【noteはなぜ流行った?】“note”と“ブログ”の棲み分けへの考察

noteが流行っている。

Twitterではnoteの共有が毎日流れてくる。

しかし、「戦略的要素」や「流行っている理由」については、まだ解説された文章を見たことがない。

そのため、「note」について考察してみた。


以下、※図表は全て下記のサイトより出典


空前絶後の情報社会、SNS時代の今

「note」と「ブログ」の比較は、SNSの台頭により、信用経済、評価経済が主流になる中、手段を模索したいため、考え始めた。

インフルエンサービジネスが隆盛期を迎える中、比較的似ている文章・ストック型の「note」と「ブログ」について、比較してみる。

比較対象の検討

 -twitterやInstagramは?

「note」と「ブログ」は“ストック型”、“文章”が主体と共通している。

一方、TwitterとInstagramは異なっている。

Twitter:フロー型、文章が主

Instagram-ストック型(瞬時に判断できると言う点で)、写真が主

ましてや、youtubeやTikTokは映像型であるため、そもそもの表現方法が異なる。

よって、私が主に得意とする“文章型”の「note」と「ブログ」について、どのように棲み分けていくことが得策か考察する。

文章、写真、キュレーターについての、相関関係についてはこのデータが面白い。

noteユーザーの利用が一般ユーザーよりも特徴的に多いサイト(2018年9月)※

「note」の特性とは

noteの特性は寡聞にして、知識がない。

すでに比較されてる方の情報を参考にしてみる。

2019年5月13日時点で「ノート ブログ 違い」で検索した結果の上位3位の記事だ。(上位2位はブログ、3位目がnote)

棲み分け関して検討する場合、どうやら分野ごとに比較してみた方がいいと思った。

そのため、特徴について詳しくはブログについて定義した後に検討する。


追加で関連記事で面白かったnote

第一に、中身が端的で面白かった。「文章の量は中身に比例しない」。、

次に、関連記事で文章を即座に判断し、類似記事を表示するアルゴリズムの強さに驚いた。



「ブログ」の定義とは

ブログといっても多種多様だ。

WordPress、アメブロ、はてなブログ、楽天、FC2...などがある。

ここでは主に1番認知率が高くなるであろう独自ドメインを取得したWordPress型のブログについて主に考える。

はてブ、アメブロは、ブログ経済圏が築き上げれている独特の文化がある。noteと似ているがここでは割愛する。

googleで検索した時に結果として上がってくるブログは全て含めるとする。

比較

-①直接収入

note:投げ銭、有料記事

→読み手からの収入

ブログ:googleアドセンス、アフィリエイト、スポンサー

→広告収入

どちらも工夫が必要であり、一朝一夕には収入は得られそうにない。

天性の才能やマーケティング能力が問われ、結果として残した者のみが得られる報酬のため、短絡的には「マネタイズには向かない」と、ここでは結論づける。

ただし、マーケティングの力を駆使すれば、どちらも金の卵である。

私の立場では、noteが高額化により、情報教材のプラットホームに変化している現状を憂えている立場からと記載しておく。

一重に収入源を読者が負担するためにnoteが過剰に高額化しているのだろう。


-②機能の拡張性

note:初心者向けUI

ブログ:無制限の拡張性(要・経験コスト、金銭コスト)

使い勝手はどちらも同じだ。

Code欄がnoteにはあるため、比較的自由と感じた。

個人的な意見だが、ブログに関しては、装飾過多、画一的なキュレーション(冒頭文、SNSのまとめ)に辟易しているのではないか。

noteに関しては、統一したシンプルな文章のみを見ることができ、noteが安心できるプラットホームとして、美しくある。


-③リピーター(権威性)

note:フォロワー数

ブログ:SEOによる検索結果からのブックマーク

権威性という点が大きく異なると考える。

noteにはリピーターが増え、note自体に権威歳が増すが、ブログはブログに個人名を出していないキュレーション型の場合、権威性が劣り、リピーターが出ない。


何より、TwitterやInstagramは「いいね」や「フォロワー」が買える。youtubeにも魔の手はすでに伸びきっている。

しかし、noteではまだ導入されていないように思える。

純然たるマーケティング能力や才能のみで、権威性がTwitterとほぼ重なるユーザーによって、noteは評価されているように感じる。

しかし、noteのアクティブユーザー数が1,000万人とかなり急増している。

「えもさ(クリエイティブ)」「書籍的」のnote両極端な文字文化の成果ではないだろうか。

youtubeやtiktokと並び、サードウェーブコーヒーのようなfacebookから始まる旧来のSNSとは、別種の第3のSNSとしてのポジションにnoteはなってきたのではないだろうか。



結論

現段階では「note」と「ブログ」の棲み分けはユーザビリティの好みではないかと考える。

データを全く数値として出していないため、得意な方がいれば一緒に比較検討し、考察を深めさせてほしい。








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