架空ロック名盤100選 004

バスを降りたらバスの外(1972)
のっぴきたわぁ

ザ・ノズルズ、ロクバンボシ、みっともねいちゃあ、などのバンドに多大な影響を与えた、偉大なるフォークロックバンド、のっぴきたわぁの6th。ラストアルバムにして最高傑作。全作詞作曲を務めるVo.Gt.山田アキラの狂気がほとばしる70年代の至宝。口笛の響きが心地良いM1「口を尖らせ音を出す」Gt.村瀬シゲルとのギターの掛け合いがスリリングなM4「二本のギターで音が二倍だ」Ba.酒巻カツヤのウッドベースがうねりを上げるM6「木製ベースの低い音です」など今でもTVで耳にする名曲ばかりだ。曲名からもわかる様に歌詞は恐ろしい程シンプルで、楽曲もあどけない程3コード。発売当初は「才能の枯渇」「世紀の駄作」と揶揄されたが、東埼玉ラジオの人気番組「お歌むさぼり紀行」にて、フォークの神様、裏原ヲモテ氏が絶賛した事により一晩で評価が覆った。Dr.松平ヘイジが一曲でも叩いていれば更に名盤になったはずだと今でも語られる狂作。

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