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山﨑夢羽さん、卒業おめでとうございます【BEYOOOOONDS】

気持ちが上手く言語化できないまま繁忙期に入ってしまい、気づけばひと月ほど経ってしまったが。

6月27日、木曜日。BEYOOOOONDSから山﨑夢羽さんが卒業した。


以前noteにこんな記事を書いた。

山﨑夢羽さんが卒業を発表した日から、私はできる限りビヨーンズの現場に足を運ぶようにした。


ツアー仙台。
ライブハウスでハロプロのアイドルを見るのは初めてで、距離感の近さと熱量の高さに圧倒された。めちゃくちゃ楽しかった。久しぶりにこんなに声出した。まさに生きてる感覚がした。
夢羽ソロの赤いフリージアを聴くことができた。その姿があまりにも完璧なスーパーアイドルで、彼女はどこに出しても自慢できる私たちのスターだから、卒業は寂しいけれど、羽ばたいてからもずっとずっと輝いてほしいと自分の中で少し吹っ切れた。

ビヨフォニ神戸。
ビヨフォニへの参加は初めて。私自身ずっとオーケストラをやっているので、大好きなビヨーンズと大好きなオーケストラがこんなにも素晴らしい化学反応を見せるのかと泣いた。どうしてもっと早く参加しなかったのかと後悔した。ほのぴがビヨーンズになってくれたこと、こうして強みを活かして活躍してくれていること、奇跡だし感謝しなければならない。
きのたけが島倉名人になっていて寂しかった。

ビヨのス。
奇跡的に整番2桁を引き、目の前でビヨメンを浴びることができた。全員めちゃくちゃ可愛くて泣いた。フィロのスは初見で曲もちょっとしか予習できなかったけど、奥津マリリさんに目覚めた。
余談だけど、今までハロプロのアイドルを見る時はいつも単独コンサートで、ジャンプできるライブが今回初めてだったので、念願のDNAの大サビで飛べて嬉しかった。

5thシングルリリイベ。
2日間とも1部ずつ参加した。イオンでは整番1桁を引きまさかの最前観覧。楽しかったの一言に尽きる。
お見送り会にも初めて参加して、緊張で何も喋れなかった。無意識に俯きがちだったのか、夢羽が私のことを覗き込んで笑顔で「ありがとう!」と声をかけてくれて、泣いた。

個別。
ビヨの個別は初めて。最後に夢羽とチェキを撮り、思いの丈を伝えることができてよかった。全員めちゃくちゃ目を見て話を聞いてくれて、恥ずかしすぎて私の方から逸らしてしまった。ごめんなさい。

ツアー神戸。
さやりん凱旋。ツアー公演で凱旋に立ち会うのは初めて(ビヨフォニ神戸も凱旋だが、凱旋色は薄かった)で、生き生きとしているさやりんを見て私もなんだか嬉しくなった。ビヨメンの新たな一面を見ることができたし、きっとまだまだ私が知らないビヨメンの顔があるから、これからもずっと応援して知っていけたらいいなと感じた。

まえここバーイベ。
衣装があまりにも可愛くて衝動で申し込んだ。本気でゆはここイベをやりにきていたし、これまで2人が同い歳として積み重ねてきた信頼と友情をひしひしと感じた。ラストのゆはここファイナルスコールでちょっと泣いた。


そしてやってきた卒コン。
元々はライブビューイングの予定だったが、当日になって急遽現地へ行けることになった。私としたことがあまりに急すぎてカスタネットを持っていなかったが、この大事な日に手拍子で臨むのも甘えだと感じて(※あくまでも私個人の矜恃で、もちろん手拍子で楽しむ人も沢山いる)道中で購入した。
整番は真ん中くらいで、自分の身長ではステージはあまり見えなかったが、そんなことはどうでもよかった。夢羽が卒業するその場所にいたい、空間を共にしたいということの方が大切だった。

オープニング映像が流れ、緞帳が降り、トークボックスの煽りとともに灰toダイヤモンドのイントロが流れ始めた。頭のサビに入り幕が降りた瞬間、いきなり号泣してしまった。
全員お揃いの赤チェックの衣装。卒業するメンバーのメンカラ衣装をビヨーンズで見れるなんて。見る日が来るなんて。喜びと寂しさとが交互に押し寄せ、これが最後の11人の灰toダイヤモンドであることを噛み締める暇もなかった。

もうそこから涙腺が極限まで緩んでいたので、眼鏡の男の子の前の寸劇でなぜか泣いていたし、曲が始まってからも泣いてた。まさか眼鏡が泣き曲になる日が来るなんて、5年前は想像もしていなかった。
夢羽メモリーメドレー。私はちょうどビヨのメジャーデビューと同時期にハロオタになったので、研修生時代のことはあまり詳しくない。それでも、モニターに映る当時の映像とステージ上のメンバーを見比べながら、デビューしてくれて、アイドルになってくれてありがとう、という思いを噛み締めていた。

