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国語ゼミとわたし

三つ星スラム内において2ヶ月にわたって「大人のための国語ゼミ」を読み進めてきて、スラム民の中には「国語ゼミ案件」と呼ばれるような、日本語正しく使うこと大事だなぁと思うことに遭遇することがあったと思う。

わたしは毎週木曜zoomをなんとなく聴いて参加していただけなのだが、最近わたしにもそんな案件が回ってきた。

わたしが住んでいるマンションの管理組合運営に関するアンケートである。

アンケート実施の背景

築40年越えの弊マンションでは、長年管理費用を抑えるために様々な活動や運営をずっと住民の有志でやってきた。

しかし、マンションの老朽化に住民の高齢化も相まって、管理会社への業務委託を考えている。

(そして、理事長の「私、もうしんどい!でも管理費が高くなるのはやだ!みんなもやだよね!?みんな、代わりにやってくれるよね?!?!」という強いお気持ちが強いようである)

国語、だいじだな、と思わせられる質問集

このアンケートに対して「もはや誘導尋問じゃね?」という印象を持ったことを、わたしの感想として少し記しておく。

指摘したいこと盛りだくさんで、10ページ以上にわたるアンケートなのだが、その中のいくつかを抜粋したい。

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質問の前の一文は事実なのか、考えなのか?(2章)
その根拠は何なのか?(6章)

このアンケート内に多用されている「皆様のご支援」なのだが、それが具体的に何なのか?(1章: 本当にわかってもらおうとして話していますか?)

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「そんなことはないと思う」by所有の名義人のうちの親(読んでいてハッスルしてしまった模様)

わたしもインナーひろゆきが出てきてしまいそうになった。

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「私は体力的にも限界」というお気持ちが大爆発してしまったようだ…(3章: 余計なことを書かない)

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「是非必要ですか」……誘導ですか…?
「あなたは元気です!私は元気ですか?」みたいなこと言う新喜劇のネタあったけど、それですか?

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「高齢化を考えた時、皆様には今後どのようにお考えですか?」

???

(3章: 思いつくままに書いてはいけない)
(7章: 的確な質問をする)

アンケートという実践課題を経て

こういったお気持ち大爆発&大暴走な質問を読んでいて、日常文章を書くときに「国語をやる」という意識はないが、論理的且つ建設的な話をする上で相手を思いやることがいかに大切か痛感した。

(国語による愛ってこれかな?)

またこのアンケートを作成した理事長のように、高齢者が国語(日本語)ができないことが多々ある理由として、戦時中や戦後の不安定で教育環境が整っていない背景があるのかもしれないなどと思った。

(某浮浪者の言う「義務教育だいじー」というのはこういうところだろうなあ)

かくいうわたしもきちんも「大人のための国語ゼミ」を履修した!と言えるわけではないので、木曜zoomでみんなで問題に向き合ったことを思い出しながらゆっくり読み、問題を解き進めていこうと思った。自分の国語力で愛のある日本語を自分の言葉として使えるように。

Special thanks とおまけ

このアンケートに回答するためにスラム内で数回ラジオをし、そのとき聴きに来てくださったじゅんこさん、スミーさんに感謝いたします。

また、「国語ゼミ案件」と言いつつ、思いつきのノリでひやかしエンタメ的なこの記事を読んでくださった皆様にも感謝です!

最後にこのアンケートの中でいちばん笑ってしまった質問を貼って終わります。

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スラムかあ…w

おしまい

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