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映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(前章)

総合評価

90点

何だこのトンチキなキャラクターは

 原作未読で映画を見に行った時に感じた感想。この作品の主人公でメインビジュアルにも出ている2人のうちのツインテールの方。キメ顔がだいたい涙がちょちょ切れているか、よだれを垂らしてるか、又はその両方を垂れ流している。

 しかし、前章をみていくと回想のシーンが始まり、本当にやばいのはメガネの方だったことがわかる。主人公の2人の性格が現実世界と回想の中で違いすぎる。これがこの作品のキーポイントである。

話は非現実が同居する東京の話

 ある日突然、東京湾近郊に謎の飛行物体が現れ、米軍がそれに対して攻撃を行い、近隣に多大な被害が出る。

 その後、その飛行物体は地上を攻撃するでもなく、日本側が反撃するでもなく、空中に浮遊した状況を受け入れたまま、日常生活を送るようになる。

 前章の大部分はこの非日常を受け入れた東京で、主人公2人とその友達が青春を謳歌する話。トンチキな方の主人公、通称「のんたん」の妄言が耳に心地よい。

そして終末へのカウントダウン

 国民が不安な日常を過ごす中、裏では対抗するための兵器がつくられていた。対侵略者兵器の「歩仁」そして「直仁」である。この兵器で飛行物体を攻撃したところ、なかから人の子供サイズの大量の宇宙人(侵略者)が壊れた飛行物体の中から大量にこぼれ落ち、侵略者の存在が公になる。(ここまでで前章)


前章はどうなのよ

 前章のポイントは過去回想。過去回想の中で、2人の主人公はすでに地上に降りてきていた侵略者と出会い、いろいろな道具を借りて使ったりする。しかしなぜか現代の2人はそれを知らない(ようである)。
 また前述した通り2人の性格もかなり違う。トンチキでツインテールの方は引っ込み思案な性格、メガネの方は転校してきて1年くらい経つがクラスに馴染めず虐められ、その反動か侵略者から借りた装置で正義のヒーロのようなことを始める。
 何やかんやあってメガネの方がマンションの高層階からだいぶしたところで回想は終わる。(結果は描かれない)

 と色々書きましたが前章の内容は一言で言うと青春謳歌と終わりの始まりといったところでしょうか。

そして後章につづく・・・




 


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