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COLOR

前回は全体の感想を書き連ねたので今回は演目毎に感じたことを。上手く端的にまとめられなくて長々書いてます。

①BLACK

開演前に何着か黒い服が掛かった枠があったのだけど、演目が始まったら服は消えて枠のみに。
おじいさんが入ってきて次々服を着替えていくのだけど、その度人が変わって若者になったり女子高生になったり…。初見の時は服を着替えると気分も変わる的な話かな?って思っていたのだけど、2度目見た時に次々変わる人達はこれから演目に出てくる主人公達だって気がついて脳内で感嘆の声が漏れました。服を着替える度鏡で身なりを整える感じ、実際舞台裏の前田さんはこんな風に身なりを整えてるのかなぁって想像して楽しんだりしていました。

②OP映像『A Parade Of Colors』

今までのソロ公演のOPは映像だけだったけど、今回は映像に合わせて前田さんがパフォーマンスする演出。しかも映像には過去のソロ公演+ミカンライブのモチーフが使われていて、初っ端から涙腺崩壊しそうになりました。
また見たいからOP映像YouTubeにアップして頂ければありがたいですm(*_ _)m

③『どうだ明るくなったろう』

最初出てきたおじいさんは、帰り際の人にお金握らせたり、玄関が暗いからとお金を燃やして灯りを作るようなちょっといけ好かないおじいさんだったけど、焚き火した時に回想に出てきた幼少期のおじいさんはお菓子を満足に買えないくらい貧乏で。だけど、焼き芋は大きい方をお友達に渡せるような心優しい子で。お金で人が変わってしまったのかなぁって複雑な心境になりました。ただ、最後に焼けた家から自分の靴を取り出す時、焼き芋を取り出した時のように火バサミ(かな?)で取り出してる姿を見て、この火事をきっかけに、今の金に物を言わすような性格じゃなくて子どもの頃みたいな優しい性格に戻ってくれたら良いなぁなんて勝手に思ったりしました。

④『取り調べ』

警官と犯人の面白やり取り。
最初は万引き。カバンに色々入っていてこれは万引きだろうと詰め寄る警官に、これはたまたま万引きを見つけたので追いかけたらカバンを取り戻せたので返すつもりでした。と犯人。万引き犯を追いかける前に自分の買い物カゴを店内にしっかり置いて行く様子とか芸が細かいと思いました。次は下着泥棒。警官の回想でブーメランパンツをブーメランにした所ツボ(笑)犯人は落ちてきたから洗って返すつもりだったと言うけれど、知らない人に下着洗われたら恥ずかしいよ…。3つ目は札束が沢山入っていて銀行強盗?となる場面。これは強盗ではなく無き父?祖父?のタンス預金ですって。亡くなる時の身体中から血を吹き出して死ぬ感じ、漫画チックで面白かった。札束の入手方法で貰い泣きした警官に返された犯人の、こんな話信じるなんて頭おかしいんじゃない?って表情が小賢しい感じしたし、実は警官が札束1つとブーメランパンツをくすねていたってオチが秀逸で楽しかった(笑)
ちなみに私の中でこの2人は赤塚不二夫さんの漫画に出てそうなキャラのイメージです。

⑤ゲストソロ 小山修人さん
『BAR』

BARに不慣れな感じの男性。
きれいな女性が現れて、お酒を机に滑らせて渡したかったのに失敗しちゃう感じとか、隣に座ろうとしたら椅子が動いて低くなっちゃうとか、ちょっとこういう人居そうかもってクスッとなった。そしてマジックで女性の気を引く感じ良く見るようなシチュエーションな気がするけれど実際はどうなのかしら?(笑)せっかく良い感じになれたのに、女性を先に出してお会計している最中に別の女性に惚れてついて行っちゃって。なんだコイツ((ʘὢʘ)☞って思ったらその方はおネエな方で。お昼の時は何とか逃れてお店から出ようとしたら先に口説いた女性がいてビンタ食らうオチで、夕の回ではおネエな方にそのまま連れていかれちゃうオチだった。どちらのオチも欲をかくと結局は上手くいかなくなるという教訓かなぁと思いました(笑)

『ハンドマイム』

前回Wの公演の時に拝見した際にも思ったのだけど、修人さんの手は命が宿っているというか、常人の手の動きでは無いと思うような滑らかな動き。その動きで生命の輝きを表現するのカッコ良いと思いました。
全てカッコ良いけど、特に海の生き物たちがお気に入りです。
また見ることが出来て嬉しかった(*^^*)

長くなってしまったので続きます…。