心理テスト

行きつけのダーツバーのオーナー、しんちゃん(仮名)と
奥さんの加奈ちゃん(仮名)と話しをしていた時のこと。
 
加「暇やし、心理テストやろう!」
し「なにすんの?」
加「とにかく、思いついた単語を全部紙に書く!なんでもOK!」
 
いや、全部っていきなり言われても。
 
加「制限時間は1分!よーい、スタート!」
 
問答無用でスタートした心理テスト。
慌ててペンをとり、単語を考えます。
 
思いつく単語、思いつく単語。。
 
・・・
 
バスト?
 
・・・
 
僕って生きてていいんでしょうか?
 
切なさ溢れますが、時間がありません。
「バスト」と紙に書き込みます。
 
他に思いつく単語、他に思いつく単語。。
 
・・・
 
ボイン?
 
・・・
 
本当に、僕って生きてていいのかなぁ?
 
心で号泣しながら、紙にボインと書き込みます。
 
1分後、
 
加「はい、終了~!」
 
ドッと疲れた私、自分の紙を改めて見てみます。
 
バスト
ボイン
ムチムチ
混浴
ぴちぴちギャル
ウハウハ
 
・・・
 
加「今、書いた単語が、自分のすべてを表します!」
 
これが僕?
 
自己嫌悪に陥った私、紙を丸めます。
 
し「のん君(私)、なんで紙まるめるん?」
 
頼むから聞かないで下さい。
 
し「どーせ、見せられん内容なんやろ?」
 
見せられません。
 
私「し、しんちゃんは見せられるん?」
し「あったり前や!見てみ!」
 
紙をそっと見てみると
 
Aカップ
Bカップ
Cカップ
Dカップ
Eカップ
 
うわぁ、僕以下だ
 
さらに、こう書いてました
 
「ワールドカップ」
 
それを一緒にしますか。
そして、最後にはこうありました。
 
「ヨメにFカップになって欲しい」
 
聞いてません。
 
フと殺気を感じた私。目を横にやると、そこには、
 
加奈ちゃんのような顔をした鬼
・・・もとい、
鬼のような顔をした加奈ちゃん
 
が笑顔をひきつらせ、口元をヒクヒクさせながら紙を見てます。
 
加「・・・ど、どうせ私のは。。」
し「ち、ちがうんだ。ちょっとラブリーな夢を。。
君はそのままが一番だよ、ハニー」
 
なんですが、その中途半端な英語。
 
この後、繰り広げられたバトルロワイヤルを横目に、
他の人にこのテストをやってみようと思う冬の夜でした。

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