無題68_20200210022339

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youtubeにも飽き飽きしてきたとある日、その深夜。
彼女が生放送をしていた。

すんなりと開いた、最初の感想は、「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎」だった、のだろうか。

◾︎◾︎◾︎は、◾︎だった。◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎に聞こえた。

そうして聞いていると、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎や◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎だとか、視聴者へ、楽しそうに落ち着きをもって話していた。


彼は放送内で、
「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎」
「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎」
「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎」
「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎」
「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎」
「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎」
「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎」
と言っていたような気がする。



彼が僕の知らない世界である種の感情を抱いて生きているということに感動した、気がする。それが憧れだとか、羨望だとか、そういうのは想像でさえ補えないけれど、それ以上必要なかった。



彼の声に、隔たりは感じられなかった。

なんというか、心地よかった。

苦しんでもいないのに、救われた気分だった。

ただ恥ずかしがるみたいに、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎したり。

探せば、案外、見つけられるのに。

放送が終わる頃、

「◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎」

なんて言っていた。

もう覚えてはいないけど。

まあ

出会えたなあ、と思えた。

僕は彼のことをほとんど知らない。









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