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タンク錆穴補修メモ(6)コーティングの巻

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 さて、いよいよワコーズのタンクライナーでタンク内コーティング。懸念していたような漏れもなく、何の問題も発生せず完了。
 ・・・あれっ?タンク内コーティングは初めてやることだったのでドキドキしてたんですが。

 ググると「意外とサラサラ」と言ってる記事を見かけたのでびびってたのだけど、漏れることはなかった。よかったよかった。気温にもよるのかな。

 尚、今回は特に下記のページを参考にしましたよ。
(全3回。ページのずっと下のほうに「next」ボタンがあるよ)
サファリモータース「燃料タンクコーティングは難しい!」のページ
心配性な僕は、こういう「難しいよ!こうすると失敗するよ!気をつけて気をつけて!」系の記事を読むと安心するのです。

部屋の中がひどい有様。ガレージほしいよう・・・

*   *   *

 以下、ワコーズのタンクライナー使用メモ。全体的に「懸念点はだいたい杞憂だったよ、もっと気軽にレッツトライ☆」っつう話なので、あんまし参考にならんような気がしますよっと。

混合液の粘度について
 確かに、言葉にするとサラサラと言えばサラサラ。スルスルというか。水やシンナーほどにはサラッサラではなく、新品の水性塗料やタミヤのプラモ用接着剤、そのぐらいの粘度。
 濃すぎずサラサラすぎず、要するにめっちゃやりやすかった。ワコーズさんえらい。

 尚、今回季節は秋、室温20度。ワコーズのタンクライナーは温度を上げると硬化が促進されるようですので、そこんとこちょっと留意してみてください。真夏とか、がっつり抱きかかえて作業をするとかだと、もっと粘度上がるのかもしれない。

■塗布工程:タンクころがし
 混合液を入れてタンクを回転させて、15分くらいですこーし粘度が上がってきたように見えたので切り上げる。もっと早めに粘度上がりはじめると想像してたんだけど、非常にありがたい、焦らなくていい。
 で、燃料コックの穴の目張りを剥がして、付属の注射器で余分な液を吸い出す。ネジ穴(センサやコックを留めてたボルト穴ですね)を綿棒などでササっとぬぐって塗布工程は完了。

■乾燥工程
 タンクを、先日作った乾燥庫に入れてドライヤーON。80度弱で20分だそうですが、ビビって40分あたためたわ。加温時間を長くするのがいいことなのかわからんけど、長い方が固まりそうじゃん?
 加温が終了したら針金でタンクの奥のほうをつついて、硬化してるのを確認したらひとまず完了。

 コーティング液は、加温開始時はトルエンっぽいにおいがすごいのですが(排気窓から猛烈に体に悪そうな温風が吹き出してくる)、しばらくするとにおいがしなくなってきたので慣れれば硬化具合の目安になりそうな。

■繰り返す(2回目のコーティング)
 タンクが室温にまで冷えた頃を見計らって、同じことをもう一度やって、コーティング作業はつつがなく完了でございます。

 ・・・つつがなさすぎて逆に不安になるわ。車体に組み付けてエンジンかかるまで安心できない性分が恨めしい。

*   *   *

ほか、気付いたことなどを羅列。

■主液は、缶の中でほんとにがっちり分離しちゃってるのね。テレビでも見ながらじっくりダラダラ20分ほどまぜまぜした。泡立てないように気をつけながらこころゆくまで混ぜてるといいってさ。

■作業時間はけっこう余裕ありましたよ。カップで混合液混ぜてる間はもちろんサラサラ。タンクころがしも、わりと心行くまでコロコロしてられた(気温20度の場合)。
 作業中にドロドロになってきたとかいう話も見かけたので、室温とかにもよるんだろうかね。あるいは品質改善したとか。

■SVはタンク形状が複雑な部類なんで、転がすだけでうまく塗り広げられるんかいなと不安だったんだけど、前述の通り液の粘度がいい感じで、うまいことコーティングできた・・・んじゃないかな。
 目視できない部分があるのでやや不安ではあるけども、まあ大丈夫だろと思える程度に液の粘度がいい具合でした。

■注射器での吸出しがやりにくかった。これもタンク形状の関係で(注射器の問題ではなく)、液が溜まるところに注射器ホースの先を誘導しにくいんだこれが。結局、吸い出すのは諦めてタンク底のセンサ穴からダラダラと吐き出しましたが。
 説明書に吸出し量の目安が書いてあるんだけど、そんなに吸い出せない。タンクを覗くとそんなに残ってるようにも見えないからまあいいか、ってことでほどほどにしたけど・・・これが凶と出なければ良いのだけど?

■注射器自体は、「すぐに壊れてひどいめにあった」とか聞いてたので、これもビビってた。ピストンにオイル塗っといたおかげか、特に壊れそうな感じは無かったよ。
 ちなみに、コーティングは2回するよう記載されてるけど、同梱されてる注射器は1個だけ。そしてその注射器には「SINGLE USE ONLY」と書いてあるので念のため。
 注射器はどうせ使い捨てにするし、高いものでもないので予備を買っておくと精神的に安心。

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 と、そんなところですか。

 次の機会の参考に、と思ってダラダラとメモしてきたけども、メインで重用してるバイクでこんなこと何度もやりたくはないよね。

 次回、最終回。タンクをパパっとバイクに乗せちゃってサクっとエンジン始動・・・するといいけどなあ。

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20141118追記:

写真を撮りそこねましたが、タンク裏のこの↓錆は、

1).ワイヤーブラシと布やすりで軽く錆落とし(塗装剥がさない程度)
2).錆が酷いところは錆置換剤を塗布
3).耐錆塗料を全面に塗布
で処理しましたよ。

錆置換剤や耐錆塗料は、ちょっと大きめのホームセンターなんかで売ってると思います。車補修用として売ってるものもあるようですが、私はDIYペンキコーナーで購入。

さて、これであと何年もちますか?

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