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ポリクリ始まる前の準備

 こんにちは、なまちゃです。

 最近TwitterでCBT,OSCEを終えた4年生が「ポリクリまでにやっておくべきことありますか」とツイートしているのを多く見かけるので,簡単に紹介していきます。レポートの書き方とか優秀な学生と扱われるためにやるべきこととかは,僕には分からないのでその辺は後日らぱろくんが書いてくれるであろうnoteとか参考にしてください。

①QAもしくはMedu4での予習

 コツコツ勉強できる派の人は正直これだけやっていけば問題ありません。僕はローテートする診療科の予習をその前の診療科の期間中に終わらせることを目標にしています。例えば,ローテートの順番が「循環器内科→放射線科→産婦人科」とかだったら,循環器内科の勉強はポリクリが始まる前,放射線科の勉強を循環器内科の実習期間中,産婦人科を放射線科の実習期間中,みたいな感じでやってます。具体的にはQAを聴講してAnkiにぶち込んでるだけです。これやるだけで口頭試問かなり答えられて,PBLでもヒーローになれます多分。余力があれば臨床科目の大学の講義のレジュメを復習するのもアリかと思います。ちょっとオーバーワークかもしれませんが。

②身体診察をマスターしておく

 ポリクリが始まると担当患者を割り当てられることがあります。大体入院患者を紹介してもらうと,最初は全身の身体診察をしてカルテに書くかレポートに記載することになると思います。ですので,身体診察の仕方はもう1回ポリクリが始まる前に復習しとくべきです。まあOSCEを乗り越えた皆さんなら大丈夫ですね。

③カルテの書き方を勉強する

 ポリクリが始まると必ずカルテを書く機会が訪れます。最初は戸惑うかもしれませんが次第に慣れてきます。その際に自分のカルテの書き方のテンプレを作っておくといいと思います。どの診療科に行っても基本の型は変えずに書きましょう。カルテについては「型が身につくカルテの書き方」を読むのもおすすめです。僕はこれを参考にして,自分の型を作りました。

④予診を取れるように医療面接の復習をする

 ポリクリでは予診を取ることがあります。大体学生2人で,1人は問診,1人はカルテ記載をすることが多いですが,僕の大学ではたまに1人で予診を取ることもありました。やることが2つあると最初は慣れませんが,患者さんに嫌な思いをさせないよう両方こなせるように,最低限医療面接はスムーズにできるようにしとくといいです。まあこれもOSCEでやりましたね。

⑤タイピングを早くする

 ポリクリではカルテ記載やレポートなど,タイピングをすることが非常に多いです。始まる前にある程度早く文字打ちできるように練習しましょう。時間短縮に有用です。僕もめっちゃ遅かったですが,始まる前に自分の好きなバンドの歌詞を思い浮かべながら練習しました。おすすめです。

⑥文献検索の方法を調べておく

 ポリクリではただ診療科を回るだけでなく,レポートをWordやPowerPointで作らなければなりません。レポートでは経験した症例だけではなく,考察を行う必要があります。考察はただその疾患について調べてまとめるのではなく,調べた結果その症例ではどうだったのか,他に治療方針はないのかを自分なりに考えてまとめます。その際に引用すべきなのが,「ガイドラインとここ数年の英語論文」です。ガイドラインは調べたらすぐ出てきます。英語論文については「PubMedとGoogle  Scholar」を使って検索しています。英語論文はDeepLにぶち込んで翻訳してもらって読むと楽です。日本より海外の方が研究が進んでいることが多いので,引用すると先生からも頑張ったね〜とお褒めの言葉をいただけます多分。
 あとは図書館に出向いて良い本を探すのも良いと思います。せっかく大学に所属しているなら有効活用しましょう。意外と面白い本や参考になる本がありますよ。

⑦発声練習(?)

 一瞬なんのことかよく分からないと思いますが,実際にポリクリ回ってみて先生方の反応とかみてるとあることを思います。それは自信なさげな班員が発表や口頭試問の際,全く聞き取れずに先生も聞き返してちょっと場が凍るといった場面です。先に言っとくとよほどの状況じゃない限り,「間違ってもいいんです」。プライド高い人が多いのか間違えるのが恥ずかしいのか分かりませんが,間違ってもいいのでハキハキものを言うようにするとそれだけで印象変わります。普段から声が小さい人はその点気をつけてみてね。

 大体こんなもんですね。まあ実際は回り始めると大学ごとに色々違うと思うので,自大学のやり方を倣ってください。頑張ってね。応援してます。何か質問等あれば遠慮なくDM送ってきてください。

なまちゃ

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