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③自分らしく、楽しく、英語の勉強ができますように。

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話はちょっとさかのぼりますが、大学生時代。
留学した後、それまでに抱えていたコンプレックスはほとんどなくなっていました。

留学するまで、私は自分が日本人であることに恥ずかしさを感じていました。いわゆる、アジア人コンプレックスもありましたし、
先の戦争で日本は「悪の枢軸国」だったということも負い目でした。

いわゆる「自虐史観(※あくまでもカッコです)」による
平和教育が悪かったとは決して思っていませんが、
自分にとって歴史教育が、日本はどうしようもない国だなという気持ちの
一因になっていたことは確かです。

けれども不思議なことに、私が外国で出会った人たちは、
みんな日本のことが大好きでした。
そして私が日本人だというだけで、みんな親切にしてくれました。

もちろんアジア人蔑視は存在しており、
ヨーロッパの田舎では冷たい目で見られることもありましたが、
それはむしろ無知から来るものであることがよくわかりました。

今でこそ日本の良さを伝えるテレビ番組や記事が多くなりましたが、
当時はそういう情報があまりなかったのです。

留学して、「日本人でよかった!」と思うようになると同時に、
世界にはいろんな考え方の人たちがいることがわかりました。

悲惨な戦争をくぐりぬけ、自分の夢を生き抜いている人たちや、
周りの目なんて気にせず、障がいがあっても自分らしく生きている人たち。

どんなに小さな家に住んでいても、
幸せそうに家族みんなで暮らしている人たちがたくさんいました。

日本にいたら出会えなかったような価値観を持った人たち。
その人たちとの出会いのおかげで、自分の心に変化が起きました。

その人たちとの出会いのおかげで、
今まで自分が悩んでいたことが小さく思えるようになりました。

「自分は自分のままでいいんだ!」と。

留学で完全に価値観が変わった影響で、
その後、社会のレールから外れ、正社員という安定職を捨て、
不安定な会社やボランティア・NPOで働く日々が続きました。

社会や環境問題に取り組む中やりがいも感じていましたが、自己犠牲をしても現状はあまり変わらず、自分の無力さを痛感し、結局燃え尽き症候群になってしまいました。前記事でも書いたように、本当に自分が望んでいた仕事が何なのかわからなくなってしまったんです。

そんな中、英語の勉強を再開し、自分の得意なことをしているときがやっぱり一番楽しいな、せっかくやるのならば、自己犠牲ではなく、自分の得意なことで人に貢献していきたい、と思うようになりました。

紆余曲折ありましたが、
今、私が今している仕事は、英語の"learning design"です。

学校で教えている方法は、それが有効な人もいるけれど、
全員にとって有効な方法ではないのかもしれません。

学校の勉強がうまくいかず、成績が悪いことに心を痛めている生徒さんやそのご両親を見ていると、なんとかしたい!と思います。

学校の勉強や独学でうまくいかない人たちに、
その人なりの学び方をサポートしていく、コーチングしていくことが
私の仕事です。

本当に伝えたいことがあるとすれば、言葉には心があるということです。

英語の学習に行き詰っているなら、
そこに心を感じ取っていないからかもしれません。

私がリスニングができるようになったきっかけは、リズムでした。リズム・イントネーションには、何よりも心がある。もっとリズムで英語を学ぶことが当たり前になれば、多少文法は苦手でも、リズムで英会話のパターンを覚えちゃえば、もっと英語がたのしくなるんじゃないかな?そんな風に考えながら、英語を教えています。

みなさんの英語が上達し、みなさんの夢がかないますように。
そして、誰もが自分自身でいられますように。

「なみのリズム」をよろしくお願いいたします。

Live out your dream,
アサコ

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