映画「劇場版総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:」
総合評価
95点
TV シリーズは未履修
というか、途中までは見てたのですが肌にあわなくて完走しなかったというのが正しいです。
したがって今回の劇場版総集編がTV シリーズとどの程度変わっているか、新しいカットがあるかなどは全くわかりません。その上で100点の出来栄えだと感じました。
一時期はやったMV風ダイジェスト
が各所で使われます。TVシリーズ12話分をどう詰めていくかが総集編の難しさだと思うのですが、おそらくエピソードとして詳細に描かなくても良いであろう部分をこのダイジェストに詰め込んで尺をいい感じに調整してるようです。
※後からTVシリーズを見直したところ、ギャグっぽいシーンを削ってバンドのおはなしを主軸に構成しているように見えました。よい取捨選択だと思います。バンドものとしての純度が上がっています。
開幕は流石に唐突すぎでは
序盤、公園でギターを持っていることで知らない子に話しかけられ、あれよあれよという間にライブハウスに連れてかれて今日の公演に出てくださいとオファーされるのは流石に唐突だし流石に急すぎではないかと感じる。しかもバックれた前ギタリストとは当日まで合同練習していない・・・この部分はちょい無理ありすぎかなと思ったりなどした。
演奏は多分すごい上手いんだろう
というのはストーリーから見て取れるんですが、いかんせん序盤まともに演奏を聞けるシーンがないのでよくわからなかった。私が見落としてるのかもしれない。
前半最後のライブシーン
初のライブでしたが天候が悪く客が少ない中で開演。客のほとんどがスマフォをこねくってる状態で開幕の挨拶も滑り散らかしての演奏。1曲目がしっちゃかめっちゃかで終わり、曲間であたふたしながらVoが2曲目の話をし始めようとしている最中、ぼっちがこれじゃダメだと奮起し突如超絶テクでギターソロを演奏し始めてのまま2曲目に突入。ちょっと泣いた。
ぼっちざろっくを
ライブ後の打ち上げで外に出て帰ってこない虹夏のもとへぼっちが探しに行った時、あの演奏でぼっちがギターヒーロだと分かったと告白。
そしてタイトル回収してエンドテロップ。
これで〆でもいいんじゃないか(後編無しで)と思えるほどの完璧な終わり方だったと思います。
総集編とは思えぬ1作品の映画としての完成度
音楽ものでたまに最後ライブシーンがないままお話が終わる作品がまれにあって(すぐに思い出すのは空青とか。。。)。なんとなく視聴後の後味が消化不良に感じることが多いのですが、この作品は見事に最後にライブシーンを持ってきて1曲目うまくいかないところから、これまで明確に描写していなかったぼっちの超絶ギターを初披露しつつ見事に演奏しき理挽回する。このカタルシスよ!
いやー、満足満足。
おまけ
来場者特典で描き下ろし?の前日譚のミニ漫画をもらいました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?