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【なむたろう&Rikky合作】まさかの共存!CS2連覇 青黒緑ジョー星ゼロルピア〈オリジナル〉

こんにちは。 

なむたろう@namunamustarです。

初めましてのかたもいると思うので軽く自己紹介します。
主に新潟県でCSに参加しているDMPです。

実績は CS優勝 6回 準優勝 4回 3位 4回 ベスト8 11回

初めての記事なので、文章力に乏しく一部理解しにくい日本語があると思いますが予めご了承下さい。


このリストを作るにあたりpaper(@XoXolotl7)さんの記事を参考にさせて頂きました。




1.戦績


なむたろう(@namunamustar
                                       8月1日 ガルドcs 優勝
                8月8日 長岡cs 優勝
                                        8月22日 ガルドcs 7位
                                        8月29日 ガルドcs 優勝
                                        9月26日 ガルドcs 6位
                                        10月3日 ガルドcs 優勝
           11月28日 ガルドcs 優勝
Rikky(@Loser_Duel)   https://note.com/remoon1215
                                       8月2日 VDuelcs 準優勝
                                       8月4日 VDuelcs 優勝
                                       8月8日 VDuelcs 優勝
                                       8月14日 VDuelcs 3位
ばきゅ(@Dm2Vacuum)さん 
                                       8月8日 長岡cs 準優勝  
メッシ(@LionelM01973526)さん
                                         8月15日 新南陽cs 優勝            
雨宮 (@LoLi_Ama3ya)さん
               
11月28日 ガルドcs 準優勝

2.デッキ概要

・【ジョー星ゼロルピア】とは?

そもそも、みなさん【ジョー星ゼロルピア】というデッキをご存知でしょうか?

知っているかたも多いと思いますが、知らないかたのために簡単に説明させていただきます。

このデッキは《希望のジョー星》下での《ゼロ・ルピア》の軽減効果を用いて、小型クリーチャーを連鎖させて勝つソリティアデッキです。
《希望のジョー星》《蒼き守護神 ドギラゴン閃》《SSS級侵略 デッドダムド》,《最終龍覇 グレンモルト》etc.幅広いカードを弱体化させるメタカードであり、最速4ターンというキルターンの速さから環境で猛威を奮っています。

・デッキ作成の経緯

最速4ターンで試合を決められる【ジョー星ゼロルピア】ですが、もちろん"弱点"も存在しました。
それが以下の5点です。

①受け札を多く採用できないため、先攻で【赤単速攻】や【ドギラゴン閃】に走りきられて負けることが多い。

②ジョー星とゼロルピアという2種類のコンボパーツが揃わない時の出力が低い。

③《デスマッチ・ビートル》,《Q.Q.QX./追葬 5.S.D》,《リツイーギョ #桜 #満開》,《DG パルテノン》etc.様々なメタカードが強烈に刺さる。

④《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》,《メッチャ映えタタキ》etc.カード指定除去で《希望のジョー星》を除去されると苦戦を強いられる。

⑤コンボデッキであり手札を減らされると厳しいため、【アナカラーハンデス】等のデッキに弱い。

これらの問題点を解決できないか、とRikkyらとデッキ構築を模索していたところ、とあるアイデアが浮かびあがってきました。


それが【青黒型 ジョー星ゼロルピア】【青緑型 ジョー星ゼロルピア】"融合"です。

そもそも青黒型と青緑型を知らない人のために、簡潔に説明させていただきます。

青黒型とは、一番最初に開発された【ジョー星ゼロルピア】で、《罪無 ジョイダム垓》等による墓地利用や《堕魔 ドゥポイズ》,《「大蛇」の鬼ジャドク丸》etc.による除去が豊富でした。
しかし、除去できるとはいえ、《とこしえの超人》《赤い稲妻 テスタロッサ》といったメタカードに弱く、2ターン目のルーターが《戦略のD・H アツト》etc.でありサーチ力が弱いという弱点がありました。

一方で、青緑型とはpaperさんによって開発された【ジョー星ゼロルピア】で、《堕呪 ゴンパドゥ》《十・二・神・騎》によってコンボパーツを集めやすく、《ニヤリー》《罪無 ウォダラ垓》で手札を増やしていくため、墓地利用がほぼなく《とこしえの超人》等が刺さらない強みがありました。
非常に強力なものの、ハンデス耐性や除去能力は青黒型に比べて低めで《Q.Q.QX.》によって詰みの盤面をつくられることも多くありました。

