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未知との遭遇


Tempalayとの出会いについて、1度まとめてみようと思う!完全に自己満でございます

知ったきっかけ

  Tempalayという存在を知ったのは、テレ東で放送されていた「サ道」というドラマ。サウナという斬新なテーマに惹かれて、毎週欠かさず、DVDにダビングしてまで見ていた。

  エンディングがTempalayの「そなちね」だった。   その時はただ、「独特な音と声、クセ強」 「女?男?」「つげってなんだ」くらいしか思っていなかった。

  口ずさめるくらいは耳に残っていたのに、なんで私はこの時しっかり聞かなかったんだろう。本当に馬鹿野郎!

そなちねの衝撃

  私がTempalayを、Tempalayだと認識して曲を聴いたのは、2020年3月24日。この日付を今でも鮮明に覚えている。中学2年生の最終日。コロナが流行り出した頃だった。

 サ道が放送していたのはこの半年くらい前だが、何故こんな急に聞き出したかと言うと、
朝起きたら、そなちねが急に頭の中で流れ出したから。それだけ。「あの夏の夜冷えたサイダー」からのメロディーが頭の中でずっと流れてて、その日の夜YouTubeで「そなちね」を聴いた。

  それが15年で初めての音楽体験。

  サ道で流れていたのは2番のサビからだ。だから、初めてイントロを聞いたとき凄まじい衝撃を受けた。それまで髭男とかJPOPを薄く浅く聞いていた私には衝撃的でユニークすぎるサウンド。なんだこれは!!もうとにかく、こんな音が存在していることにびっくりして、それはそれは魂消た。

 速攻イヤホン着けて真面目に聞いた。

  確か次に聞いたのは「どうしよう」。
そなちねとはまた違った気持ち悪さを持つ曲だった。そして「新世代」。チープなのにサビで急にイケてるバンドになる謎いMV。なんだこりゃ。私はここで完璧に落ちた。沼に落ちて、そしてズルズルとここまで来ている。

  あの時の「やばいものを見つけてしまった」という感動と衝撃は忘れられないし、これを超える経験が未だにない。音楽の趣味が合う訳でもない幼馴染に、「やばい人たち見つけた」とLINEもした。

  次の日から「そなちね」「のめりこめ、震えろ。」「どうしよう」「新世代」を一日中リピートした。ただただ音が気持ちよかった。

  Spotifyに課金してなかったので、シャッフルでしか聴けないのが痛かった。Have a nice days clubやThis is TOKYOは、聞いたこともないのにすごくすごく懐かしくてその感覚でハマった。どうしても聞きたくて1曲だけの為のプレイリストをよく作っていた。

  Tempalayの曲はふとした時に、聞いていて急に胸が苦しくなる時がある。それまで何も無かったのに。それが曲にハマる合図のような気がする。なんだかもう聴けば聴くほど良くてこの時の日々の高揚感は至極で、またTempalayを聴いた事ない体に戻りたいなとたまに懐かしくなる。

  1ヶ月くらい聴いて、ここら辺の時期で完全にTempalayの音を全体的に受け入れられる耳になったと思う。

''小原綾斗''との出会い

  私の過去のキモツイートからもお察しして頂けるかもだが、メンバーの中でも特に小原綾斗さんが特段好きである。人間として。すごく興味があるし追いかけていたい。綾斗さんの人生に私はなんの関わりもないけど、ただただ、綾斗さんの人生の数ページを覗かせて頂きたいなと思っている。


  Tempalayのボーカルを小原綾斗だと認識したのは、綾斗さんと放送作家・宇野コーヘーさんが不定期でやっている(やっていた...?)ポッドキャスト『ニュー宝島』を聞いた時。

  初めて聞いた時は、だらしさなそうな人だなとちょっと思った、ごめんなさい(笑)
でもタイトルを決める時のくだりとか、ノリとテンション、話し声がすごく心地よい人で、面白くて好きかもと思った。そして、色々な話を聞いているうちに、豊富な人生経験についてや、ボケやネタの感じにハマった。

  綾斗さんの数多ある魅力の中で、私は''声''が好きだ。そなちねに心奪われたのも、綾斗さんの声が持つ独特な雰囲気はすごく影響しているだろう。綾斗さんの歌声を聞いていると、泣けるような歌詞でもないのに泣ける。泣ける歌詞もあるけど。メロディとのシナジーがやばいのもあるけど、なぜだか声を聞くだけで泣けるんだよな。何かそういう物質帯びてますか??


