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偶然の一致にザワついた日

今日は、偶然の一致にザワついた日というお話をします。
皆さんは、誰かとの偶然の一致というのを経験したことありますか?
遠い旅先で知り合いとばったりと会ったり、久しぶりに思い出した友人に連絡をしようと思ったら相手の方から連絡が来たり。
その時は「わーすごい偶然!」って言いますが、意識はつながっているという考えだと、行動する前から相手とつながっていたということになります。

ある会社の社長さんからこんな話を聞きました。
そこは、タロットカードやオラクルカードを作って販売する会社なんですが、「こういうカードを作ってください」という新しいアイディアを持ち込む方が多いそうです。
でも、何故かみんな同じ時期に同じようなアイディアを言うんだそうです。
決して誰かの真似をしたつもりはないのに同じようなことを考えてしまう。
これはつまり、集合意識とかアカシックレコードから多くの人がインスピレーションを得ているという証拠なのかもしれません。

さて、前回のトークで私は学校の先生についてのお話をしましたが、収録はその2日前でした。
収録の翌日、毎朝スタエフのライブを聞かせてもらっている方も、学校の先生についてお話をされていました。
それですぐ「あ、同じ事考えていた、シンクロした」と喜んだのですが、すぐに嫌な気分になりました。
これ、2日後に私が配信したときにパクられたって思われるんじゃないかと。
そう思ったのには理由があります。昔の記憶が蘇ったからです。

私が20代の時、山口県の窯元に陶芸の修行をしていた時の話です。
そこでは、週6日は窯元で商品作りをしていました。
修行の身ですから自分の作品なんて作れない。
でも、仕事終わりや日曜日はちょこちょこ試作をさせてもらっていました。

そこで私は津和野のカフェで見つけた蔓植物の籐でできた籠状の照明器具を見て、これを陶器で作ってみようと閃いたんです。
そしたら次の日、窯元の先生がお客様の注文か何かで新しい商品を作るって言うんです。
それが照明器具でした。

私は一瞬嫌な予感がしたんですけど、その日の仕事終わりに私が作ろうと温めていた照明器具を作り始めたら、師匠に言われたんです。
「あんた影響受けやすいんやねぇ」と。

いやいやいや違うから、私は元々前から作ろうと思っていたからパクったわけじゃないしデザインも全然違うし、、、。と言いたかったんですけど、師匠のと弟子の関係ではそんなことも言えません。
あぁどうせ「俺の作品に影響受けた」って思われてるんだーとか「結局、アイディアがあっても先にやったもん勝ちだ」とか苦い記憶がよみがえって今回の出来事と重なったのでした。

今はスタエフ他SNSでたくさんの人の頭の中を見たり聞いたりできる中、全く被らないオリジナルなんてほぼありえないっていう事はわかっているんですが、過去の経験から過剰な反応している自分に気づきました。
もしまた誰かとシンクロしたり同じ事考えてたなぁと思ったら、「へー面白いなぁ、この人とはつながっているんだなぁ」って思うことにします。
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(音声配信アプリstand.fm「朗読&トーク たまdiary」)https://stand.fm/channels/5f85c72237dc4cc7e19bf21b

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