これらを融合させ、"強み"の部分のみを抽出することで4つの弱点をカバーしようと試みたのが今回の【アナカラー ジョー星ゼロルピア】というわけです。

それぞれのデッキからカードを選択しつつも、"アナカラー"ということを活かして《天災 デドダム》、そしてどちらの型にも採用されなかった"とあるカード"を採用しています。

以下有料部分にデッキリスト、回し方etc.記載しています。


3.デッキリスト

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4.採用理由

・コンボパーツ

《希望のジョー星》

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巷では、《絶望のジョー星》と揶揄されているこのデッキのコンボパーツの1枚です。
《ゼロ・ルピア》と組み合わせることで、すべてのクリーチャーの召喚コストを2少なくすることができます。
また、先述したように様々なデッキのメタとしての役割もあります。
確実に引かなければ勝てないカードなので、4投必須です。

《ゼロ・ルピア》

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《希望のジョー星》という惑星における最強の鳥です。
前述の通り、《希望のジョー星》と組み合わせて全クリーチャーの召喚コストを"下限なしで"2下げられます。
このカードも引けなければ勝てないコンボパーツなので、4投必須です。

・サーチカード

《堕呪 ゴンパドゥ》

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山札を3枚掘ることができるカードで、《希望のジョー星》《ゼロ・ルピア》等のコンボパーツ他、必要なカードを探します。
基本2,3ターン目にしか使わないサーチ呪文であるため、《十・二・神・騎》と合わせて5,6枚になるように採用しています。
今回は山札をもう1枚多く掘れる《十・二・神・騎》に枠を多くとったため、こちらは2枚の採用に留めています。

《十・二・神・騎》

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2ターン目にシールドゾーンに置くことで、3ターン目開始時に山札を4枚掘れるカードです。
《堕呪 ゴンパドゥ》と比べると山札を1枚多く掘れるものの、シールドに置いた返しのターンに《十・二・神・騎》を割られるとサーチできなくなります。
しかし、逆に言えば【赤単速攻】から盾を1枚守ることができ、コントロール系統のデッキに対しての使用は基本裏目がないので、今回は《堕呪 ゴンパドゥ》より1枚多い3枚の採用をしています。

・フィニッシュカード

《偽りの名 iFormulaX》

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このデッキのフィニッシャーです。今回青緑型に採用されているこのカードをフィニッシャーを選んだ理由は、このデッキが後述の《disジルコン》,《罪無 ウォダラ垓》で手札を増やしやすいだけでなく、《天体妖精 エスメル/「お茶はいかがですか?」》,《天災 デドダム》でマナを伸ばして最後に《困惑の影 トラブル・アルケミスト》によってマナを全回収でき、手札を10枚以上にすることが容易だからです。
無限クライムでタップすることができることもこのデッキをフィニッシャーにできる理由です。
また、《腐敗麗姫 ベラ》のループと異なりループパーツが1枚で済む、《無量大龍 トゥリナーツァッチ》と比べると要求値が低いことも大きいです。
墓地以外のどこかに1枚あれば良いので、ピン投にしています。

・ソリティアカード
《希望のジョー星》《ゼロ・ルピア》がそろった状態から《偽りの名iFormulaX》での特殊勝利できる状態まで繋ぐための主要カードです。)

《天体妖精 エスメル/ 「お茶はいかがですか?」》

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このデッキのマナ加速カード兼受け札です。
後述の《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》と併せて《偽りの名 iFormulaX》等の盾落ちをケアすることができます。
《ゼロ・ルピア》が1体しかいないときでもコストを支払わずに場に出すことができ、《天災 デドダム》《Disジルコン》をプレイするための1マナをつくってくれます。
後述する「《希望のジョー星》,《ゼロ・ルピア》同時出しプラン」を通すための序盤のマナ加速カードになるのも優秀です。
多色である点は少し痛いですが、それでもこのデッキに少ない緑を補うカードであり、優秀なため4枚採用しています。

《天災 デドダム》

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最強リソースカードです。
3マナのくせに、山札の上から3枚を見て手札、マナ、墓地に1枚ずつ振り分けられます。
墓地にムゲンクライムの能力を持つカードや後述の《罪無 ジョイダム垓》から蘇生したいカードを、マナに《Disジルコン》や不要なカードを、手札にプレイしたいカードを置きます。
圧倒的なリソースを確保でき、コンボパーツが揃っていない序盤は色マナになるので、4投しています。

