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音無むおん1stワンマンライブ『六音無限大』現地参加レポ

6月9日。音無むおん誕生日。そして自身の1stワンマンライブ当日。

朝9時30分頃に家を出発。電車を乗り継ぎ15時頃に東京駅着。遠方民にとって移動に5時間はお手の物。東京に来るのは2019年の夏コミ以来だったけど、時間帯ということを差し置いても駅構内は閑散とした印象で驚いた。これもご時世か。

16時ホテルチェックイン。腹ごしらえとモンエナをキメて、ライブTシャツ、6onキャップ、6onマスクを装備。時間としては余裕だったけど居ても立ってもいられず、会場へ出発。

17時40分ころ恵比寿クレアート着。クレアート前の柱や壁に大きな六音無限大のポスターが掲載されていて、いよいよ期待が高まる。

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【け】さんとSifarさんのフラスタ。とっても華やかで綺麗。

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僭越ながら、私もフラスタを贈らせて貰いました。短い準備期間にも関わらずご対応くださったはなしごとさん、ありがとうございました。

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18時より入場。人生で初めてのライブハウスにテンションが上がる。ステージに設営されたモニターを見て、今からここにむおんちゃんが来るのかと思い更にテンション上がってもう落ち着かないったらありゃしない。あとこのモニターの発色がすごく綺麗。ポジションはもちろん最前列で。

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以下、ライブ中に感じたこと、ライブ後に考えたことなどを交えながら。それとライブ中の写真はないです。それどころではなかった。あとシステムや技術的なとこは本筋とは違うので割愛です。


初手、霹靂は予想はしてたけど予想以上の生バンドの迫力とむおんちゃんのロックに進化した熱唱にいきなりアクセルべた踏みで全力全開になって、続くロックモードでエンタスライブやんけえええうおおおお!!!って冒頭から楽しいが振り切ってた。

昨年のエンタスライブでの霹靂に一目惚れした身としては、記念すべき最初のワンマンライブの最前列で、それも初めてのライブハウス生バンドで霹靂が聴けたことに感激して感激して、1曲目からしてこのライブに来てよかったって思った。

社会情勢もあってライブハウス内では大声は出せなかったけど、たぶんペンライトからタリラタリラってメッセージが出てたと思う。それくらいぶん回してた。

そしてロックモードからのCall meがきた時、それ来るぅうう…!って自分も含め何人か仰け反ってた。ここからがすごくて、Call meが元から持つ重厚なサウンドが生バンドでさらにゴリッゴリに強化されて、体の隅々まで響き渡って、すごいを通り越してゾクゾクした。あ、俺やべえ空間にいるって今更思った。

いままでいろんなライブで歌われてきたCall me。今度はどんな表情を見せてくれるんだろうってワクワクしてたけど、歴代最高に情熱的で超ロックに仕上がってて最高に格好良かった。

でもMCは普段のむおんちゃんで、元気で可愛くて、ずっとニコニコしてて、加熱されて尖ったハートが柔らかくなる感じがしてとっても癒やされた。

あの日君が描いた夢は王道の格好良さとノリの良さもさることながら、ギターから歌から、ライブで元曲を超えていくのがすごくワクワクして楽しくて、無我夢中でペンライト振るった。

そしてやってきました。お待ちかねのメタルタイム。Die Another Day。もうみんな狂ってたね。ヘドバンしすぎて首がもげるかと思った。生バンドでDADはもはやドラッグだよ。誰だこの曲を作ったのは!(ブエちゃん)

激しい曲の中でも、激しい曲の中だからこそ映えるむおんちゃんの歌声の綺麗さや優しさ、そこに見える切なさや感情の機微を全身に浴びれて、曲が終わった後の満足感が半端なかった。

後半戦からは感情の嵐だった。

休憩明け、69on時代の衣装に身を包んだむおんちゃんの可憐さに目を奪われたのも束の間。むおんちゃんの口から語られる、1stワンマンライブでこの衣装を着たかった理由に目頭が熱くなる。双子時代の忘れたくない尊い思い出。前に進み続けた音無むおんが少しだけ過去を振り返る。

そして大切な人への思いを込めて歌った午前二時約束の場所。

「ずっとわたしは笑顔でいるから、君も笑顔でいてね」

自分はファンとしては新参者だから双子時代を共に過ごしてきたわけじゃなくて詳しくは存じ上げないけど、むおんちゃんの想いはそんなフィルターを簡単にぶち破って心に届いて、もう視界が滲んでしまって大変だった。

そこから繋いだ海色。

「私は歩き出せる 最後にね この願い 今乗り越え 未来へと」

69on時代の衣装でこの歌を初めてのワンマンライブで歌う意味。そこに音無むおんの決意、誓い、覚悟のようなものを感じて、感傷に浸ってる場合じゃない、こんなに熱いハートをぶつけてくれてるんだから負けてられないって思って、ペンライトぶん回してた。(ぶん回しすぎてペンライトが接触不良気味になってた。ペンライトが先に負けた)

