言葉の調べ
言葉を書く時に言葉を調べてばかりいる私は、言葉を調べるために言葉を書いている、と言っても過言ではない。タイトルを安直に設定した時、「調べ」を調べることが私の中で確定し、そこまで十分間白紙だったこのnoteにつらつらと言葉が並んでいくことになるのだから面白い。
創作においてロクな参考資料も用意出来ないのは、辞書ばかり漁るような書き方をするからだ、と近しい人々に公言しているが、心構えとして「まずは言葉を調べるところから」と置いている訳ではないため、素朴で意外な気付きであった。
生活が整わず、執筆と向き合うまでに至らない日々が続く中で、無理にもがくことなく、しかし揺蕩うこの頃を憂いていたが、言葉を調べることで言葉を書いてきた経験が私を救うのかもしれないと思えたことには、それなりに意義を見出せる予感がある。意義は、後から評価付けるものとして。
それはそれとして、調べは遅々と整えるが吉と見て、いや、言い訳して、今日書けるかはまた別の話とする。
していいものか! ぬはは!
明日の稽古には、間に合わない予感!
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