スタフォニに行ってみた【2/10】

前置き

かれこれ7年ほどゆるゆると衣更最推しのトリスタPを続けている。
ずっと「キャストライブに興味はある…でも推しが出てないのに行くのは…」と躊躇していたが、予想通り推しは待てど暮らせど出ない。
ええいもう我慢ならない!俺だって噂に聞く朔間零不在増田俊樹出席をこの目で見たいんじゃい!ということで今回応募した。

声優が出演するライブ自体は何度も参加しているが、全て男性向けコンテンツのもので、女性向け現場(=男性声優が出演するもの)は今回が初めてだ。
いつも行くやつより現場の空気がキラキラしてて、まぶしかった。

注意事項だけ三点ほど。
・うろ覚え、不正確な内容もあるかも
・贔屓目アリ、内容の厚さは不平等
・キャストの名前はガンガン出す

演出のはなし

開場中BGM・OP映像

まず開場中BGMがオシャレでびっくりした。
出演ユニットの楽曲のピアノアレンジバージョン。この公演のために作ったというのをTwitterで見た記憶がある。
この時点でこれ…本気で世界観作りにきてるな…と覚悟を決めた。

からの壮大なOP映像。
クソデカスクリーンに各ユニットをイメージした場所?のめちゃ綺麗な映像が出てきた。全然うまく説明できないけど。
いつも行ってる現場ではOP映像で出演アイドルの写真がバーッと流れるが、アイドルの影など全く無くこれまたびっくりした。

スクリーン

5曲目の礼賛歌あたりで気づいた。
「あれ?真ん中のクソデカスクリーンって全然キャストのこと映してなくね?」

今回のステージは真ん中に一番大きいスクリーンがドンと置いてあり(これがご開帳するのにも驚いた)、両脇に小さめのスクリーンがあるという形だった。両脇のスクリーンではキャストを映しているものの、真ん中のものは全体曲を除き基本的にCG映像を流していた。
これだけで軽くカルチャーショックだった。これにキャストを映さずして何を映すんだ!?いつも行ってる現場ならありえない。
今日は演者力(えんじゃぢから)で戦ってるやつじゃない、全部ひっくるめて「ガチ」で空気を作りにきてる…ということを再度実感した。

ムビステ

こんなんあるなんて聞いてないんですけど!!!!!!
本気で驚いた。One with Oneの前にどなたかが「みんなの近くまで行っちゃうよ~」って言ってて、ふーんセンステ行くんだ~と思ったらステージぐおーんって上がって。予想外のところで喰らった人生初ムビステ。怖そう。
キャストがのぞき込んだりしてるの可愛いかった。
後の話とも被るがBelieve 4 leavesで使ってたのめっちゃいいな。多分MVの飛行船オマージュだよな。

曲中の演出

神永さんの殺陣、和太鼓や尺八の生演奏、早着替えクソデカ扇、ステッキダンスなどなど…曲中もユニットの特色に合わせて、これでもかというほど演出が目白押しで楽しかった。
初っ端VERMILIONで会場ど真ん中に城が浮かび上がってきてたまげたもんな。あれどうなってたんだほんと。最高だぜ。
個人的に一番好きだったのは礼賛歌でぞろぞろ出てきた謎の信徒(?)たち。ライブであんなに照明控えめにする勇気。信徒たちを引き連れて花道を歩くヴァルの二人がかっこよかった。

曲のはなし

麗しのナイチンゲール

全体を通して一番印象に残ってるというか、衝撃を受けたというか、とにかくなんかこう、この曲の何かしらで殴られた感覚がある。
曲自体が静かなのでめちゃくちゃ派手な演出とかはなくて、なのにというかだからというか、ただただその場の空気に浸っていた。
隣のお姉さんもペンラを振らずに聴き入っていた。私も双眼鏡を置いた。
楽曲、キャストのお二人、演出、あらゆる要素が絡み合って完全にヴァルの世界が出来上がっていた。
演出のはなしからずっと世界観~と言っていたが、その極地がこの曲だと思う。ヴァルの芸術をこの肌で感じられて、忘れられない一曲になった。

金色千夜夢舞台

そういう村で育ったので、初めてこの曲を聴いたときに「U、UO曲だ…!!!!!」と声が出た。
今回のスタフォニでまず間違いなくやるだろうし、久々に持つか…と思った矢先、UO禁止だと知り泣き崩れる私。
まあ普通にキンブレで色変え芸するか…と大サビで私が心のUOを折ると同時に、真向いのスタンドにひときわ目立つ金色の光が灯った。

U、UO折ってる奴いる!!!!!!!!!

