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日商簿記3級 体験記 2024年10月


前回のボイラー二級・危険物乙4に引き続き
日商簿記3級を受験しましたので
そちらの感想を共有していきます。

◆受験日と結果

受験日1:2024年10月某日 ⇒ 50数点にて不合格
受験日2:2024年10月某日 ⇒ 71点にて合格(受験2回目)

決算整理仕訳の復習が必要です

◆今回の勉強時間

総合して60時間程でした。6年ほど前に簿記に興味を持ち
ごく簡単な仕訳を理解するまでは勉強したのですが
結局、15時間ほど学習して試験を受けず放置していました。

学習初期の理解度レベルは以下のものです。

  1. 現金は入ってくると左。出ていくと右。

  2. 普通預金、当座預金、買掛金、売掛金などの仕訳は何となくわかる。
      ※決算整理仕訳にどのようなものがあるか全く理解していない。

  3. 5要素(資産、負債、純資産、収益、費用)の増減イメージが不完全。

今回、YouTube動画視聴で簡単な資格は効率よく勉強できることに気づき
簿記も再学習してみよう、と思い立った次第です。

動画視聴だけで30時間は費やしました。
その効果あって、5要素イメージ、決算整理仕訳、経過勘定、減価償却など
3級の基礎ですが、だいぶ簿記の1年サイクルを理解することができました。

◆試験の体験談

自分は1回、ウェブ受験して50数点で不合格でした。
大問1の仕訳はできたものの、大問2と3で合わせても15点ほど。
大問2と3の回答方法などを学び、2回目でギリギリ合格点の結果です。

簿記3級を受験される方は、大問1の仕訳は90%以上できるはずです。
ここができないと、大問2も大問3もできません。

単純な仕訳問題には解答できても、T字勘定の「前期繰越」「次期繰越」の
アタマができていない場合、大問2で大失点かまします。
資産・負債では「繰越」が発生、収益・費用では「損益」に振り替えて
記載が必要なことは練習しておく必要があります。

大問3の決算整理仕訳も練習して、大きな数字に慣れる必要があります。
YouTubeで学習できる(説明されている)決算整理仕訳は、数字も小さく
仕訳の延長にしか見えませんが、本番は桁数が大きく、後TBを飛ばして
BS・PLを書かせるので、これも慣れておかないと痛い目にあいます。

自分の合格点も、大問1(42/45)、大問2(18/20)、大問3(11/35)と
大問3がもっとできてると思っていたのに予想外ギリギリでした。
逆に大問2が予想以上にできていたので、助かりました。

問3で何が間違っていたのか、知りたいのですが無理なんですよね。
ここのフィードバックがあれば、もっと簿記の取得者に繋がりそうですが。

◆活用できるもの

A YouTubeの簿記3級解説動画
B 携帯の学習アプリ(補助程度)

上手い方の説明を聞いて学習するのが理解につながります。
一通り終わったら、「T字勘定と決算整理仕訳の本番練習」に費やせば
3級の道は開けます。電卓と桁数の多い計算に慣れることにも練習です。

◆まとめ

今回、初めて簿記3級を学びましたが単純に面白かったです。
数か月前に「ボイラー技士2級」と「危険物乙4」に合格しましたが
使っているアタマの方向性が全く違いました。

まず、暗記する内容がほぼありません。「理解」全振りです。
勉強してて思ったのが「簿記は忘れないだろう」ということです。
良い悪いは別にして、資格勉強で法令的な内容は暗記せざるを得ません。
それが簿記にはほとんどなく、仕訳(要素)の理解で3級は済みました。

2級はどうなのか分かりませんが、簿記学習に面白さを感じたので
今後も勉強して日商簿記2級を受けてみようと思います。

社会人10年以上経って簿記3級を受けてみましたが
どんな業種で働いている人でも日商簿記3級は取って損ない内容です。

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