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NFTマーケットまとめ

国内外のNFTマーケットはさまざまありますが、主要なところ以外のニッチなサイトも含めてまとまっている記事があまりなかったのでこちらにまとめてみます。各サイトは実際に使ってみたりしながら記事の内容にメモを追加する感じで更新していく予定です。(2021/09/01 時点)


■ 海外のサイト

OpenSea

世界最大のNFTマーケットで老舗中の老舗。イーサリアムのブロックチェーンで制作されたNFTの取引が対象となってます。通常のNFTマーケットと違い、出品自体は初めての取引以外は無料で行えることから、アート作品からトレーディングカードなど、ありとあらゆるNFTが揃っています。その反面、最近ではNFTの高騰に乗じて、とりあえず登録しておけばワンチャン高値で売れるかも、というクオリティの低い作品が多く出回っている印象。

https://opensea.io/


Rarible

Openseaに次ぐ大手NFTマーケット。Openseaと違い、ゲームアイテムは取り扱わず、アート作品に特化しているそうです。ここは審査不要で作品を登録できる反面、複雑なスマートコントラクトを採用している関係で取引にかかるGas代が他と比べて高くなりがちとのこと。実際に買い物をしてみましたが、作品数が膨大な割に細かくカテゴリを検索できるようにはなってないので、ブラウズしながら素敵な作品との出会いを待つというよりは、誰それの作品などある程度目的を持って検索するのが良さそう。


Foundation

招待制のNFTマーケット。既存のユーザーからの招待でしかNFTの販売ができない反面、出品されている作品のクオリティはとても高く、値付けも比較的高めなのによく売れるそうです。サイトのUIも直感的で、検索もしやすく、見ているだけで楽しいマーケット。


SuperRare

デジタルアートに特化したマーケットで、作品審査があり、そのため出品されている作品はFoundationのようにレベルの高いものが多い印象です。特徴として、一度購入した作品を転売する際にも取引額の3%がクリエーターに還元される仕組みがあります。アートブログを見ているような気分にさせてくれるマーケットです。


MakersPlace

特に美術品に強いマーケットで、NFT過去最高の落札額約75億円で落札されたbeepleのデジタル作品 "Everydays The first 5000 days" の販売をクリスティーズと共に仕掛けたNFTマーケットです。決済方法もETHの他にクレジットカードでも購入ができるので、暗号資産ウォレットに馴染みがない人でも購入しやすいです。


Enjin MarketPlace

Enjin MarketPlaceはENJコインを発行しているEnjinのNFTマーケットです。ゲームアイテムに特化していることが特徴で、独自のブロックチェーンJumpNet経由の取引はGas代が無料になることもあって、複数のゲーム会社で採用が進んでいます。対象のゲームをプレイされる人向けのマーケットです。


Nifty Gateway

トップクリエーターやセレブリティが多く参加するマーケットです。パリスヒルトンやエミネムなどの著名人がNFTを発行、販売した実績があります。クリエーターとして登録するには審査が必要ですが、一般の人でもETHとクレジットカードで売買可能。特徴として、NFT作品のすべてがNifty Gateway上で管理されているため、サイト上での作品の売買でGas代がかからない仕様になっています。


NBA Top Shot

NBAのデジタルトレーディングカードに特化したマーケットです。NBAの試合における、印象的なシーンの短い動画をトレーディングカードとして販売しています。NBAそのものの人気も手伝って、ブロックチェーンゲームの中では利用者数一位を獲得しました。ETHではなく、FLOWという新しいブロックチェーン上でサービスが構築されています。


■ 国内のマーケット

nanakusa

国内のNFTマーケットとしてまず名前が上がるサイトの一つです。「株式会社スマートアプリ」が運営していて、公認のアーティスのみが一次流通で作品を販売することができますが、二次流通は一般会員でも売買が可能です。シンプルで見やすいサイトの反面、アーティストも作品もまだ少ない印象です。


