音楽作成とボーカロイド【331】
皆さんが日常で聞いている音楽、それらはどのような仕組みで出来ているのでしょうか?
今回は、それを含めて、音楽の作成過程でどのような差が生まれてくるのかを説明したいと思います。
1.音楽制作の過程
まずはじめに、音楽制作の過程について説明しようと思います。
と言っても、あまり難しいものではありません。作ること自体は音楽作成ソフトさえあれば誰にでもできます。
それでも、音楽制作がが難しい理由は主に
オリジナルの音源を作れない事、そして歌詞が思いつかない事、だと思います
そんなの簡単なんじゃ?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
音楽作れ、と言われてポンと作れる人はそうそういません。いたら適当な人か天才かのどちらかです。
なので作曲家などは思いついたフレーズなどをもとに、曲を作る人が多いと思われます。
作曲をする際に使われるソフトは、様々な楽器の音源がそろっていて自分が作りたい曲風に合わせた楽器を使って作曲することができます。
疾走感のあ、聞いていてリズムに乗ってしまう曲だったり、感動する思わず聞き入ってしまう曲だったりと、イメージだけで曲風が大きく変わってきますよね
また後者の歌詞が思いつかない、これは前者に比べたらそこまで問題ではないと思われます。
基本的に作曲は歌詞を考えてから曲が作られることが多いです。また、曲は作者の気持ちが込められたものだと僕は思っています。
なのでだほとんど作詞は自分が伝えたいことをそのまま歌詞としているもの、表現方法など以外では案外すらすらと出てくるものも多いと思います。
この二つの問題を乗り越えて、音楽は出来上がるのです。
それでは次に様々な曲の違いについて、ボーカロイド曲を題材にして考えていきます。
2.様々な曲風の違い
まず曲風についてです。先ほども説明した通り、作りたい音楽がどのようなジャンルなのか、それで曲は大きく変わってきます。
例えばこの「メルト」という曲。
恋をした女の子の曲ですね。甘酸っぱさを感じさせるような可愛らしい歌詞にマッチングした伴奏、いろいろな楽器を使用していてしっかりと聞こえてはいるが、決してミクの声を邪魔していないところがすごくいいですよね。様々な楽器を使っているのに騒がしさを感じさせない伴奏ですよね。
それに反してこの「ロキ」という曲。
ギターが特徴的なこの曲。どちらかというとメルトのような物語性のある歌詞が人気というよりは、少し中毒性のあるリズムがいいですよね。一度聞くと耳から離れず、つい口ずさんでしまうようなメロディーですね。聞いてる時も思わず首を振ってしまいそうな、そんな曲です。
このようなメインにする楽器やテンポでだいぶ曲風が変わってきます。
ほかにもこの「雨き声残響」という曲。
これはボーカロイド曲の中でも特徴的な曲で、伴奏のほとんどがピアノの音で構成されています。心にぐっとくる、少し考えさせられてしまうような歌詞だからこそ、ピアノだけの伴奏で悲壮感を漂わせているのかもしれません。
このようにメルトと雨き声残響のような物語性のある歌詞の曲でも、使われる楽器で大きく変わってくるのです。逆に言えば、音楽を製作する過程では、無限の選択肢があるといえるでしょう。
3.歌うボーカロイドの違い
ここまででは、曲風について説明しました。
しかし音楽制作の過程では、それと同等、、、もしくはそれ以上の重要さを含んだものがあります。
それが声です。
近年では様々な個性豊かなボーカロイドに次いで、歌い手と呼ばれる色々な曲をカバーする人も現れています。
今回は、そのボーカロイドの一部の説明とボーカロイドの違いなどについても触れていきたいと思います。
そもそもみなさんはおおまかなボーカロイドの歴史をご存知ですか?
最初に作成されたボーカロイドは初音ミク、、、ではないんです。
最初に発売されたボーカロイドは英国zero-G社が発売した、「REON」、「LOLA」というボーカロイドです。
その後2000年に日本でボーカロイドの製作が始まりました。
そして2004年、日本初のボーカロイド、その名も
「MEIKO」
え?まだミクさんは出てきませんよ。
そしてその二年後、日本で二つ目のボーカロイド、その名も
「KAITO」
日本初の男性ボーカロイドとして注目を集めました。
そしてついに待ちに待った2007年八月31日、この世に「初音ミク」が発売されました。
じつは初音ミクは初めてのボーカロイドってわけではないのです。
そしてそののち、「鏡音リン」、「鏡音レン」や、「巡音ルカ」、違う会社では「GUMI」や「IA」などのボーカロイドが名をはせたのです。
それでは音楽制作をするうえで、各ボーカロイドの特徴について「初音ミク」、「鏡音リン、レン」を例にして説明しようと思います。
まず、みんなおなじみ初音ミクさん。
ボーカロイドの中では一番有名な彼女は黒うさpの「千本桜」の影響が大きいのではないのでしょうか?
確かに彼女はオーソドックスな声でボカロp初心者にはおすすめなボーカロイドとして知られています。
しかし!彼女もしっかり個性があり、千本桜以外にも素晴らしい曲があることをここで知ってほしいです。
まずは先ほども載せた「メルト」。
初音ミクの可愛らしい声が曲に合っていますね。
このように可愛らしい曲もあれば、、、
「砂の惑星」
このようにかっこいい曲にも声が合っていたりと、、、
もうお気づきなのでは?