《Disジルコン》

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マナや墓地からも利用できるリソースカードです。
コンボパーツが揃うまでは色マナとなり、揃うとマナから出てきてリソースを伸ばします。
手札以外から出せるというのが非常に強力で、ムゲンクライム持ちと同様ハンデス対策になります。
地味に持っているブロッカーも強力であるため、枠の都合上3枚の採用に留めていますが4枚目の採用も全然検討できるカードです。

《罪無 ウォダラ垓》

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コンボパーツが揃っていないときは、2マナで雑に2ドローでき、《希望のジョー星》《ゼロ・ルピア》が揃ったときは盤面2体をタップするだけで手札または墓地から出てきてリソースを稼ぐことができます。
青単色も優秀で、サーチカードや《天災 デドダム》の色マナにもなるので、4枚採用しています。

《罪無 ジョイダム垓》

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墓地からこのデッキのほぼすべてのクリーチャーを蘇生できます。
時には墓地に落ちた《ゼロ・ルピア》を、時には《天災 デドダム》《ダンディ・ナスオ》をというように状況に応じた柔軟な動きができます。
3コストカードを実質1コスト軽減で出せるので、非常に強力です。
終盤で使い回したいカードを使えることも強い要因ですが、《とこしえの超人》《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》に引っかかり、多色という点から今回は2枚の採用に留めています。
3枚までなら採用を検討できるカードだと思います。

《困惑の影 トラブル・アルケミスト》

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このデッキは《天体妖精 エスメル》《天災 デドダム》でマナも伸びるので一度《困惑の影 トラブル・アルケミスト》を場に出すだけで《偽りの名 iFormulaX 》の特殊勝利条件をみたしてくれます。
今回は枠の都合で1枚のみ採用でしたが、2枚の採用もありだと思います。

《ダンディ・ナスオ》

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状況に応じて好きなカードをマナや墓地に落とせるので、必須のカードになります。
マナに落ちてしまった《困惑の影 トラブル・アルケミスト》を墓地に送り、《罪無 ジョイダム垓》でそのまま蘇生することで《困惑の影 トラブル・アルケミスト》のマナ落ちさえもケアできます。
殿堂カードなので、1枚のみの採用となります。

《ゼロの裏技 ニヤリー・ゲット》

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《希望のジョー星》が貼られ、盤面にクリーチャーさえいればタダで3ドローできます。
このデッキは序盤のリソースが若干細いので、このカードを引ければそれを解決することができます。
非常に強力な殿堂カードなので、1枚必ず採用しましょう。

・除去カード

《堕魔 ドゥポイズ》

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2コストで相手のクリーチャーを破壊できるため、【赤単速攻】の打点を減らしたり、相手のメタカードを除去したりできます。
また、自分の《Disジルコン》《罪無 ウォダラ垓》,《罪無 ジョイダム垓》を破壊して使い回すことができるのも強みです。
《罪無 ジョイダム垓》と盤面にいるコスト3以下の使いたいクリーチャーを破壊することで、ムゲンクライムを用いてそのクリーチャーを使い回すことが可能です。
盤面のクリーチャーを使い回したいと思う盤面が2〜3回である点と貴重な黒単色である点から、《学校男》と合わせて3枚の採用に至りました。
こちらを2枚の採用にした理由は、《罪無 ウォダラ垓》《罪無 ジョイダム垓》と種族が同じなため、《光器 ペトローバ》のような種族指定の影響を受けることができるからです。
はい、大嘘であり後付けです。
《堕魔 ドゥポイズ》《学校男》の能力は同じなので、自分の手持ちと相談して《天使と悪魔の墳墓》を避けられるように2:1になるよう採用してください。

《学校男》

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《堕魔 ドゥポイズ》と同じ能力です。
前述の《堕魔 ドゥポイズ》の採用理由を参考にしてください。
今回は《堕魔 ドゥポイズ》を2枚採用したため、こちらは1枚に留めています。

《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》

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アンタップしているクリーチャーを除去しながら、シールドを1枚回収できます。
手札を減らさずに除去でき、もし殴り勝つ必要がある場合に"鬼タイム"で2打点になることが優秀です。
更には【ジョー星ゼロルピア】ミラーにおいて、先出し《ゼロ・ルピア》を砕くことができます。
枠と色配分の都合で今回は1枚の採用に抑えていますが、《堕魔 ドゥポイズ》《学校男》,《霧隠 テンサイ・ジャニット》の枠をこちらに割いて2,3枚確保するのもアリだと感じます。

