ってみましょう。

Googleマップの拡大図(下の赤枠が大学の敷地に入る門の場所)
マハーチャクリ・シリントーンビル(มหาจักรีสิรินธร と書いてある)

ここで最初の難関です。ビルの入口に警備員がいます。不審な目で見られたら、X月Y日からCTFLのインテンシブタイコースで勉強するので見に来た、と言いましょう。残念ながらほとんどの警備員の方には、英語はあまり通じません。なので英語で正確に説明しなければとか考える必要はありません。もしくは、せっかくなので、タイ語で伝えましょう。どうせ相手はあなたが不審者かどうかに興味があるだけで、あなたの身の上にはたいして興味がありません。

赤枠のところに警備員の方がいます

おそらく、じゃ、ゲストカード渡すからと、入館者の台帳に名前とパスポート番号とかを書かせられます。パスポートとCTFLから送られたメールをすぐ見せることができるように用意しておきましょう。

汚い手でごめんなさい

しかし、わざわざビルの中に入って見学する必要はないので、今日はビルの場所を確認しに来たので、ビルの中には入りませんと断っても問題ありません。

私は、勢い余って2ヶ月前に訪問した上に、警備員の勢いに押されてビルの中に入ることになってしまいました。弱った顔してたら、もうちょっとで、「じゃ、スタッフの人呼んであげるね」って顔されてオフィスのスタッフに電話連絡されそうになりました。絶対に堂々としていましょう。事前に場所確認に来ただけなのに、スタッフ呼ばれても何も話すことがないですから。
(しかも、2ヶ月前に事前に場所の確認に来たって、怪しさ増しちゃうだろ)

もし中に入ることになったら、すぐ出ていくのも変なので、8Fまでエレベーターに乗って行きましょう。最初の部屋がCTFLのオフィスです。覗いても変に思われるだけなので、すぐに左に曲がって、階段で6Fに降りちゃいましょう。一応、念のためにタイ数字で8は๘、6は๖です。不安になったら部屋番号を確認しましょう。
6Fのフロアをゆっくり一周して、帰りの駅までの道中にトイレに行きたくならないか心配ならここでトイレに寄って、エレベーターで1Fに降りて警備員にカードを返してお礼を言いましょう。
これで、初日に行った時に、警備員さんに数日前に見に来たやつだって笑顔で迎えてもらえます。

以上で、駅から歩いて何分か把握できるので、当日以外と時間がかかったとか、広い敷地のどこかわかんなかったとか失敗が防げます。あとは、サイアムパラゴンによって、ぶらぶらしてから帰りましょう。サイアムパラゴンの中のトイレの場所を確認しておくといいと思います。大学のトイレの3倍綺麗です。

予習

事前に教科書は配布されません。過去の生徒を探してこっそりファイルを手にして予習しようと思う人もいるかもしれませんが、どうせたいしてやりません。それに一応、教科書はコピー配布禁止されてます。また教科書は結構頻繁に変更が入ります。

事前に教科書を見てしまい、思ったより難しいと感じて、逃げ出したくなったりしては意味がないので、見せてあげるよ、という人が現れたとしても丁重にお断りしましょう。

プレースメントテストを受けたのであれば、あなたの現在のタイ語レベルは(あまり当てにはならないような気がしますが)評価されて、適切なレベルに入るよう指示がなされているはずです。
もし、どこかであなたが過去の教科書を目にする機会があって、「読める、読めるぞ!」って呟いたら、過去のジブリ作品でも見てリラックスして初日を迎えましょう。

読めなければ、おそらくあなたは、その見てしまったあなたが受けるレベルの教科書より下のレベルの教科書はすいすい読めちゃうはずです(絶対に下のレベルの教科書を事前に見てはなりません)。
レベル分けはリスニング能力も含めた総合力で判断されてます。入学後、5日間の授業が終了するまでに、クラスの移動は可能なのでその時考えましょう。

当日授業開始まで

授業前に教材の受領

初日は授業開始時間の30分前から授業開始の時間までの間に、8FにあるCTFLのオフィスに教材を受け取りに来いとメールが来ます。

CTFLオフィスの入口(授業やってない期間に訪問しちゃったので閑散としてる)

オフィスに行くと、教材を受け取り、受領した旨サインをさせられます。この時、そのサインした紙の上に部屋番号が書いてあるので、スマホで撮影しておきましょう。ダメとかいわれないので問題ありません。むしろ推奨されてます。緊張して部屋番号わかんなくなったら、いきなり心細くなっちゃいますから。

部屋番号601/19(6Fの部屋。スラッシュの後ろを忘れないように!)

教科書の配布をしているのは文学部の大学院生(?)です(時々先生もまじっているかも)。必須ではないですが、彼らとは、課外活動で会うことになりますので、イケメンや可愛い子がいないか確認しておいてください。きっと、緊張して下ばかり見てるから、視線を上に動かすと落ち着きます。

ここで、初日だからと正直に30分前に行くと、多くの場合、最初に教室に入る生徒になってしまいます。最初に受付されて教室で1人で不安な時間を過ごすことになります。しばらくして、早めにやってくるのも初日の生徒です。
その後、下のレベルから継続して勉強している生徒たちが入ってきて会話を始めます。それが嫌なのであれば、うまく時間を調整して10分前ぐらいにオフィスに行きましょう。もう、そのための下見は済んでいるのでできるはずです。早く着いたら駅近くでコーヒー飲んで時間調整しましょう。