TOKENLINK

ETHではなくIOSTチェーンで取引されるNFTマーケットです。株式会社プラチナエッグが提供するゲームアイテムの購入やIOSTベースのNFTアイテムが売買できます。現在販売されていのはほぼ自社プラットフォーム向けのゲームアイテムのみ、かつメジャーなETHチェーン上ではなくIOSTチェーンで取引されるアイテムということもあって、流動性は低そうです。


LINE NFT マーケットβ

LINEが提供するNFTマーケットです。LINE独自の暗号資産LINKを使ってやり取りするNFTになります。LINEのアプリ内で閲覧と購入が完結するので、LINEが発行している通貨ということもあって他の通貨より安心感があります。企業や芸能人とタイアップした作品などが今後期待できることなどが期待できそう。現在利用申請中。


The NFT Records

エイベックスが開発したNFT基盤上に構築された音楽専門のNFTマーケットです。ミュージシャンのオリジナル音源や写真、ライブ映像などのNFTを購入できるプラットフォームを目指しているそうです。確認した時点で登録されているアーティストは一名のみですが、見やすいサイト構成となっていて今後に期待しています。


Coincheck NFT

ゲーム内アイテムの売買を目的にしたNFTマーケットです。"CryptoSpells"、"The Sandbox" などのタイトルに対応しています。オフチェーンでやりとりするため、売買にかかるGas代が不要となっていることが特徴。現在利用申請中。


miime

これもCoincheck社が運営するNFTマーケットです。Coincheck NFT βとの棲み分けは現時点で不明ですが、こちらはすでに正式稼働しており、ゲームアイテムのNFTの取引を専門に、相当数のアイテムが出品されています。現時点で12タイトルのNFTゲームに対応しており、これらで使えるアイテムであればOpenSeaに出品されているものもmiimeから購入が可能です。


Rhizomatiks

アーティスト集団であるライゾマティクスが運営するNFTマーケットです。基本的には彼らが制作した作品をオークション形式で直販する形になっています。現在はすべてのオークションが終了した状態ですが、どれも素晴らしいクオリティ、そして高額な落札金額となっています。


NFTstudio

イラストレーターの作品を中心としたNFTマーケットです。ブロックチェーンはPolygonを採用。クレジットカードで購入できるので暗号資産初心者でもわかりやすそう。サイト構成も見やすく、国内のサイトの中では比較的規模が大きいです。


Dali

ブランドアイテムのデジタル所有証明書をブランド品と紐付けて販売し、好きな時に証明書NFTとブランドアイテムを交換することができるサービスです。デジタル所有証明書は個人間で売買することも可能なので、現物を介さず商品のやりとりをすることができます。


LimiteT

アーティストやタレントなどの著名人がファンに向けてオリジナルの限定NFTを発行することができるサービスです。NFT recordsと方向性は似ています。現在立ち上がったばかりなので、今後の成長に期待しています。


conata

"Conata"はイーサリアム上で発行されたNFTをバーチャル空間上で展示、販売することのできるバーチャルSNSです。購入したNFTを販売する個人ギャラリーをデジタル上で持つことができるような感じでしょうか? デモ映像を見てると、小さな空間に作品が所狭しと並んでいてとても楽しそうなサービスです。近日中に使用してみてレポートしたいと思います。


HABET

UUUMグループのFORO 社が運営するnftマーケット。著名人やインフルエンサーのデジタルトレーディングカードを発行、売買できます。ブロックチェーンはHAZAMAを利用しており、nftの発行手数料0円、購入もクレジットカードから行えるなど、初心者に優しい仕様になっています。


番外 : Muscle Top Shot

筋肉です。トレーニングジムのプログラムと紐づけて、3ヶ月のプログラム修了後の自分の肉体を撮影、NFTトレーディングカード化してプレゼントしてくれるそうです。マーケットじゃないですね。すいません、おもしろかったので載せました。


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