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弁理士の日 記念 ブログ企画2021「知財業界での夢と希望」

こんにちは!
弁理士の日 記念 ブログ企画2021(Produced by ドクガク先生)に、東北は岩手県より参戦させていただきます。


(軽く)自己紹介

この企画に参加しておきながら、実は私…弁理士ではございません。
しかも4年近く、知財業務からも離れていました。

もともと岩手県生まれで、高校卒業まで岩手県にいました。
その後、大学で北海道、大学院で宮城県へ行き、最初の就職先は富山県のとある製薬会社でした。

ところが、諸々の悲しい事情が重なって、岩手県に戻ってきました。

知財業界に戻ろうと決めた理由

知財に興味をもつきっかけをくれたのは、異分野の研究職であった父でした。

J-Platpatによると、父が生前、出願した特許は11件、意匠は2件あります。

…そんなわけで中学生の頃から、ゲームの代わりに特許電子図書館(現在のJ-Platpat)をたたいて検索し、公報を何となく読む生活をしていました。

ところが、元号が令和になる1週間前、父が空に飛び立ってしまいました。

当時ドラッグストアでレジ打ち中心の仕事をしていましたが、正社員に上がれる見込みがなく、膝のけがも重なって、転職しようと決意した次第です。

その後、ある製薬会社の品質管理職に契約社員として採用になりましたが、長い投薬治療の副作用があらわになったこともあり、区切りの良いところで契約を切られてしまいました。

知識はあるけど、ブランクと副作用で技術が狂ってしまい、元に戻る見込みがあるかどうかもわかりませんでした。

「技術知識×事務」の世界なら、有効求人倍率の明らかに低い一般事務に真っ向勝負を挑むよりも行きやすいし、その後も長く働けると思いました。

真っ先に思い付いたのが知財業界だったので、いろいろなオンライン勉強会やYouTubeチャンネルにお邪魔しています。

私が見た知財業界

ルール違反をするような悪ふざけをする方がいないように感じます。

守秘義務等はもちろんありますが、法律をツールにお仕事されている方ばかりなので、正義感がある、というか…。

一見「そんなの当たり前でしょ?」と思うかもしれません。

でも、私にとってはそれが当たり前ではない環境にずっといたのです。

変な男性につきまとわれていた時期がありました。

本来ならば私に「大丈夫?」と聞く、あるいは何事もないように接するのが普通だと思います。

でも実際は違いました。

「好きで追いかける人の気持ちがわかるか?それを応援するのが普通だ!」だったのです。

その言葉が頭の中でワープして、仕事にも集中できなくなるくらい具合を悪くしました。

麻酔を打たれて閉鎖病棟に送り込まれたこともありましたが、その入院経験が「資格に挑戦する!」という目標を持つ気持ちにし、現在に至ります。

今まで、各種資格を取りましたが、その一つが「知的財産管理技能士」です。

「弁理士」に挑戦しようか悩んでいたときに、たまたま電話したら父が勧めてくれました。

父が亡くなって以降、正規社員の枠がないか、ネットに載っていない求人が知りたいと思い、職業紹介機関を訪れて、ニュースやCMなどで目にする言葉のレベルまで簡単にして説明しても「今までどんな仕事をしてきたのか」すら通じないという恐ろしい世界だったので、無理を承知で、東京のエージェントさんにお願いしている状態です。

一番驚いたのは、岩手県のハローワークのある職員の方が「士業って何ですか?」と聞いてきたことでした。

明らかに弁理士より知名度のある「弁護士」や「行政書士」などを挙げて、それならわかるか聞いたところ、その方はどれもこれもピンと来ていませんでした。

岩手県に戻ってきてもうすぐ4年。

病院に行って具合を悪くするくらい元気になりました。

コロナ禍になり、オンラインで居住地の距離関係なくコミュニケーションをとれるようになったので、全国各地に共通の話題で笑ってお話しできる、信頼のおける、心強い先生方に出会うことができました。

次第に「こういう方たちに囲まれてお仕事したり、生活がしたい。」と思うようになりました。

知財業界の方は、面白い方、厳格な方、疲れた方の3つに分かれるような気がします。

大半の方が岩手県以外の地域に住んでいます。

知財業界の求人も、残念ながら岩手県には1件もありません。

早く、具合を悪くする通院地獄から解放されて、みなさんの近くで法律に守られながらお仕事をし、人生を楽しみたいです。

それが現在の一番の希望ですね。

そして、どこかで弁理士に合格するのが夢です。

社会人になった瞬間に地獄に落とされましたが、知財という世界が私に夢と希望をくれました。

悲惨な目に遭い、引きこもってしまった方、全国にたくさんいると思います。

頑張ったら楽しい世界が待っていることを発信することで、そのような方たちが前に出てくるきっかけを作ることができたら、と個人的には思います。

最後に

ドクガク先生、私のような地方在住の凡人に快く参加許可をくださり、ありがとうございます!

noteの使い方もいまいちわからない状態ですが、今後もなにかしら利用できたら、と思います。

写真は、富山県に住んでいた頃、休日に「世界一美しいスターバックス」へ行ったときの景色です。

お邪魔しました!

#弁理士の日

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