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K-POPの世界へようこそ54.【BLACKPINK】の"THE ALBUM"はBillboard 200の1位を目指す。

  "BLACKPINK"はとても不思議なグループである。デビューしてもう4年を越えて、K-POPのトップガールズグループなのに、彼女達のリリースしている曲数は、極端に少ない。
 だから、今回のアルバムで初めてファンになった人でも、今までまったく知らなかったという人でも、あっというまに彼女達の曲を網羅することができてしまう。

 なにを隠そう、僕もその一人なのです。

 曲のリリース毎に様々なコンサプトにチャレンジしていく他のグループと比較すると、"BLACKPINK"は、K-POPのガールズグループとしてはかなり異色な存在で、事務所も"アイドル"ではなくて、最初から彼女達を"アーティスト"として、売り出すつもりでプロモーションしてきたんだなあと言うのが、良くわかる。

 それが、最初に書いたリリースした曲数の少なさとも関係しているのではないか、曲を厳選してイメージを守っているのではないか。

 また、もう一つの特徴は、欧米の女性シンガーと積極的にコラボレーションしている。2018年に、"Dua Lipa"、2020年になってからは、"Lady Gaga"、そして、【The ALBUM】では、"Selena Gomez","Cardi B"と、立て続けにこれらの共演は、彼女達の大きな刺激にもなっていて、アーティストとしての成長の助けにもなっているはずだ。

BLACKPINK - 'Ice Cream (with Selena Gomez)' M/V

 さらに、デビュー以来一環しているのは、プロデューサーの"TEDDY"こと、"パク テディ”とのタッグである。
 "TEDDY"が作曲している曲が、所謂"BLACKPINK"サウンドを作っているのは明らかだ。特にアルバムから先行されてリリースされていた"How You Like That"などは特徴的だ。

BLACKPINK - 'How You Like That' M/V


 今回のアルバムでは、彼がクレジットされていない"Ice Cream"や、"Bet You Wanna (feat. Cardi B)"、"Love To Hate Me"、"You Never Know"などは、逆に新しい"BLACKPINK"の側面も見せてくれていると思う。

 とはいっても、"BLACKPINK"の4人はそれぞれの個性が強く、どんな曲を歌っていても、BLACKPINKらしさを感じられる。特に"THE ALBUM"での共演曲の2曲は、相手はいずれもトップスターなのに、全く遜色ないというより、むしろ彼女達のカラーの強さをより感じてしまう。
 パフォーマンスに注目が集まりがちではあるが、本格的なボーカルグループだと思う。

  そのグループの個性を思いっきり主張しているのが、今回のアルバムタイトル曲の"Lovesick Girls"ではなかろうか。

BLACKPINK – ‘Lovesick Girls’ M/V

 "BTS"に続いて、Billboard HOT 100の1位なんて、もし達成したら偉業の達成ではあるが、少なくともアルバムの1位(Billboard 200)を取ってもおかしくないのでは、ないかと、、。予想は当たるかな?

つづく、

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