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ちっちゃい辻堂 2022年 打合せ記録始める その前のはなし

現在進行中のワクワクする建築プロジェクトの記録をいきなり始めます!
と思っていましたが
少しだけざっくりゆるゆると、お話しすることにしました。

畑のニワトリ お散歩中

現在進行中のプロジェクトの建築場所は
海と太陽を感じる湘南辻堂駅が最寄りという立地です。
近隣2か所が計画地。
現場が二つということ、今は同時に計画を進めています。

ここは茅ヶ崎の海岸
2月のこの日はサーファーが多かった

建主で大家さん(石井光くん。以下 「光(ひかる)くん」 または、「大家さん」と呼んだりします)と私は、会員制コミュニティー農園(個性的なメンバーがそろうEdiblePark茅ヶ崎)のメンバーとして知り合いました。

EdiblePark茅ヶ崎の畑
集まる場所

計画を知ったのは4年前の畑(EdiblePark茅ヶ崎)を始めたすぐの頃。
光くん計画のコンセプトブックを見せてくれました。コンセプトブックがあること自体にまず驚きました。入居者さんや近隣の方、あるいは社会に向けて発信するためのツールです。
そして建築する建物は、環境に配慮した共同住宅といいます。
「環境に配慮した建築・・・ん?!」
2回めの驚き。
当時、有りそうであまり聞かない、とても良さそう、と私の頭の中で家の形がピカピカと点滅しました。

国立駅近く 緑化建築?!

光君の思う計画は、一旦中断していたようですが
時が来て…
昨年2021年計画再開。
私が初めて計画中の打合せに参加させてもらったのは去年9月上旬。
光くんにお願いして、建築計画の打合せを見学させてもらいました。

ちっちゃい辻堂 久根下
位置関係模型

計画を率いるのは、建築家 山田貴宏さんです。
山田さんにお会いするのは、今回のプロジェクトが初めてではなく
友人から誘われた建築中の土壁塗りのワークショップに参加したことでその機会を得ていました。
その時に「また良かったら、事務所に遊びに来てください」というフレンドリーな言葉をかけてくださるのです。私はうのみにして、素直に訪ねてしまうわけです。

ビオフォルム環境デザイン室

「環境に配慮した建築」について知りたいし、新築を建てるならそういうものを計画するべきなんだろう・・・という考えを私もふわふわと持っていましたから、そういったコンセプトのもとに、建築設計事務所が存在してると知ったとき、とてもうれしかったのです。

光くん         山田さん

山田さんが代表の設計事務所『株式会社 ビオフォルム環境デザイン室
まず、事務所名が清々しい。
新しいもの今まで使ってきたものの両方を、活かす方向で建築計画する。その先で建物とまわりの環境がずっと循環できるようにする、というところまで考えられている。
そういう建築設計事務所の在り方が、私の中でとても腑に落ちたのでした。

私の父親も建築を長年やっていますが、山田さんのような、こういうものをやりたかっただろうな・・・
今年の正月に実家に里帰りしたときに「ちっちゃい辻堂」の計画を話すと、
「そうかよ、大家さんと、設計者は、どちらの方なの?」と父、嬉しそうに興味深々。

私の実家は、豊かな庭とニワトリを飼い、休日は家庭菜園をやっていました。
ちょっとした池、手作りの藤棚、工夫された水場、緩やかな坂や花がいっぱいの花壇、高中低木の植え込み。大工道具がしまえるピロティの柱、キッチンからつながる畑。
雨水タンクも地中に埋めています。母からは不評ですが・・・
家から庭のその先は、ほどほどのご近所付き合いというものが当時は存在していました。
…このような環境で育ったことを、今よく思い出します。

2022年1月現在の実家 庭の畑

話は逸れましたが、幸いして、光くんのワクワクする建築プロジェクトの打合せに、2回目以降も参加させていただけることになりました。
参加してから4か月間・・・の経緯は、おそらく私を含め計画にかかわる方がいろんな方向から振り返ってくれると思っています。
計画は、実施設計に突入。
光くんの思いと、それを汲み取った共同住宅が形になっていく経緯を、私も学びながらお伝えできたら幸いです。

先日の打合せでは、ビオフォルム環境デザイン室も担当建築物ごとのスタッフが参加され、複数人数の打合せとなりました。
次回は、打ち合わせの様子をさくさく載せていきたいと思います♫

〚私について 自己紹介〛
半田 なみ(はんだ なみ)1971年千葉県出身
子供時代は、毎年夏休みの半分を父の故郷高知県の安芸で親戚と過ごし、海川で一日中遊ぶ。今日環境や循環、繋がりを意識する私のルーツだと思います。
現在、夫,大学生の息子と茅ヶ崎市で暮らしています。

主婦をしながら、建築関係の仕事をマイペースで続けている。
現在は、父の設計事務所(構造)と、別荘の計画が主のアトリエ設計事務所の2ヵ所で図面など手伝いをする。

畑は、会員制コミュニティー農園 EdiblePark茅ヶ崎に所属。
ある日、大人も子供も場所があるといいな、と妄想しながら散歩していると、何もないが可能性はあります!という感じの場所を発見。
今年で4年経ち、仲間が増え、野菜も場も人も影響しあいながら育っております。

最近読んだ本
・すべては森から
・一緒に冒険をする 

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