そうです、彼女の声はどんな曲にでもあうのです!!
これがミクさんの強みですね。
ちなみにこの砂の惑星を作ったハチp、またの名を「米津玄師」と言ったり、、、
次は「鏡音リン、レン」の二人。
鏡音リンちゃんは高音がとてもきれいなので高い音域を使う曲で使われます。
初音ミクに比べて可愛く、子供らしい声ですね。
例えばこちらの「炉心融解」。
高音…というかもはやその域を超えていますね…それでもきれいに聞こえるのはやはりリンちゃんならではだと思います。
他にも「難聴系男子が倒せない」
いや可愛いかよ
…おっと失礼取り乱しました。
このように地声(?)が入ってる曲もあったりします。
早口な歌詞もすらすらと歌えるのもボーカロイドならではだと思います。
あ、早口といえばこんな曲があったり…。
初音ミクの消失…ボーカロイドなら、こんなことも…できるんだよ…?(震え声)
まぁこれはかなり特殊ですが。
少し話が脱線してしまいましたので戻します。
まぁこのようにリンちゃんは音域が高かったり可愛らしい曲が多いです。
そして鏡音レン君。
彼はボーカロイドの中でも少ない男性ボーカロイド。
なのでもちろん低い声が得意ですが…まぁボーカロイド曲全般が音域が高いのでいや普通にたけぇじゃん!!ってなります。
比較的かっこいい曲とそれから…下ネタ系の曲が多いです。はい。
例えばこの曲「脱法ロック」
…言いたいことはわかります。歌詞の意味が分からない、大丈夫俺もわからない。
それでもどこか耳に残るフレーズですよね。
後はこんな曲「+♂(プラス男子))」
まぁ言わずもがな下ネタ曲ですね。
僕はこの曲好きですよ、はい。
かっこいい曲だったり男の妄想的な曲を作りたかったり、そういう場合はレン君が一番合っていると思います。
そして鏡音リンレンは同時期に出てるのでそのせいか二人のデュエット的な曲も少なくはありません。
例えばこの「おこちゃま戦争」
2人を兄弟のような立場で曲を作ったりするのが多いですね。
しかし公式ではこの二人は兄弟どころか血がつながっているなどの設定もないです。
まぁ理由としては二人がカップルという設定でも曲や二次創作を作れるようにするためだと思います。
このように二人で一つの曲を歌う時も、ボーカロイドだとらくらくにきれいなコーラスが出来るのです。
もしこの先ボーカロイドを買うとき、どの子にしようか迷ったときはこの記事を思い出すと選びやすいかもしれません。
そして最後に
4.同じボーカロイドの声の違い
先ほどボーカロイドごとに声の特徴があるといいましたが、実は一人のボーカロイドでも声が大きく変えられるんです。
例えばミクさん。
この「ハイドアンドシーク」という曲。
ミクさんがより一層可愛らしい、少し切ない声で歌っていますよね。
それに対しこの「君の神様になりたい」という曲。
男の子っぽい野太い声ですね。少しレン君の声のように聞こえますが、実はこれも初音ミクの曲なんです。
面白いですよねえ本当に。イメージ的に言うと声をスロー再生にすると声が低く聞こえますよね?あんな感じです。
こんな風に一人のボーカロイドでも意外といろいろな声が出せたりします。
音楽を製作するうえで、知っておいて損はない情報ですね。
5.最後に
これで僕のボーカロイドについての説明は以上です。
皆さん楽しんでもらえたでしょうか?
動画が多かったので全部聞けなかった人が多かったかもしれません。
暇な時に聞いてもらえると光栄です。
この記事はボカロを作る時に参考にしてもらえると嬉しいです。
まぁボカロが好きな人にとっては常識みたいなことしか言ってませんが。
ボカロをあまり知らない人でも、この記事を読んで興味を持ってもらえたら光栄です。
これ音楽作成についてって記事なんですけどね、そんなこと言われても自分の好きな歌詞をオリジナルの音楽に合わせて歌うってだけでそんな深い説明ないですからね()
没にならないことをただ祈るばかりです。
それでは長い話も苦手なのでここらへんで切らせていただきます。
それではまたどこかで!!
と、そのまえに
おまけ
あまり知られていないけどすごく魅力的なボーカロイドを少しだけ紹介します。
…少しだけですから。
音街ウナ
少し幼いけどとてもいい声をしている女の子です。
「never」feat.歌街ウナ
歌詞は少し切なく、心に来る曲です。とてもいい曲なので聞いてみてほしいです。
そしてもう一人
猫村いろは
普通より少し低めな声が特徴的な猫村いろは。
僕的にはかなり大好きな声です。
「狐の少女と鈴の音」feat.猫村いろは
とってもいい曲ですマジで。
なんで伸びないのか不思議でならないです。
ちょっと切ない狐の少女の曲です、ぜひ聞いてみてください。
それでは今度こそお別れです。
また、どこかで会いましょう!!