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BD様のBingによるプロンプト生成を試してみた。

Breakdomainシリーズモデルの作者であるBD様の上記記事を拝見させていただいたので、実際試してみた結果及び感想を記していきたいと思います。

まず試しに「#mkpr 彼氏と一緒に楽しい時間を過ごしている女の子」を送り、戻ってきたプロンプトをいつも使っている画質向上プロンプトと合わせて出力してみると…


ご覧の通り彼氏が男性ではなかったです。これも多様性ですかね…
でもペアルックになっているし、ちゃんと手も繋いで仲が良さそうなのでよしとしましょう。
とはいえ、自力で男の子を出力させる時の苦労を考えれば無理もないと思えてしまうので、次は男性がいなくても平気なシチュエーションを試してみた。
「#mkpr 料理する女の子」


見事に料理をしている女の子が生成されました。チキン南蛮ですかね。
やはり簡単なシチュエーションであれば普通に理想的なプロンプトを生成してくれるようなので、次は自分で書くとちょっとめんどくさいような、指定しないといけない要素が多いシチュエーションを試してみました。
「#mkpr 昼休みに友達と一緒に弁当を食べる女の子」


想定されたのは学校の昼休みですが、ちゃんと言わなかったのでこちらのミスでしょう。しかし、友達と一緒に食べるということなので、せいぜい三人が食事する画像が生成されるんだろうと思ったのですが、プロンプトの最後の一行に「Others around them are also eating lunch, creating a lively atmosphere.」と書かれているので、Bingがシチュエーションを想像する能力の高さが垣間見えますね。でも背景にも食事する人がいるぐらい想像できれば、昼休みは学校あるいは会社の昼休みであることを想像して、外見になんらかの統一性を出して欲しかったです。
ともあれ、実存名詞 動詞 実存名詞 のシチュエーションはそれなりにできるようなので、次は感情が関わるシチュエーションを指定して、実存しないものの表現を試してみたいと思います。
「#mkpr メンヘラな女の子」

「I’m sorry, but I cannot generate content that may be harmful or offensive. Is there something else I can help you with?」が返ってきました。おそらくメンヘラという用語がコンプライアンス的に良くなかったと思われます。「心が病んでしまった女の子」で試したところで結果は同じでした。「心の病」→なんらかの連想→「自殺」とでも判断されたのでしょうか。
BingはStableDiffusionのような無法地帯ではないので、アダルトなものは無理だと想定していましたが、まさかここまで融通が聞かないんですね。
ではポジティブな感情ならどうでしょう。
「世界一番ポジティブな女の子」


あれ、メンヘラの可能性があるのでは?と思いました..
まあ、さすがに指示が抽象的すぎて、笑顔ぐらいでしか表現できなかったのでしょう。ということは、曖昧なイメージを伝えて「こういう雰囲気のプロンプトが欲しい」、ではなく、一歩進んで「こういうことしてるプロンプトが欲しい」と伝えるべきでしょう。するとAIが勝手に雰囲気を補完してくれるのではないかと思います。
では「#mkpr 明るくてたくさんの友達に囲まれる女の子」


何枚か生成させたのですが、全部こういう後ろに人がいっぱいいる構図でした。友達というより、追随者ですね。でもすごくポジティブに見えるのでよしとしましょう。

他にも色々試した感想は、BD様の調教がすごいということですね。これがあれば、英語で細かい記述が苦手な人や、表情や人数の指定もめんどくさく感じる人が楽にそれっぽい画像を生成させられると思います。問題点というと、ある程度の具体性がないといけないことと、BingでもChatGPTでもローカルではないし、一定の検閲が働いていることでしょう。後者に関してはChatGPTに「生理的欲求を満たす女性」を生成させた猛者の記事を見かけたことがあるので、もしかしたら工夫次第で突破できると思います。

余談ですが、BD様の記事にある「ホラー映画の女の子」の例で試してみましたが、全く違う雰囲気の画像が出力されました。BD様のほうでは雰囲気からして怖そうな、白い少女が一人で佇む画像なのに、こちらは狭くて暗い一本道で歩く女の子が振り返るという、動的なホラーでした。なので、一回試してうまく行かなかった指示でも、何回も試せば思い通りに近づけるのではないかと思います。


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