  そんなこんなで、小原綾斗のことを徐々に知りつつ。ただこの時期はまだこんなに追っていなかった。そんで私がいつからこんな綾斗さんに執着しているのか。それは多分JOEの歌詞を見た時な気がする。JOEはサブスクに出てないから、初めは聞いてなかったのだけど、歌詞サイトでJOEの歌詞を発見しまして。何だこの歌詞は。綾斗さんはこんな痛みを感じる危うい歌詞も書くのか……という具合に、綾斗さんの闇の部分、そして綾斗さんの人間性、どんな人生を送ってきたのか知りたいという好奇心が芽生えたことがきっかけだったと思う。出会えて良かったな~

Tempalay・小原綾斗の影響

私は本当に影響されやすい体質で、今の好みの半分はTempalayに形作られていると言っても過言では無い。綾斗さんの髪型や、柄シャツにバケットハットのスタイル、音楽・漫画のジャンル、そしてマインド。多岐にわたって偏りが出ている。
でも、そのおかげで自分の軸が出来たり、色々好きなものが生まれたり、知識も増えて感謝している。綾斗さんが「ネギ式」と発言したことで『ねじ式』、そしてガロ系に発展し『少女椿』でお馴染み丸尾末広さんを知ることが出来たり。Tempalayの次に好きなof Montrealも、Tempalay作のプレイリストで知ることが出来た。

ちなみにこのプレイリストに入っている曲どれも良すぎなので是非覗いてみてください。勝手に勧めときます。

 

  好きなものや人ができた時に、その人の好みを知ることってすごく大切だと思う。

それってただ相手に合わせたいだけやーんって思われるかもしれないけど、なんというか、自分主観で相手の好みと向き合った時の感覚を知りたい。そしてその行為を通して自分に知識がついたり教養が深まるってメリットがあるなら、尚やった方がいいと思っている!私はこういうきっかけのおかげで色々知ることが出来てる。

  Tempalayで言えば、自分が経験したその感覚と音楽を聴いた時の感覚に共通してるところがあれば、作品履修してて良かった!と思えるし、より曲のこと好きになれると思うんですよ。シンゴとか特にそうだと思った。
みなさんもぜひ元ネタ探しとかしてみてほしい。Tempalayがインスピレーション受けてる作品を探すのまじ楽しいです。

おわりに

  Tempalayを好きになってかれこれ4年くらい経つ。その中で私にもTempalayにも色んなことがあって、もう4年かという感情とまだ4年かという感情が行ったり来たり。


 Tempalayのことを知らない人生、あの時そなちねを聞いていなかったら、と考えるとすごく恐ろしい。Tempalayがいつまで活動するかは分からないけど、CDを買い、行けるライブは行き、メンバー皆様の血となり肉となるグッズも買い、日頃の感謝をお返ししたいと思っている。なにより、沢山曲を聴いてもっとTempalayという存在の解像度を上げていきたいなと思ってます。

  皆様の解釈や考察には敵わんと感じてるし、音楽性や技術について、世界観の考察、どれも中途半端にしか私は考えられてない。音楽に完璧な答えや解釈なんて無いと思うけど、それでも私はまだまだTempalay、小原綾斗について考えて、知っていきたい。そして思ったことを纏めて、誰かに話したい。


  Tempalayから受けた感動というものは生涯のハイライトで!私の人生に旨味を出してくれている出汁のようなもんです!もはや何を言っているかは意味わからんが!Tempalayの音楽が本当に好きです!


これに尽きます。


さて、もうええわってツッコミが入りそうなので、まだまだ書けるのだけど、やめとこうと思います。

本人に読まれないことを祈る。

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