《霧隠 テンサイ・ジャニット》

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相手の攻撃に合わせて"ニンジャ・ストライク"で出すことで、相手のターン中にクリーチャーを除去することが可能です。
もちろん自分のターン中に出して《とこしえの超人》《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》,《リツイーギョ #桜 #満開》といったメタクリーチャーを除去することもあります。
また、【青緑型 ジョー星ゼロルピア】に採用されている《アクア忍者 ライヤ》または《へームル・エンジオン》に変わって自分のクリーチャーの使い回しもでき、状況に応じた役割をこなすことができます。
強力なカードですが、除去対象がコスト3以下と狭いため、今回は2枚の採用に留めました。
他の除去札に枠を割くためにもう少し減らしても良いカードです。

5.不採用理由

《ニヤリー》

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《希望のジョー星》下では出すだけで確実に3ドローできるカードです。
しかし、《希望のジョー星》が貼られていないときは専用のサーチカードにしかならないため、《希望のジョー星》への依存度が高いといえます。
そのため、今回は採用を見送っています。

《アクア忍者 ライヤ》

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盤面のクリーチャーを容易に使い回すことができるため、ソリティアをする上で非常に役に立つカードです。
しかし、クリーチャーの使い回し以外では役割を持たない上、その役割は《堕魔 ドゥポイズ》《学校男》,《霧隠 テンサイ・ジャニット》が担ってくれるため今回は不採用としました。

《ヘームル・エンジオン》

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オリジナルフォーマットでは、コストが2である代わりにバウンスが任意の《アクア忍者 ライヤ》といえます。
こちらも《アクア忍者 ライヤ》同様、他のカードで役割を代用できるため採用を見送っています。
もちろん、1,2枚の採用であれば考えられるカードです。

《戦略のD・H アツト》

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【青黒型 ジョー星ゼロルピア】の初動カードです。《堕呪 ゴンパドゥ》《十・二・神・騎》と比較すると、《ゼロ・ルピア》の軽減が適用される点でルータとして優秀です。
しかし、序盤において山札を見れる枚数が2枚というのは非常に少なく、ハンドが1枚減ることで《偽りの名 iFormulaX》の勝利条件から遠ざかる点から不採用に至りました。
《戯具 ドゥゲンダ》《【問2】 ノロン⤴》も同様の理由で不採用です。

《桜風妖精 ステップル》

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【青緑型 ジョー星ゼロルピア】でよく採用されるこのカードですが、破壊されるとランデスされるデメリットを持つかわりに確実に1ブーストできるので非常に強力です。
しかし序盤にブーストを考えるときに、《Disノメノン》《堕魔 ドゥポイズ》,《メッチャ映えタタキ》等で容易に除去され、実質手札が-1になるのはおいしくありません。
その上、このデッキはクリーチャーを使い回すために《堕魔 ドゥポイズ》のような破壊を利用するため相性が悪いと感じ、今回は不採用としました。
緑単色でコンボパーツが揃ったときに0マナで1ブーストできるので、採用の検討も考えられるカードです。

《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》

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《DG パルテノン》を含めた幅広いカードをたった1コストで除去できる有能カードです。
しかし多色カードであり、そもそも1回しか使えず除去以外に役割を持っている訳ではありません。
また、まだ環境に《DG パルテノン》が浸透してる訳ではないため、無理に入れる必要はないと感じ今回は不採用としています。

《ハエタタ・チュリス》

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こちらも優秀な除去札の1種類です。
《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》と同じく《DG パルテノン》を除去でき、単色である点が強みです。
コンボパーツが揃えばタダで場に出せる上、使いまわせる点も強力ですが、除去以外の役割がないため不採用としました。
ただし、《DG パルテノン》《希望のジョー星》を除去でき、《ゼロ・ルピア》の色マナになる赤単色である点は優秀なため、Rikkyの構築では《霧隠 テンサイ・ジャニット》にかわり採用されています。

6.このデッキの動き

【其の一】 《希望のジョー星》と《ゼロ・ルピア》を揃える

このデッキは《希望のジョー星》と《ゼロ・ルピア》を盤面に揃えることが最初のゴールになります。
このデッキにはその盤面をつくるために、主に2パターンの方法があります。
それを以下で説明します。