さらに今ここで改めて歌詞を見ながら考えると、海色という歌の中でむおんちゃんがくおんさんと、あるいは自分自身と対話しているようにもみえて、これを書きながら今度こそ涙が溢れてきてしまう。

そしてこの展開、セトリの一連の流れそのものが、

「僕はきっと 誰かのために歌うよ 大切なモノ握りしめ 僕の知らぬ世界へ」

というRe:STORYを形作ってるとも感じられて、音無むおんというバーチャルシンガーは本当に格好いいアーティストなんだって、改めて惚れ直した。

MCの中で次の曲は憧れの人の曲ですと聞いて、うーん、何だろ?と考えた矢先、イントロ歌い出しでテンションが突沸。

ETERNAL BLAZE/水樹奈々

いいんですか?やっちゃっていいんですか?飛びますよ?ということで爆ノリでピョンピョンしてた。むおんちゃんもほんと楽しそうにピョンピョンしてて最高に可愛かった。とにかくただひたすら楽しいだけの時間だった。

そして惜しまれつつも最後の曲。

Re:STORY。音無むおんの歴史と再出発を歌う曲。

Re:STORYもCall meとともにいろんなライブで歌われてきたけど、今日ほどラストを飾るのに相応しいライブは他にない。満場一致のエンディングソング。

ライブが終わってしまう寂しさを飲み込んで歌い続け、駆け抜けるむおんちゃんの後ろに流れる映像は、これまで制作してきたMVを繋いだ特別製Re:STORYだった。

そして落ちサビ前のCメロ

「何度も躓き 立ち止まって 辛くても 泣いても 叫んでも」
「僕はきっと 誰かのために歌うよ 大切なモノ握りしめ 僕の知らぬ世界へ」

ここでむおんちゃんが声が涙ぐむのが分かって、それでも崩さず、強く、前に進もうと歌い続ける姿が格好良くて眩しくて愛おしくて、どれほど声を上げて応援したかったことか。この時の自分はほとんど泣き顔だったと思う。

曲が終わり、むおんちゃん含めステージから人がいなくなっても鳴り止まない拍手。はじめは無秩序に鳴り響く拍手の音が、次第にリズムを刻みアンコールを叫ぶ。

山葵音楽学校のCMが開け、演奏者が戻り、いよいよアンコールが始まる!と会場の期待に答えるように再登場したむおんちゃんは、なんとライブTシャツを着ていた。

それ!それそれ!

これよ!

ライブのアンコールといえば、ライブTシャツに着替えて再登場!

リアルの当たり前をバーチャルでやる。これがどれほどすごいことか。このライブはVの歴史に残るって確信した。

MCの内容もすごかった。6月27日の早くも2ndワンマンライブ『六音無双』の開催が決定。つよい。

これはオンラインライブで、会場はVの器(VRChat上の池袋HUMAXシネマズ)、配信はZ-aN(avex)という、Vtuberファンとして歩んできた自分にとって縁深い名前が目白押し。もう、むおんしか勝たん…

そしてアンコール曲はなんと新曲。アンコールに新曲ぶっこんでくるとか、いったいどこまでロックなの。

タイトルはDisappear Prayer(だったはず)

何やら物々しい雰囲気が漂うタイトルだったけど、歌い始めはしっとり系のようで、そういえば最近バラードに力を入れていると言っていたから、さっそく新曲に仕上げてきたか!?と思いきや、そこから激しいメタル!

それもただのメタルじゃなくてゴシックメタルというかシンセが効いていて、そして哀愁のような静かな怒りのような激情が走る、レクイエムのような曲。

むおんちゃんが持つ高音の伸びやかさ、綺麗さ、表現力を存分に活かした、今の音無むおんの良いところを凝縮したような曲で、最高に格好いいし感動するし、そういうのを持ってきてくれることがとても嬉しかった。

そして今度こそ本当におしまい。

この後チェキ会もあったけど、それはまた別のお話。

最初から最後まで、楽しくて楽しくてあっという間のワンマンライブだった。久しぶりの現地ライブというのもあるけど、素晴らしい演奏者の方々のバンドはもちろん、音無むおんという最高のシンガーのパフォーマンスが限界を超えて盛り上がらせてくれた。はしゃぎすぎてホテルに帰ってもまだ膝が笑ってたもんね。まさしく完全燃焼。ほんとうに満ち足りたライブだった。

思えば音無むおんの楽曲には「どんなことがあっても歌い続ける」というのが根底にあって、この1stワンマンライブはそれを体現したようなライブだったように思う。

こんなにも人を夢中にさせる歌が歌える、ライブができる音無むおんはすごい。

勢いよく、格好よく、緩急よく、美しく、可愛らしく、そしてたくさんの人に愛される音無むおんを、これからも応援していきたい。


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