草原2

北海道 音威子府村(おといねっぷむら)訪問レポート

DIKのメンバーが北海道で一番小さな村、音威子府村に遊びにいきました!メンバーが音威子府村レポートを書いてくれたので、掲載します。

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今回はレンタカーを借りて、旭川から皆で音威子府村へ向かう。ドライブってなんかワクワク感が増した。大勢で行くなら音威子府村へは車が良いと思う。

とりあえずお腹が空いたので北海道らしいものということでラーメンを食べに『あさひかわラーメン村』へ。
色んなラーメン屋さんがある中で『山頭火』で「特性とろ肉ラーメン」を食べる。本当に美味しかった。
そして当日まで無計画な旅ではあったが、やりたいことを詰め込むことにして旭川のドン・キホーテにて必要な買い出しをする。もし車で音威子府村へ向かうなら旭川で買い出しは済ませることをおススメする。なんでも揃う。

あとは車を走らせ約2時間半強で音威子府村へ。
濱ちゃんがいる「おといねっぷハウス」の住所を聞いていなかったが、ツイッターの写真から突き止めることが出来た。車を降りると空気がとても綺麗で、空が近い。見渡す景色も綺麗で一気に好きになった。

時刻はすでに17時近くになっていたため夕飯の買い出しを「千見寺商店」へ。

9月6日に発生した地震の影響で停電があったため北海道では冷凍食品は売り物にならなくなっていた。途中でよってきたコンビニでも冷凍食品はすべて売り物にはならず、食料品も陳列棚にはほぼ無かった。千見寺商店も同様で食料品は限られていたが最低限の食材は確保できた。被災しないと実際に地震の恐怖や影響は分からないがこうやって目の当たりにすると他人事とは言えないなと感じる。

買い物が終わって車に乗るとお店の方がわざわざ出てきてくれて声をかけてきた。
「これフルーツトマトなんだけど…貰い物でちょっとだめになっているところもあるかもしれないけど、良ければ」と。人の優しさに感動した。すごく温かい気持ちになる。誰とも知らない私たちになぜそう出来るのだろうか。本当に良い場所に来たと心から思った。

その後は、まずは近くにある天塩川温泉へ行ってから戻ってきてBBQにする事にした。


天塩川温泉はゆったり癒される温泉だった。ちょっと熱めのお湯が涼しい地域では気持ちが良かった。露天風呂もあり夜景を見ながら入るのは、心も体も癒される。

温泉へ入った後、外へ出ると先ほどまでのきれいな夕焼けが真っ暗になっていた。空を見上げると満天の星。
まるでプラネタリウムの中にいるような感覚になった。本当に綺麗だったため、街灯があまり無いおといねっぷハウスに戻る途中の林の中で車を止めて外に出ることにした。
おおげさ表現ではなく、本当に生まれて初めてこんなに綺麗な星空を見たと思う。空は雲一つなく澄み渡っていて見渡す限りを無数の星がぎっしりと埋めている。空が近く感じている成果もしれないが星一つ一つが大きく輝いて見えた。写真に写る事は無いがその風景は目に焼き付いていてこうやってメルマガを書きながらも思い出せる。ぜひ、一生に一度この空を皆に見てもらいたい。言い表せないくらいの感動だろう。

おといねっぷハウスに戻り楽しみしていたBBQ。肌寒さもあったが皆でやるBBQは楽しかった。
わざわざBBQセットから購入してきたかいがあった。最後の方は雨が降ってきたため部屋でトランプゲームをすることに。負けたら飲むといったサークルノリだけどそれはそれで楽しい。

雨が止んだ23時半頃、庭で花火をやる事に。
懐かしい手持ち花火と、せっかくだからと打ち上げ花火を買ってきた。

その後は人狼ゲームをする。私は初めてだったが面白かった。普段ゲームはしないが人の心理を探ることや頭を使うこういったのは好きだ。負けず嫌いだから勝負事は本気になる笑
長時間やりすぎて疲れて来たので、その日は就寝することに。翌日は10時半の起床とのんびりした予定にした。どこまでも自由な旅である。

翌日
皆の起床を待つ間、あやちゃんと天塩川の河川敷で散歩。朝の清々しさがある。本当に見晴らしの良い場所。

11時になり村長さんのところへ向かう。
優しそうな奥様が玄関を開けてくれて村長さんを呼んでくれた。村長さんはジュースやフルーツトマト、メロンを出してくれた。

約1時間半程度、私たちの関係性も聴きながら音威子府村のことや今考えていることを話してくれた。「濱崎くんと通してこうやって人が来てくれることが嬉しい」と言ってくれた。

話の中で、村長さんは世界のg7ならぬ、日本の小さい村g7サミットという取り組みを行っていることを話してくれた。
http://small-vill-g7summit.strikingly.com/

このような取り組みに新しくチャレンジしている姿は素晴らしいなと感じた。また私の地元の山梨県にある丹波山村も一緒に取り組んでいることを知って興味が沸いた。正直村おこしとか興味は無かったが田舎出身である自分自身の経験や、村長さんのお話を聞いたことや、音威子府村で自然の多い環境に触れて改めて日本に今ある大切な場所を残し、住みやすい環境を残していくことは大事だと思った。


その他にも本当にたくさんの話をしてくれた。冬には-20度、30度になること。駅の屋根の高さを超えるほどの除雪した雪が溜まること。名産や甘納豆を使うお赤飯のこと。

その後は名産の音威子府そばを食べに。濱ちゃんがみんなのために天ぷらも頼んでくれて食べたが、美味しかった。先ほどのフルーツトマトも音威子府村産だったが本当に食べ物が美味しい。それだけでも幸せを感じられる。

食後はドローンを飛ばす。広大土地があるとなんでも出来る。ドローンからの撮影もして楽しかった。
わりと良い時間になったため岐路につく。

短い時間だったが本当に有意義な時間だった。音威子府村には都会には無いものがある。便利さだけを求める時代ではなく、この村にあるような人の温か味や地域との関わり、豊かな自然。こういったものも人が「豊か」に生きていくには無くてはならないものだと思った。どうしても都会で成果を上げることを求めるが、日本全土が豊かになることは忘れてはいけないことなんだと思う。


音威子府村はまだ行っていない人は一度訪れてほしい。私の文章力では全く伝わらないものが体感できる。きっと行ってよかったと思えることは間違いがない。

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