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詩、短編小説、言葉集。

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#短編小説

あの頃

あの頃のこと、覚えてる? なんのこと あの頃だよ いつ? あの頃! あの頃、、と言われたっ…

7

夢の花

夢の中、花が香るよ。 手のひらに水、目に見えない汗 何故、掌は、変化する 橙色の花が、黄色…

5

つまりは、

人はいつ死ぬか分からない 別の言い方をしてみよう 人はいつでも死ねるんだ どちらの言葉で…

5

心温まる想い それは人により形は違うのだろう 私は感じたよ 例えそれが他には共感し難い形…

5

涙を咲かす。

自分の涙を貴方はどこまで感じたことがある よく『夢は叶えるためにある』と言うものだが 『…

10

にんげんせい

導かれるままに人間性 惹かれる心に人間性 高鳴る鼓動が人間性 感性と理性と人間性 目の前の…

2

手の中には。

ある日のこと 手の平から芽がでてきた とても痛い、 どうすることもできず、 ただそっと撫でるように触れてみる 突然現れた芽、そして痛む手の中。 痛む、どんどん芽が成長してきている気がする どうしたらいいんだろうか… 痛む手の平、開いても、閉じても。 けれどいつの日か、その芽に愛着を持つようになった 手を広げれば、そこにいるのだ。 芽が成長し、蕾となった 痛みは増すばかり、けれども 共に、生きている。 蕾が開く 激痛と共に、のたうち回った。 激痛に耐え

希み、望む、

何を希み、何を望む 眼に映っているのは、一体なに その先に その眼に光るものは、日差しの…

4

あなたはだれですか

あなたはだれですか そういうあなたは、だれですか わたしは、あなたかもしれません それな…

6

入らぬ心

2

笑うのは、簡単じゃない

お笑いを見て笑うのは簡単だ だけど、毎日笑うのは、簡単じゃない 心とのやりとり 毎…

3

海色

大地の広さ なんて小さな自分だろう 当たり前だ 海の広さ いつかは大地も海色になるだろう…

5

『さむいね、』

寒い寒いと、凍えては 何も動けず、透き通った氷越しに、日の日差し 寒いから、身体を温…

3

「心」は、語ってはくれない 「心」はただ、私を見つめている 「心」は、すでに感じている 「心」は、ただただ、私を見つめている 「心」は、私を責めるわけでもなく、ただ、待っている 「私」が、振り向いてくれるのを、ただ、待っている 「心」は、私を、待ち望んでいるが、 「私」に、全てを委ねている。 「心」は偉大であり、寛大であり、 「私」を、常に信じている。