公演が進むにつれて、ビヨーンズとしての夢羽の残り時間がどんどん短くなっていることを実感していた。夢羽のソロパートを聴く度に、ここが夢羽じゃなかったら誰が歌うんだよ、と思ってしまった。こんなハズジャナカッター!のラストは?五七五の「ときめくのだろう」は?虎視タンの間奏は?
最後のDNAまでは本当にあっという間で、もう終わってしまうのか、待ってくれ、置いていかないでくれという焦りすら感じていた。


夢羽コールが明けて出てきた夢羽本人を見て、再び涙が止まらなかった。
純白のドレスに大きな羽。まさにその姿は天使のようで、美しく、眩しかった。

愛はまるで静電気の間奏で卒業メッセージを述べる姿は、今までビヨでの活動を通して積み重ねてきたものの集大成のように見えた。
「私の正しい青春はここだったんだ!と、胸を張って言いきれます!」と言ってくれて、一体どれだけのオタクが救われたことか。アイドルのオタクというのは結局勝手に他人の人生を応援し、勝手に理想像を押し付け、勝手に己の人生を仮託しているだけの存在であり、そんなオタクが肯定されるのはアイドル本人がその生き方を是とした時だけだ。この卒業コンサートという場所で、オタクが最も欲しい言葉をしっかり伝えてくれる夢羽は、やはり最後までスーパーアイドルだった。
夢羽がこのソロ曲を通して伝えたかったのはきっと「私を見つけてくれてありがとう」というメッセージだが、私からすれば夢羽自身が溢れんばかりの輝きを放っていたからこそ、見つけて応援することができたのだ。研修生になってくれて、アイドルになってくれて、ビヨーンズになってくれて、ありがとう。
次のOh!カンターレで、「向かい風も恐れない」と力強く歌い上げる夢羽を見て、この子ならどこでも大丈夫だな、と頼もしく思えた。

メンバー一人一人からのコメントは、今まで見てきたどのグループの卒業コメントとも違う空気感だった。グループが始まってから初めての卒業コンサートで、皆思いの丈がありのまま溢れ出していたような印象だった。みいみが「寂しい…」と零した瞬間、私も涙が止まらなくなった。
夢羽はやっぱりメンバーから見てもスーパーアイドルだったようで、うーたんの「私は入る前からゆはがすごいアイドルだってことを知ってたから、一緒に舞台に立てて嬉しかった」という言葉や、さやりんの「ゆはは私にとって憧れのアイドル」という告白は印象的だった。
その分、メンバーもこの卒業は転機になると考えているようで、桃々姫の「私もグループを引っ張る」という宣言はとても頼もしかった。くるみんの「私が夢羽みたいになる」という言葉は、夢羽がグループに与えていた影響の大きさを感じさせるとともに、彼女なりのグループに対する向き合い方への決意が滲み出ていた。
そして全員に関して言えるのは、皆それぞれ未来を見据えているということだ。


卒業が発表されてから、一度はその事実を受け入れ、今しか見れないビヨーンズを見れるだけ目に焼き付けようと前向きになったつもりだったが、卒コンが近づくにつれてどうしても寂しさが湧き出てくるのを抑えられなかった。今からでも卒業を撤回してくれ、と本気で何度も思った。
けど、公演が終わる頃にはとても晴れやかな気持ちになっていた。寂しい気持ちは事実だけど、夢羽がこの公演をゆはっぴーなものにしたいと思っていること、残る10人のメンバーが精一杯の力で夢羽の背中を押し、10人でその意志を引き継ごうとしていること、全部パフォーマンスを通して伝わってきたから。夢羽もメンバーも前を向いているんだから、オタクが後ろを向く理由なんてないのだ。

後からDマガを見たら、どんな卒コンにしたいかという話で「皆で赤い衣装を着たい」「研修生時代の曲を歌いたい」と色々な要望が出ていて、そのほとんどが実現していたことに感動した。メンバーもスタッフも最高の公演で夢羽を送り出そうとしているのがわかって、嬉しかった。

何度も言うが、夢羽もビヨーンズも、誰に紹介しても恥ずかしくない立派で素敵なアイドルだ。夢羽はどこまでも高く羽ばたける強い羽を持っているし、ビヨだってもっともっと大きくなれるはずだと信じている。数年後には互いに互いのことが自慢できる存在になってくれているといいな、なんていう気持ちが少しある。いやオタクからすればもう既にそうなんだけどね。


12人で始まったビヨーンズは、11人になっても続いてきたし、10人になっても続いていく。のんびり書いてるうちになんと新メンバーオーディションまで始まってしまった。
まだ10人のビヨは見れてないけど、今度はどんな輝きを見せてくれるのか、どんな進化を遂げてくれるのか、もう楽しみで仕方がない。

そして、山﨑夢羽さん。
ご卒業おめでとうございます。どこまでも夢に向かって羽ばたき続けるあなたのことを、これからもずっと応援しています。

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