①ジョー星ゼロルピア早期着地プラン

想定対面:【赤単速攻】【ドギラゴン閃】【アナカラーハンデス】etc.の速攻またはカード指定除去がないデッキ

このデッキの防御札は《「お茶はいかがですか?」》だけと非常に薄く、特に速攻対面に対しては《希望のジョー星》という最強メタカードを最速で貼らなければ苦戦を強いられます。
また、速攻対面や【アナカラーハンデス】にはカード指定除去が入っていないため、《希望のジョー星》さえ貼っておけば、後は最強の鳥《ゼロ・ルピア》を待つのみとなります。
《希望のジョー星》《ゼロ・ルピア》を最速で揃えるこのプランは、ほとんどの対面で利用するので重要です。

②ジョー星ゼロルピア同時着地プラン

想定対面:【5cコントロール】【ラッカ天門】etc.

《天災 デドダム》《罪無 ウォダラ垓》,《Disジルコン》でリソースを伸ばしつつ、6,7マナで《希望のジョー星》《ゼロ・ルピア》を同時に出すプランです。
主に相手のデッキにカード指定除去が入っており、キルターンが遅い場合に選択します。
相手の妨害が薄ければ容易に取れるプランなので覚えておきましょう。

【其のニ】 2軽減されたソリティアカードを用いてフィニッシュパーツを集める

《希望のジョー星》《ゼロ・ルピア》が揃ったらコンボ開始です。
《天体妖精 エスメル》《堕魔 ドゥポイズ》は0コスト、ムゲンクライム系は盤面を2体をタップするだけで出るようになり、《天災 デドダム》《dis ジルコン》は1コストで出せます。
《ゼロ・ルピア》が1体の盤面でも、《dis ジルコン》,《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》,《霧隠 テンサイ・ジャニット》以外は利用可能マナが減らないので、ソリティアパーツを連鎖させて2体目の《ゼロ・ルピア》,《ダンディ・ナスオ》または《困惑の影 トラブル・アルケミスト》,《偽りの名 iFormulaX》あたりを探しにいきましょう。

【其の参】《偽りの名 iFormulaX》で特殊勝利する

ソリティアの過程で《ゼロ・ルピア》を複数体並べたら、その軽減を活かして《偽りの名 iFormulaX》を召喚しましょう。
その後、ムゲンクライムを用いて《偽りの名 iFormulaX》をタップし、《困惑の影 トラブル・アルケミスト》《罪無 ウォダラ垓》で手札を10枚以上に増やすことで特殊勝利できます。

7.各対面のポイント

①【赤単速攻】【赤白ドギラゴン閃】系統 : 五分

【ジョー星ゼロルピア】というデッキは非常に受けが薄いため、速攻系のデッキタイプに対してはやはり最速でコンボを決めにいくしかありません。
《我我我 ガイアール・ブランド》《蒼き守護神 ドギラゴン閃》を無力化できる《希望のジョー星》《堕呪 ゴンパドゥ》《十・二・神・騎》で探して最速で貼りにいき、4ターン目に【ゼロ・ルピア】からコンボを始動させるのが理想です。
しかし、先手を取られるとジョー星を貼る前に打点を揃えられてしまうので、《堕魔 ドゥポイズ》,《学校男》で相手の打点を削いだり《十・二・神・騎》で盾を一時的に増やしたりして耐久しましょう。
青緑型の《「お茶はいかがですか?」》と青黒型の低コスト除去がどちらも採用されており若干耐性はついたものの、先攻で《希望のジョー星》を貼らないと苦戦を強いられる対面です。

②【5Cコントロール】系統 : 有利

このデッキタイプに対しては、基本的に"ジョー星ゼロルピア同時着地プラン"を狙います。
《天災 デドダム》でリソースを伸ばしつつ、着実に《希望のジョー星》,《ゼロ・ルピア》そして《天体妖精 エスメル》または《罪無 ウォダラ垓》を揃えにいきましょう。
6マナ貯まった時点で《希望のジョー星》,《ゼロ・ルピア》と出していきソリティアを始めるのが得策です。
ただし、相手のデッキにカード指定除去がない場合や手札に《希望のジョー星》を2枚持っている場合は早期着地を狙っても問題ないです。
相手のデッキを理解した動きが求められる対面になります。

