#ワタクシ論
昔「お前のせいで人生が面白くない」と言われた事があった。その時はただグサりと深く矢が刺さって、酷く落ち込んだのだけれど、今ならあの矢を全力で斬り捨てる自信がある。お前の人生が面白くないのは120%お前が面白くないからだ。
「面白きことも無き世を面白く住みなすものは心なりけり」
知識を掘り下げていくとき、私には多分何かしらの足掛かりが必要なんだと思う。広い荒野をただ漠然とシャベルで掘って行くよりも、「ここを手で掘るなら大体この辺りの地盤がいい」とか「降りて行くときはここに足を掛けると降りやすい」みたいな。そういうヒントは動機付けに結び付くような気がする。
自分の持ってる凹凸を欠陥とみなすか、個性と思うかは自分次第。
子どもの頃は大人になれば、胸が苦しくなるような窮屈な気持ちも、先の見えない不安感や焦燥感もまっさらに無くなると思ってた。でも大人になった今は分かる。閉塞感も不安感も焦燥感も完全には無くならない。ただ少しだけ鈍感になった感覚が輪郭をぼんやりさせてくれているに過ぎないんだって。