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お気持ち表明よりずっと実りのある発信をしたい

前回の更新からおそらく3ヶ月近く経過しています。
この3ヶ月の間いろいろありましたが、近況報告は特に必要ないだろうなあと思いつつ、改めて本編へ。

さて、今回のnoteはというと、TLに流れてきたイベントにおける主催者トラブル云々…に対するお気持ち表明…ではなく、実りのある発信(になるかは別)として、主催者としてのちょっとした経験則を実例交えてお話できればと思います。

以前活動していたlivedoorブログを見てくださっていた方であれば把握している内容ですし、Twitter等で活動を支援頂いている方であれば重複する内容であることを前置きさせてください。


私はイベントを主催したことがある人間です。

しかし、私の本業は保線屋。ゴリッゴリの技術職です。
趣味の範疇でイベント主催・運営を行ってはいますが、人と接する営業職や企画を立ち上げる企画職は経験含めないですし、それ以外の場面でもこういった企画を立ち上げた経験は一切合切ありません。

そんなズブの素人である私は、なんやかんやでイベント主催歴2年近く経過しました。現時点で参加者の方々へ多大なご迷惑をおかけするようなトラブルに直面していないのは実力なのか、単にたまたまなんとか回転しているだけなのか、分かりかねますが…。
こんにちまでの経験において、考えてきたことやってきたこと、そういうのをちょっとまとめていこうと思います。


①来訪者(参加者)の目線になって考える

私の場合、着ぐるみさんを相手にするイベントを企画しています。着ぐるみさんです。

着ぐるみさんの特徴をあげるとすれば…。視界が悪いこと、身動きが若干不自由になることなどなど…いろいろ特性を持っています。

これに対して、イベントの動線において、更衣室と会場をなるべく隣接させ、段差等を極力ない施設を選ぶなど、移動に対する壁を取り除くことといった対策を講じています。

また、今回トラブルにもなった一端の更衣室問題ですが、男女で同一の部屋を開放するなんてもっての外。男性の割合が圧倒的に多いのは事実としてありますが、当然女性の来訪者もいらっしゃいます。

確実に更衣室となる部屋を2部屋以上確保し、男女で確実に部屋を分ける。分けることができないなら、その施設を使うのを断念します。
確保するだけして、女性の参加者がいらっしゃらない場合は男性向けに開放するだけで済みますから。

必然の対応だと感じます。


②交通の便がいい場所を選択する

着ぐるみさん、荷物量が多いので車で運搬される方が多いです。
移動することそのものが負担になってはいけないので、会場に駐車場がある、もしくは近隣にコインパーキングのある施設であることが必須かと思っています。
また、高速道路のインターチェンジが近い場所であったり、太い国道から乗り入れやすい場所は候補地としてかなり有力になってきますね。

公共交通機関で移動されることを想定して、なるべく鉄道の駅から近い場所…最悪でもバスの停留所が近いところを選択します。

これも前項同様、参加者寄りの施策にはなってきますが、これも重要なので別項にしました。


③周囲の意見をコンスタントに集め続けること、フィードバックすること

これがおそらく一番大事です。
特に未経験者は絶対にやった方がいい。

Twitterのスペースってあるじゃないですか。あれめっちゃちょうどいいんですよね。
「こういう企画考えました!」に対して直接「みんなはどう思う?」を訊くことができる非常に優秀なツールでして。

参加者の目線に立つって実は結構難しくて、私自身も1回イベント参加直後に企画を立ち上げてましたから、情報が少ない。そして理解度も非常に低いです。

で、企画を立ち上げました、どうですか?に対して、いろいろな人から意見を訊くことができる。
別のイベントではこうだったとか、こういうのがあると嬉しいみたいな、些細な意見でも、ありがたく頂戴しましょう。こういうのはちりつもです。

運がよければ別のイベントの主催者なんかからも意見を頂くことができます。先駆者の経験談が拝聴できるなんて貴重も貴重。

藁にも縋るくらいの勢いでいいんです。だって自分は情報を幅広く集めなくてはいけない、来訪者の要望を理解しなくてはならないんです。企画としての成熟度をなるべく底上げしておきたいから。

まあ実際はね?企画立ち上げましたー、やってみましたーで一回経験して得た反省点とかも結構オイシくて、次回はこうしたいこうしようが結構すんなり出てくるので、フィードバックが容易です。

でもそれ、第1回目とかになってくると、ビジョンが見えないままとりあえずやってみようっていうのか、いろいろな人の意見訊いて反映させてちょっと固めてからやりますーなのか、で参加者の安心感って段違いになると思うんですよね。

あ、もちろんイベントが終わった後、参加者から出た意見もちゃんと頂戴しています。なるべく反映させられるように頑張ってます。


これって私の感想ですよね?ですよね?だからこうしてnoteにまとめていますが、すべての人にやる義務があるわけではないんですけれども。

ですが、それと同時に参加者側の感想も想像してみてください。

初主催だろうが未熟だろうが、参加者からしてみればイベントはイベントです。
参加者への配慮不足からなるトラブルに直面した時、参加者はどう思うでしょうか。
「来なければよかった」
「もう行かない」

こうなりませんかね?


こういうトラブルは可能な限り未然に防ぎたい。しかし防ごうにも対応の仕方がわからない。

わからないはわからないでいいんですよ。ただ大事なのはわからないまま終わらせないこと。

人手不足で回らないならスタッフをお願いできそうな人に頼み込めばいいですし、対応の仕方がわからなければ先例をなぞればいい。
で、そういう路線をしっかり作っていくために、周囲の意見を収集することが本当に大事なんだと思っています。


私が今の運営主体である「さくらスクエア」を立ち上げたのは、私なりの覚悟であり誠意でもあります。

私一人の力では限界がありますが、なんとしても楽しみにしてくださっている皆様のために…という一心で、団体として向き合っていこうという思いで結成しています。

1人より2人、2人より3人と、人が集まれば強くなれます。
これももしかしたら一つの手とも言えるかもしれませんね。


長文すぎて読むの飽きた?ごめんな、もう少しで終わるからなー。

さて、ここまで3点あげました。これらは主催者サイドとして私が心掛けていることです。

で、これとは別で持っておいてほしい…というか私は持っている信念があります。

それはイベントを成立させるためには双方欠けてはならないということです。

具体的なこと言いますね。
参加者がいないとイベントは成立しません。
主催者がいないとイベントは発生しません。

つまり、みんながみんな、その現場にいるすべての人にリスペクトをもって活動できれば、楽しい空間でいられるんじゃないかという話です。

当然私も参加者としてあちこちのイベントに行って回っていますが、やはりスタッフさんや主催者様方みんなすごい。
大きいイベントも小さいオフ会も、作ってるのは人、マンパワーです。
そしてそこに来てくれる来訪者がいて初めてイベントとして成立します。

だから主催側は参加者目線で考えたらより一層楽しんでもらえるし、参加者は趣味の活動において企画を立ち上げてくれているのは当たり前ではないという認識を相互に持っていること。そしたら、自然とそのイベントの雰囲気はやさしく、明るいものになってくるんじゃないでしょうかね?


あくまでも趣味の域でイベント運営をやってるだけではありますが、こういった話題を積極的に開示することで、今度は新しく主催できる人が増えていったらいいなあ…なんて、少しだけ期待を寄せておきたいと思います。

はい終わり!
みんなもイベント来てくれよな!楽しんでってくれよな!!

以上!無常!ありがとうございました!!

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中浦春音🌾💤
ピンク色が好きです。