ただし、多くの場合、初日に座った席に最終日まで座り続けることになるケースが多いので、あなたが意欲的な生徒で、他の生徒をお気に入りの席から押しのけて、希望の席を確保したいのであれば、30分前に行って最初に席を確保しましょう。そのあと、他の生徒が「あ、以前座ってた場所取られた」みたいな顔して教室に入ってきても、目をギラギラさせて意欲的な生徒を演じながら無視して大丈夫です。どうせその生徒たちは、別の場所に集まって座ります。

あと、タイなので基本的に窓側は暑くて、中央は空調の直撃を受けて寒いです。どっちも困るという方は、廊下よりの席をキープしましょう。

授業開始時刻まで

配布される教材は、教科書、ハンドブック、ノート、ボールペンです。(レベル1と2はエクササイズブックも配布される?)

早く着いてしまったあなたは、教科書を覗きたくなるかもしれません。けど、待ってください。いま、周りの生徒、特に下のレベルから上がってきた生徒のリラックスした様子を見て、逆に不安になっていると思います。ここで先に予習してもたいして捗りません。

まずは落ち着いた顔をしましょう。あなたが緊張していることを他の生徒に悟られてしまいます。
そして、ゆっくりハンドブックを開きましょう。え?ハンドブックが見つからない?落ち着いて。"คู่มือนักเรียน"と書いてあるのがハンドブックです。なに?中身も全部タイ語で書いてある?あなたはレベル5以上に入ることを指示された優秀な生徒ですね。焦る必要はありません。日程表を探してください。表はそれぐらいしかないのですぐわかるはずです。
そして今こそ、Google翻訳アプリを起動して、「カメラ入力」ボタンをタップする時です。タイ語から日本語に変換ですよ。そこ間違わないでください。

Google翻訳アプリの画面
右下に「カメラ入力」ボタンがある

他の生徒が「あいつ大丈夫か?」みたいな目で見てる?それは誤解です。上級クラスの生徒でなければ、大抵ほとんど読めません。ハンドブックの内容はどのレベルも同じようなことが書いてあるので、元からいる生徒は読む必要がないだけです。多分、そいつらも日程表のところだけ確認してます。

ハンドブックの内容が全部英語でこまったそこのあなた。大丈夫。あなたはタイ語を勉強しに来たのです。どうしても気になるならGoogle翻訳アプリをそっと起動しましょう。こちらは、英語から日本語です。これから約1ヶ月半、英語、日本語、タイ語の変換を何度もすることになるので、切り替えが素早くできるようになっておきましょう。この場合でも、必要なのはこちらも日程表のところだけです。日にちごとに授業でどこの内容をやるか書いてあります。日付と曜日とかレビューとか書いてあるだけなので、英語が苦手だと言っている人でも大体わかるはず。

休みの日、レビューテストの日、課外活動の日程のところだけしっかり把握しましょう。

これで、祝祭日の日に間違って大学に来てしまって誰もいないのに照れくさい気持ちにならなくてすみます。私は間違って来てしまって、さらに他の生徒に見られて恥ずかしかったです。今思えば、きっとあいつも恥ずかしかったはずです。その時は気づきませんでした。

文房具

配布される教材にノートとボールペンが含まれてますが、期待しないようにしましょう。

ノートは厚ぼったい紙でできていて、実際厚めです。そして予想ですが新聞紙の次に給水率の高い紙で作られています。給水率の高い紙の用途は、新聞、ティッシュ、キッチンペーパーと決まっていると思うのですが、ここタイではノートも作成されます。万年筆などで書いたら確実に滲んで読めません。雨で濡れたり、飲み物の水滴などの影響でもヨレヨレになって厚さが20%増しになるような品質です。私は味があって好きですが、もっとちゃんとしたのがいいって人は、日本で何冊かノートを買って行きましょう。

配布されるノート。色違いがある。どれが当たるかは運次第。品質は一緒。
売店でも販売されているが購入している人見たことない。
謎フォントでจุฬาลงกรณ์มหาวิทยาลัย(チュラロンコン大学)って書いてある。

配布されるボールペンは2日ぐらいで壊れます。もしくはインクが出てこなくなります。必ず自分で好きなペンを用意しておきましょう。

話は前後しますが、ノートを使い切った場合、ペンのインクが切れた場合、同じノートが買えるか分かりませんし、使い勝手のいいペンが見つかるとは限りません。おそらくあなたのお気に入りの文房具は日本製です。バンコクで購入できても値段が割高です。日本で購入しておいてから渡航しましょう。バンコクで探し回って、やっと日本製の文房具を見つけても、値段見て挫けそうになります。

普段ボールペンを使用しているのであれば、同じタイプの青色のインクのボールペンを準備しましょう。タイでは書類などに記載する際のインクの色は黒ではなく、青が一般的です。
また、レビューテストや作文では書き直しをする場合も多いと思うので、ボールペン派の人は、シャープペンかフリクションペンも用意しておきましょう。

全部、タブレットかPC使って勉強しようと思っている意識高い系のあなた。テスト(レビューテストと最終テストで5回ある)と作文の提出は手書き必須です。ペンとノートは用意しておきましょう。
あと、タイ文字の入力がスムーズにできるようになっておく必要があります。練習しましょう。レベル1なら発音記号の入力も必要になっちゃうので、現実的ではありません。ここは手書きで頑張りましょう。

(授業開始から初日の夜については、また別に書きたいと思います)

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