授業録①生物基礎

ニンニクの体細胞分裂観察
実験日:8月26日


以前はタマネギの種子からの発芽を試みたものよなかなか発芽せずタマネギ臭だけを残して腐っていった。種がが古かったからか?

ニンニクは安定的に伸びるイメージ
串刺しにしてビーカに下部を浸しておく。数日全く変化がおこらないことがあるが、伸び始めると一気に2、3日で観察に十分耐えうるほどになる。
伸ばしすぎると良くない。2ミリほどがベスト。
根端を切り取って根端分裂組織を狙って潰す。

本来は固定→解離→染色というステップをふまなければならない。多くの高校では50分授業である。手技の不慣れな生徒もいる中全員が染色像を時間内に観察するために簡便法が便利であると考えた。
常温の塩酸を2滴、酢酸ダーリアを3滴たらし10分おく。この10分は我慢でその間に顕微鏡の操作の確認や次の手順の説明に当てる。

例年この分裂像のカウントに苦戦をする。
原因
① 間期以外の細胞を探せない
(観察タイミングによって間期が少ない場合がある)
午前中がいいのか?温度や時間などの条件を検討していくのも面白い
② 分裂の時期と核相が頭に入っていない
ここは単元としての指導観につながるかな
③ やることがよくわからない
ゴールが見えない、細胞周期を求めるときに数の比→時間の比という概念がわかりにくい

ということで分裂像の観察まではできたものの細胞周期を求めるにはまだまだ長い道のりなのである

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