こっせつ!終

みなさん、こんにちは。NAKASHIです。

いつの間にかすっかり春になってしまいました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて…

前回投稿したのが1月の下旬でした。すっかりnoteをサボってしまったのですが、骨折の件をまとめて報告したいと思います。

結論

2月に入る前くらいには松葉杖が取れ、骨折箇所は無事治癒。
通院は2月半ばくらいに終わりました。
骨折箇所の骨密度などにはまだ影響があるようで、負荷が高い動かし方をするとまだ痛むことがあります。しかし現在では登山までこなすくらいには回復しました(笑)
このように骨折はほぼ完治したため、骨折の話題は一旦最終回となります。

学んだこと

負傷者・身体障害者の暮らしの一端をみた

松葉杖生活となるとやはり不便・非日常の連続で、その全てが学びとなりました。

まず多目的トイレ。
商業施設によっては、警備員室に連絡してから多目的トイレを使うところがある…って知らない方も多いのではないでしょうか。

また、例えば車椅子などのように「明らかに多目的トイレじゃないとだめなケース」ならともかく、私のように「頑張れば普通のトイレも使えてしまうケース」だと判断が難しい…という場合もあったり…

また、両腕に松葉杖を抱えた状態ではショルダーバックなんかとても使えません。リュック一択です。
そして両腕が使えない歩行中に雨が降ったとして…傘、差せますか?
必然的に雨合羽になりますよね。

このように、36歳を間近に控えた中年になった今ですら気づかなかった「(当人たちにとっては)当たり前の視点」に数多く触れることになりました。

東京の人は案外優しい

療養生活を余儀なくされ、確かに日常の負担は大きくなりました。

しかしそんな中でも、通勤列車ではほぼ毎日誰かが優先席を譲ってくれました(もっとも一度、優先席を占領しながら、微動だにせず仕事の資料を広げながら我が物顔で座席を独占していたアタオカなおっさんに遭遇しましたが…)。
もちろん電車内だけでなく、外出先の飲食店・病院・商業施設などなど、様々な人たちが私を気遣ってくれ、大きく助けてくれました。

Twitterで話したのですが、地方出身者の中には「東京の人は冷たい」という人が、同じく地方出身の私も驚くくらい多くいます。
まぁ実際先述のような理解不能な御仁は実際にいましたし、障害者・負傷者など「(適切な言い方ではないかもしれませんが)弱者」というだけで相手を毛嫌いし、八つ当たりのような攻撃を仕掛けてくる人も多分存在します(幸い私は遭遇しませんでしたが)。

とはいえ…私が10代を過ごしていた地元九州では、困っている人間を指さして笑うような連中が実際大勢いました。
きっと私の周囲だけの話でしょうし、20年近く経過した今の時代には九州にもまさかそんな連中はいないと信じていますが、あの頃の地元の人間たちを思えば、東京は本当に聖人たちのコミュニティであるとさえ思えます。

おわりに

意図しないことであり、私の落ち度以外誰を責めることもない原因ではありましたが、今回の負傷は非常に悔しいものでした。今でも「あの負傷がなければ」という思いはあり、良くないもの…というか、無いなら無いに越したことはなかった出来事であったと今でも思います。
一方、松葉杖生活を送って改めて気づいたこともまた多くありました。

これからは、これまで私を気遣ってくれた人々の想いに報い、得たこと、感じたことを活かせるような生き方をしたいと心から感じました。

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