③【アナカラーハンデス】対面 : 五分〜微有利

この対面では手札の枚数管理が重要になります。
手札を完全に枯らされると《Disジルコン》がいるとはいえリソース回復が困難になり、《とこしえの超人》《Q.Q.QX.》で完全にフタをされてゲームエンドです。
しかし、《天災 デドダム》《Disジルコン》,《罪無 ウォダラ垓》のようなリソースを簡単に伸ばせるカードが多く採用されているため、序盤に《希望のジョー星》さえ貼ることができれば、《ゼロ・ルピア》を出せるタイミングを待つゲームにできます。
リソースが少なく《偽りの名 iFormulaX》に繋げられなくても、一度コンボパーツが揃ってしまえば盤面に打点を揃えて殴り勝つことが可能です。
《天災 デドダム》でリソースを伸ばす、もしくは《希望のジョー星》で圧力をかけることから動くと優位に試合を進めることができます。

④【ラッカ天門】対面 : 有利

ラッカ天門】には基本的に《メッチャ映えタタキ》が採用されており、手札に2枚《希望のジョー星》を抱えていない限りは【ジョー星ゼロルピア】同時着地プランを狙います。
【ラッカ天門】のキルターンは最速でも6ターンなので、安心して手札を整えてください。
大事故を起こさない限り負けることはないと思います。

⑤【ラッカ鬼羅.star】対面 : 微有利

この対面では《希望のジョー星》さえ貼れれば基本勝てます。
ただし、《正義星帝》からの《正義星帝〈鬼羅.star〉》に進化されると負ける場合があります。
それでも《希望のジョー星》の効果がとても刺さる対面なので、最速でコンボを決めるプランを狙いましょう。

⑥【シータドギラゴン閃】対面 : 微不利〜微有利

この対面は最速で《希望のジョー星》を貼ることを考えましょう。
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》etc様々なカードを弱体化させることができます。
"龍装" チュリス》から3ターン目に走ってくる可能性もありますが、基本的には4,5ターン目に動いてくるデッキなので、《希望のジョー星》が少し遅れても《Disジルコン》で耐久しておけば大丈夫です。
《メッチャ映えタタキ》が採用されているとやや苦戦を強いられる可能性があるので、微不利〜微有利という評価にしました。

⑦ジョー星ゼロルピア(ミラー)対面

ミラーにおいて重要なのは《希望のジョー星》を先に貼ると、返しのターンに《ゼロ・ルピア》を出されてソリティアされて死ぬということです。
そのため、コンボパーツが揃っている場合は基本的に"《ゼロ・ルピア》を先に出す"ということです。
《ゼロ・ルピア》を先に出すことによって、返しのターンに破壊されなければ次のターンに《希望のジョー星》を貼ってコンボを開始することで勝てます。
しかし、このデッキの赤色の採用枚数は《ハエタタ・チュリス》を採用した場合でも5〜6枚であり、先出し《ゼロ・ルピア》は容易ではありません。
そして、先出し《希望のジョー星》は負ける可能性も高くおいしくありません。
そこで使うのが"ジョー星ゼロルピア同時出しプラン"です。
どっちか片方を出すのが難しいなら、同時に出してしまえばいいというわけです。
このデッキは"アナカラー"という性質上、マナを伸ばしながら手札を整えやすいのが強みです。
相手より先にリソースを伸ばしつつ、《堕魔 ドゥポイズ》《「大蛇」の鬼ジャドク丸》で相手の先出し《ゼロ・ルピア》を咎めることで、確実にソリティアに入って勝利できます。
ただ、逆に6マナ貯められると先に同時出しされる可能性があるので、手札が悪いが《希望のジョー星》《ゼロ・ルピア》が揃っており、《希望のジョー星》を貼ってターンが返ってきたら勝てる場合は先出し《希望のジョー星》でお祈りをするというのも1つの作戦です。

⑨【ボルシャックワンショット】 対面:微不利~不利

このデッキには《ボルシャック・スーパーヒーロー / 超英雄タイム》が採用されているため、基本的には同時に出すか《ゼロ・ルピア》から出すかのどちらかになります。
同時出しの場合、手札を整えるターンを考慮して平均5ターンでコンボに入る【ジョー星ゼロルピア】に対し、【ボルシャックワンショット】も平均5ターンで《ボルシャック・英雄譚》を打つまたは《ボルシャック・クロス・NEX》を建ててゲームを終わらせてきます。
そのため、基本的には先攻をとるまたは相手を事故らせた側が勝ちになります。
安定感でいうと《決闘者・チャージャー》という最強ドローソース兼ブーストカードがある向こうが若干上であるため、気合を入れなければならないと思います。

8.改造案

■ ver.2 

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このデッキリストは除去力・色配分・回しやすさを考慮して改造したデッキリストです。
以下、改造理由・新たに採用したカードについて解説します。

