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大好物

些細だけど確かな幸せ

最近流行ってる言葉だよ、といつか韓国人の留学生の友人に教えてもらった言葉のひとつだった。

確かな幸せ。確実な幸せ。

この言葉を知った時からずっと、ことあるごとに思い出す。
幸せだなぁと思ったその瞬間も、しんどい時も、悲しくてやりきれない時も、お腹がいっぱいであんまり頭が働かなくても、何かを選んで何かを選ばない時も。

「確かな」幸せが何かまだわからない。
でも「あのとき、このとき、確かに私は幸せだった。」
と思うことはたくさんある。

話さないと、書き残さないと忘れてしまう私が
いつかの私のために残しておく「好き」「楽しかった」「嬉しかった」の羅列です。


ふてぶてしい猫。変わっていく空の色ただ見る時間。天井の高い場所。ばあばの家で朝出てくるフルーツヨーグルトきなこトッピング。窓を開けて寝る夜。晴天の麻婆豆腐。お母さんが作るタルト生地の残りで作ったビスケット。ふくやのロールケーキ。好きな本屋さんで延々と店内を回るとき。店内を何周もできるくらいの小さな本屋さん。とほん。芝生。姿勢のいい人。人のためにお茶を淹れるひと。人のためにフルーツを剥ける人。桃を煮るひと。くどうれいん。お腹減ってるの見透かされたとき。きのう何食べた?肌触りのいい布。かわいい眼鏡。お馬に揺られているとき。お馬と息が合うとき。お味噌汁ができたとき。ばあばのなんでもおむすび。いつか流行ったおにぎらず。よく使ってやわらかくなった布巾。パロサント。湖の淵をなぞるみたいな道。お出かけ先でのお昼寝。サービスエリアのそふとくり〜む。空腹の時のコンビニのアメリカンドック。マックグリドル。まぶたが落ちてくる瞬間。お寺のお香の香り。小さい映画館。猫がひとを信頼しているまち。漁船のエンジン音。屋根を水が伝う音。私が買ってたコンビニの塩おにぎり、買ってみたよおいしいねって言ってくれるひと。透ける青紅葉。歩きづらい石畳。鴨川。お父さんと食べた鎌餅。お父さんの運転。愛のスコール。飲むヨーグルト。炊き込みご飯。仕送りの箱開ける時。刺子の巾着。京都タワーを目印に歩く。奈良の鹿公園。それは鹿の奈良公園。なんかいいよねで全てが伝わる時。大きなユーカリの枝。おいしいお魚。そうだここ行こうよの思い付きが実現した時。直前で決まる旅の予定。味の素の餃子。お父さんの餃子。ばあばの餃子。



まだまだ続くよ。例の如く気まぐれ追記方式です。

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