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「言葉にする」力

ブランディングに没頭して半年

育休から職場復帰して1年も経たずにまさかの異動。異動先は新設されたチームで私は「ブランディング」の主担当を拝命した。

そこから必死に勉強し、実務でトライ&エラーを繰り返してきて学んだこと、今まさにGlobisでも学んでいる「ブランディング」についての思考の一つをまとめてみたので、誰かの参考になれば:)

無意識が95%

Globisの授業で参考図書に挙げられた「心脳マーケティング」を今読みながら、実務での違和感とその原因について考えてみた。https://www.amazon.co.jp/心脳マーケティング-顧客の無意識を解き明かす-Harvard-Business-School/dp/4478502161

実際に実務ではどん詰まる、どん詰まる、汗。

その後、勉強を重ねて見えてきたのは「95%の無意識」をどう顕在化させるかということ。結局ブランディングを成功させている昨今のユニコーン企業はここが上手いのだと気付いたのも、ついさっき、笑。

コンストラクト=ラベリング=言葉にする

実務でどん詰まっていたのも、今思うとこの「無意識」つまり感覚的なところでしっくりこなかったのだろうと。ただ、目に見えないからこそ、もう訳がわからない、笑。

そこでこの「コンストラクト」で私のもやもやは少し晴れた気がした。コンストラクト(construct)は無意識な思考に貼るラベル、名前のこと。見えないものに名前をつけることで、見えるようにする、と私は理解した。

実際に名前を付けていく過程もとても難しかった。

例えば、今の時代背景を読み取るにあたっても、どの文脈からどこに光を当てて、誰から見るのか。

そしてその時代背景を背負って、95%の無意識が求めているモノ・コトに名前を付けていく。それは無意識なだけであって、存在しないわけではない。だからちゃんと当たれば「うん、それそれ」となるのだと思う。

「心脳マーケティング」にはそれを顕在化するためのインタビューの事例なども載っていたが、私が実務でデプスインタビューをした際にはそんな知識も知見もなく、顕在化している事柄が中心になるので、想定内以上のことは出てこなかった。だからこそ、この「無意識を言葉にしていく」という意識をマーケターが持てるかどうかはとても大事だと思った。

コンストラクトをつなげる

そしてこれは無意識をラベリングしてからになるだが、そのコンストラクトの間に意図した「コンストラクト」を入れることで、ターゲットの潜在ニーズと企業側の提供価値がつながる、と私は理解した。

うーん、言うは易し。私は今育休に入り実務から離れたので、私自身がプライベートで挑戦しようと思っているコンテンツで、まずは実践してみようと思う。学生の頃にインドネシア語に出会った時に、インドネシア語には存在しなかった言葉があることを知った。その概念が当時のインドネシアにはなかったから。福澤諭吉がfreedomを「自由」とすることで私たちが「自由」を手に入れたように。

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