なぜ改造したのか

最初に提示したデッキリストにはまだ弱点がいくつか存在していました。

1.《DG パルテノン》というフィールド系のメタカードに対する回答がない

2.色配分で青が過剰であり、一方で緑が他の色と比べて少なく単色も1枚のみである

3.ソリティア開始後《天災 デドダム》や《Disジルコン》でリソースを伸ばすため、一気に手札が増えるわけではなく、長期戦の場合は特に手札を10枚にするのが厳しい

これらを解決するために、フィールド除去と緑単色でリソースを確実に伸ばせるカード、山札を回復できるカードをそれぞれ採用していったのが上の構築になります。

新採用・枚数増量カード

《ハエタタ・チュリス》

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《DG- パルテノン》に対する回答札です。
色に緑を含み、2コスト以下ならなんでも焼ける《イッコダス・ケイジ / 種デスティニー》とどちらを採用するか悩みどころでしたが、赤単色で最低限《ゼロ・ルピア》の色になりつつ、《罪無 ジョイダム垓》で再利用も可能なこちらを選びました。
また、こちらはコンボパーツが揃っているときは0コストなのに対し、《種デスティニー》は呪文のため1コストは必要である点も採用理由の1つです。
ミラー戦においては、自身が《ゼロ・ルピア》を持っていない状態での相手の勇気の先出し《希望のジョー星》を叩き割ることができます。
しかし、色としてはやはり弱くフィールド除去しか役割を持たないため、1枚だけの採用に留めています。

《クリクリ・イガラーズ》

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《困惑の影 トラブル・アルケミスト》とは違い、4マナ時に《ゼロ・ルピア》から繋がる札が細いときに1マナ余らせながらマナに埋めた《天災 デドダム》etc.を拾うことができます。
さらには緑単色を補いつつ、マナに落ちた《困惑の影 トラブル・アルケミスト》を容易にケアできるため、今回1枚だけ新たに採用しました。
仮に《偽りの名 iFormulaX》が墓地に落ちたとしてもマナに送ることができるのも強みです。

《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》

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クロニクルで母数が増加する可能性のあった【墓地ソース】に対するメタカードであり、【アナカラーハンデス】対面などで墓地が増えてしまったときに山札を回復できるため採用しました。
青単色というのも優秀で序盤は色マナとしても機能します。
2枠採用していますが、環境を見て《ポクチンチン》《デスマッチ・ビートル》に変えても良い枠になります。

《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》

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《霧隠 テンサイ・ジャニット》とルーターの枠を削って今回増量したカードになります。
過剰な青の枚数を減らす・盾落ちケアを容易にする・除去の質を高めるという3点から採用しました。
序盤でも手札を減らさずに除去ができる、コスト制限がなく他にクリーチャーがいても除去できる点も大きな評価ポイントです。

《ニヤリー》

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緑単色がほしい、ソリティアをスムーズに進められるようにしたいという2点を解決できるのはこのカードしかいないのではと考え直したため、再び採用することとしました。
とはいえ、《希望のジョー星》への依存度は高いため2枚の採用に抑えています。
この枠も緑単色とソリティアの安定感が確保できる場合は他のカードに充てたい枠になります。

■ ver.3 

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ver.2よりも自分の動きに特化させたのがこの構築になります。
以下、ver.2同様に解説させていただきます。

作成経緯
ver.2では自分の山札回復のための《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》《ニヤリー》を採用することで、《偽りの名 iFormulaX》での特殊勝利がしやすいように改造しました。
しかし、それがデッキパワーの低下に直結していることも間違いないと感じました。
そこで、このデッキの"フィニッシャー"を見直すことで、より力のあるデッキに仕上げることができると考えました。
そして完成したのがver.3になります。

■新採用カード

《水上第九院 シャコガイル》

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このデッキの新たなフィニッシャーです。
《偽りの名 iFormulaX》よりもコストが重いため召喚のためにマナを伸ばさなければなりませんが、一度召喚してしまえば山を掘るだけでいいので比較的簡単に勝利できます。
アナカラーの"山を掘ってマナや手札を伸ばすことが容易"という性質とも噛み合っているため、《偽りの名 iFormulaX》に代わって1枚採用しました。

