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結婚割合の推移

しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
私の親世代くらいになると、男女どちらも年頃になるとお節介な人がどこからともなく縁談を持ってきたようです。
社会全体でお見合い結婚の割合が高く、現代に比べて自由に相手を選ぶという感覚が希薄な時代と言えるでしょう。
必然的に生涯未婚率は限りなくゼロに近く、以降緩やかな上昇を続けていきますが、90年頃を境に急上昇を見せます。
お見合いは70年頃から急速に衰退していくため因果関係を示すには弱いですが、無関係とも言えないでしょう。

お見合いが衰退し、代わりに台頭してくるのが恋愛結婚です。
60年代後半に両者の割合は逆転し、以降大多数の男女が出会いを恋愛に求めるようになります。
誰かが決めた相手より、自分で選びたいと思うのは自然な感情でしょう。
これで幸せな夫婦が増えたのかと思いきや、実は離婚件数も増加しています。

皮肉にも、お見合い結婚の割合が減じるのと反比例するように離婚件数が増加していき、今や3組に1組は別れると言われるほどです。
中には二度三度と繰り返し離婚する人もいるので多少の偏りはありますが、恋愛は恋愛として割り切って考えたほうが良いのかもしれませんね。
何十年と生活を共にする相手ですから、ただ好きだけでは足りません。

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