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【余裕と価格のバリア/アマン東京】


身の丈にはとても合ってないんですが、せっかくなのでGotoに乗じて勉強に行かせて頂きました〜🏃‍♀️

適正価格とは何か、高価格とは何か、適切な価格設定とは何か、そんなことをたまに考えているのですが、今回はその辺りの話題とリンクしました。
本当、適正な価格設定って何でしょうか。。。

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結論から言うと
全てにおいて"余裕"と、
"価格のバリア"を感じる滞在でした。

当たり前に全てが整ってて、余裕があって、質がいい。


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でも質のいいアメニティや寝具を揃えた宿なら、日本にもたくさんある。
特別何か凝った所があるわけでない。何か熱く主張する特別なメッセージ性も、強い信念も感じない。

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適正な価格設定とは何か、高級とは、高価格とは、一流とは何か、日本の宿は価格競争から脱却できず、むしろコロナ後にさらなる競争も見込まれる。価格設定については、よく社長との議題にあがります。

また私は将来、日本を世界の富裕層や長期滞在層から選ばれるディスティネーションに整え、リピーター化させたい、という壮大な野望があります。

値段の話ばかりして品がないんですが、決して将来ぼったくり宿をやりたいわけではなく、ただ、日本の観光業全体の安売り感からの脱却の糸口を探したいわけです。


そんなこともあって、まぁまずは純粋に滞在を楽しめば良かったんですが、朝食(とっても美味しかった)を頂きながら
「高級な宿とは何か?」
「適正な高価格とは何か?」
「どこで感じさせるか?」
「ぼったくり感との違いは?」
「それを維持できるポイントは何か?」
「そもそも高ければそれでいいのか?」
「もし自分が宿を営む時、高価格を維持できれば、どんな人でも来て欲しいか?」
そんなことを色々考えはじめてしまい、混乱して頭の中が疑問符がたくさんになってよくわからなくなってました🤦‍♀️笑

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でも帰って社長にその話をしたら「あそこは外国から来た要人やビジネスマンが1週間泊まるような為の場所だよ」と言われて、やっと腑に落ちました。

接客の安心感、客室の広さ、あつらえ、そろえているものの品質、全てが言わばアマン品質、なんでしょう。そしてここに来る人たちの日常のスタンダードと、一致しているんでしょう。

例えばスタッフさんの説明にかける時間や動きに、空間の使い方に、水やルームサービスの飲食類に、当然の余裕、みたいなものを感じる。

アメニティや備品類に、当然の質の良さを感じる。

チェックイン時のロビーではお琴の生演奏。着いて早々、本物で五感を刺激する。

印象的だったのは浴場のミネラルウォーターの量と、補充されてた雷おこし。

それと外国基準のせいかお部屋がちょっと広い。そして、どこも静寂が保たれていた。

大浴場は25個くらいロッカーがあったけど、コロナの人数制限で5人まででした。
そもそも25人も一気に入ることってあんまりないだろうと思うし、本来それだけのキャパがある中で5人ということは、予約殺到のGoto期間中も稼働数を制限していたんじゃないかと思う。

それでいて画一的ではなく、ちゃんと"アマンのTOKYO版"という感じが、お風呂や茶菓子、インテリア、朝食など随所から感じられた。確かにこれは全拠点回ってどんな風に地域性を表現してるか、見てみたくなる。

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せっかくだからAmanにロイヤリティーと敬意を示したくなって、帰りにロゴ入りTシャツを買ってみたいと思いました。しかし5千円くらいかなと思ったら1.5万円くらいして、泣く泣く諦めました…。ロゴTはここでしか買えないけど、肌触りだけで言えばユニクロと変わらない気がしちゃって、さすがに身の丈にも合わないので引きました。。。
アマンではブランドという言葉を一度も目にしなかったけど、この衝動をさりげなく生み起こしてしまうのが、"ブランド"たる証なのかもしれない。

何にせよ、一流とかブランドとか高級というものを解するには、まだまだかかりそう。。。

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