《桜風妖精 ステップル》

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このカードを採用することで、《水上第九院 シャコガイル》の召喚のためのマナをつくりやすくできます。
また、このデッキは3コスト帯にクリーチャーが集中しているため、序盤はどうしても0コストで1マナをつくれるカードが必要です。
《桜風妖精 ステップル》はその役割を果たしつつ、《堕魔 ドゥポイズ》etc.で破壊することで墓地に必要なカードを落とせる緑単色という強みもあるので採用しました。
他にも採用したいカードがある、青緑黒のカラーバランスをとりたいといった観点から2枚に採用を抑えました。
初動をきっちりとりたい場合は増やしても良いカードになります。

枚数増量したカードについて

今回増量したカードは《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》,《Disジルコン》になります。
今まで少し難点があった盾回収能力をあげつつ、除去能力・山を掘る能力を高めるために増やしました。
地域の特性で【墓地ソース】が多い、【ドギラゴン閃】が多い等といったことがあれば、《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》《ポクチンチン》,《デスマッチ・ビートル》に変えてもいい部分になります。


■ ver.4 

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■作成経緯
調整の結果、【赤緑ボルシャック】系統のデッキがver.3までのデッキではきついと判明し、そこでデッキパワーを落とさずに勝率を上げられないかと考えました。
その方法として

①メタカードを採用する

②2→4→6の動きを安定させる

の2つがあげられました。
①を試し、《デスマッチ・ビートル》《Q.Q.Q.X.》など刺さりが良いメタカードを採用した結果、《赤緑ボルシャック》は確かに最大限の動きを発揮できていませんでした。
しかし、《ボルシャック・クロス・NEX》を9マナ貯めて出されるのがキツいこと、メタカードを出すと手札が減るため自分の動きが安定しないこと、対面によってはメタカードが腐ることから②を検討することにしました。
②を試した結果、以前より動きが安定して他の対面もより勝率をあげることができました。
そのリストがver.4になります。

■変更点

今回は枚数の増減だけ行ったため、文章で簡潔に説明します。
まず、このデッキは2の動きが以前まで6枚しかなく、2→4→6の動きを取れないこともよくありました。
そこで、《桜風妖精 ステップル》を増やすことで初動を安定させることにしました。
逆に減らしたカードは《堕魔 ドゥポイズ》,《ゼロの裏技 ニヤリー・ゲット》になります。
それぞれ、現環境で除去する必要のあるメタカードが少ないこと、《希望のジョー星》への依存度が高いことから減らしました。
しかし、黒マナ確保のために《堕魔 ドゥポイズ》ではなくほかの枠を変えるのもありだなと感じてます。


■ ver.5 

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■作成経緯

【ラッカ天門】【赤緑ボルシャック】に対して有利がつくデッキが増加し、【赤緑ボルシャック】が減少した点

【ラッカ鬼羅.star】等の3ターン目にジョー星を間に合わせなければ勝てない対面が増えた点

地域的な特徴を踏まえ、以上の2点からデッキを改造する必要があると感じバージョンアップに至りました。


■入れ替えたカード

《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》,《桜風妖精 ステップル》《十・二・神・騎》に変更しました。
2→4→6の動きができないことが増える一方、《十・二・神・騎》によって3ターン目に必要なカードを持ってこられるのが非常に強いです。
また、【ラッカ鬼羅.star】等の対面においては盾1枚増やすことでリーサルを防ぎやすくなることもこのカードを採用した大きな理由です。


■ ver.6 (11月30日現在)

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■作成経緯

・環境が【ガイアッシュ覇道】【墓地退化】《アルカディアス・モモキング》が減ったことにより【5cザーディ】の母数が少し増えた点。

特に最近はやりのリストでは【ガイアッシュ覇道】がきつくいまいち勝ちきれないと感じ環境に適す構築にしてみました。

■入れ替えたカード

最近のリストでは固定枠になっている《∞龍 ゲンムエンペラー》《ゼロの裏技 ニヤリー・ゲット》を不採用にして《堕魔 ドゥポイズ》《罪無 ジョイダム垓》《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》を採用しました。

現環境だと最速ゲンム以外そんなに強くないと感じ、それなら一度ソリティアにはいったら止まらない方向性にした方がいいと思い今回の変更箇所に至りました。

個人的《罪無 ジョイダム垓》は1枚は入れ得だと思ってます。

皆さんも一度《罪無 ジョイダム垓》を入れてみてはいかがでしょうか?

今回のバージョンについてはなむたろう個人で考えたので質問がありましたら僕のtwitterまでお願いします。



9.あとがき


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それではまた次回の記事で会いましょう。
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