本当にそれだけの話。もちろん曲は大好きなので十分楽しんだが、あまりにもUOネキ(ニキ?)の印象が強すぎて。レギュ違反観測万歳。

Melody in the Dark

この曲なくして今回のスタフォニは語れない。
他の楽曲はズ!!に入ってからの曲ばかり、即ちコロナ禍の曲ばかりで、コールなども手探り状態な印象を受けた。
そんな中で本編ユニット曲最後を飾ったこの楽曲。
イントロが流れた瞬間に会場中からあふれる悲鳴。割れんばかりの声で響くコール。

"""We are UNDEAD!!"""

間違いなくこの日一番の一体感だった。
キャストの方々も言っていたが、初参戦の自分も「これがあってこそのアンデなんだな」と熱量でわからされた。会場中がこれを待っていたし、キャストもその期待に応えるような、いや超えるようなパフォーマンスをしてくれた。
良いステージだった、ほんと。

キャストのはなし

朔間零、いたわ

基本的にあまりキャストにキャラを重ねて見ない方なんですけどね。
完敗です。完敗。朔間零、いたわ。

あまりにもライブの度に言われてるもんだから自分の中でのハードルをだいぶ上げていったつもりだったんだけど、軽々と乗り越えられてしまった。
二日間終わってからTwitterに上がった写真もとっても朔間零なんだけど、なんかやっぱあれだけだとちょっと足りないなと思っちゃって。実際の動きとか、そもそもの纏ってる空気感とか、そういうの全部ひっくるめて朔間零だったね。

私はとにかくSavage Love Affairのアウトロでモニターに抜かれた、左下からの煽りアングル顔アップ逆光朔間零feat.増田俊樹がどうしても忘れられない。色々うろ覚えになってきてるけどこれだけはまだ鮮明に思い出せる。

そして一番朔間零に殴られた(?)のがアンコールのデッドマンズ。
それまではまだ私の中の理性が耐えていた。まだ彼のことを増田俊樹として受け取る脳が1㎤くらいは残っていた。
ROCK ROARで海老反る彼を見て全部ぶっ壊れた。俺零だった。
荒い語尾も仕草もがなりも海老反りも全部俺零のそれだった。
朔間零がいた。
なのに曲終わってMCしてる細貝さんの後ろでピースする姿は増田俊樹なんだもんな。

もう何度も繰り返してるしこれ以上話そうとしても同じことしか言えないので、最後にもう一度言う。
朔間零、いたわ。

重松さん、可愛い

見出し以上の内容はない。重松さんが可愛い。
こんなにも可愛い地声をしていらっしゃるのに歌ってるときず~~~っとマヨイの声なんだわ。当たり前のようにやってるけど改めて声優さんってすげ~案件だった。
アルカにとっては初めての声出しライブで…と話しながら涙ぐんでいらして、こっちもウルっときてしまった。キャストがそれだけの思いをもって臨んでくださってることがわかると、やっぱり作品ファンとしても嬉しいね。

キャストとキャラ

前の内容と被るけれども、皆さんそれぞれ思いがこもったコメントをしてくださった。

広樹さんが「命を共にする(アイドル)」とおっしゃってたのがすごく印象的で。キャラと声優さんって絶対に異なるのにもはや不可分な存在で、そういうキャラに一番近い人が誠意をもって、寄り添って演じてくださってるのが伝わると、やっぱりなんとも表しがたい喜びを感じる。
天﨑さんも、前回のライブと今回でそれぞれ藍良の心情にリンクしつつ、自身も前回から成長できたことを述べて、「声優という仕事が大好きで、その仕事を通じて出会えた白鳥藍良が大好きで」とおっしゃっていた。

キャストライブのこういうとこが好きなんだよな、っていうのを久しぶりに感じられて、行ってよかったと思えた。

総括

めちゃめちゃ楽しかった!

とりあえずこの一言に集約される。3行前にも言ったけど、本当に行ってよかった。演出もキャストもファンも、あらゆる人たちの熱量の高さが感じられて、コンテンツとか関係なくシンプルに一つのライブとして最高だった。
と同時に、推しに関しては割り切ってるつもりだったのに、現地に行ったらやっぱり出演が諦められなくなっちゃった。

色々(本当に色々)あるけどやっぱりあんさんぶるスターズ!!のことが好きだな、アイドルっていいな、と思えたライブだった。
ただでさえ倍率高いんだし推しいないのに来んなって怒られるかもだが、また次も行きたいな。

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