CSL Pedalsにロードセルキットを取り付けたので感想を書き残しておきます。

前提として、ロードセルは初体験です。
ホイールスタンドプロに装着して10%で遊んでいます。後述するけど案外ちゃんと遊べてます。


まずそもそもロードセルってなんなのさ

調べたら解説してるページが沢山出てくるので割愛!
ざっっくり言うと通常のペダルは"位置"を、ロードセルは"力"を測定しています。


なんで買ったの?いるの?

買った理由→ネットで調べたらロードセルは全然違うって書いてあるから・・・ほぼマストバイみたいに書いてたから・・・

買った理由はアホの極みですが、買って分かりました。確かに全然違う。
ですが、個人的にはマストバイという訳でもないかな?と思います。
以下の項目にロードセルブレーキの特徴を書き記しておきます。導入するか否かの判断材料となれば幸いです。


ロードセルキットのインプレッション

かっっっっっっったい。想像の10倍硬い。
今までペダルを踏み込んで遊んでいたのに全く動かないペダルになったので本当に測定できてる?と不安になります。
まずはこの一切ペダルが動かない感覚に慣れる必要があります。どのくらいの期間で慣れるかは人によるでしょう。私は3日ほどかかりました。
なお、私の体重が軽い(42kg)のもあって圧力はかなり軽めにしています。
具体的には10%(おそらく21kg)の圧力感知でフルブレーキになるようにしています。


ブレーキがどう変わったか

さて、ブレーキ測定が位置から力に変わって何が変わったか。
まず、ブレーキを抜くという行動が格段にやりやすくなりました。
つまり、今まで以上にトレイルブレーキングがやりやすくなります。別次元といってもいいくらいです。
従来の移動量感圧ブレーキはバネによる反力があり、それによってブレーキを抜く際に抜きすぎてしまう、という問題があります。
ブレーキを抜くにはブレーキを踏むよりも繊細なコントロールが必要となります。そこに更にバネの反力とも戦わなければならないのです。

さて、そこでロードセルブレーキ。
ロードセルブレーキに反力は殆どありません。なくはないですが、そもそも踏力感知でペダル位置は関係ないので自身が抜いた力の分だけブレーキが抜けていきます。
つまり、滑らかにブレーキを抜いていくことが可能になります。この感覚を説明するのは難しいのですが・・・
バネを押し込んだあと滑らかに元に戻していくのと、体重計を押し込んでからゆっくりと力を抜いていくののどちらが簡単か、という感覚です。
私も買うまで勘違いしていましたが、ロードセルの利点は正確なブレーキ
という訳ではありません。(それもあるにはありますが)
一番大きな差は、踏み込んだ"後"のコントロールの容易さにあります。
逆に言えば、ここにメリットを感じないようであればロードセルは必要ない可能性があります。


結論

トレイルブレーキングを今までよりも正確に行いたいのであれば買いです。
逆説的に今の時点で十分に満足している、またはそもそもトレイルブレーキングが必要でないのであれば不要でしょう。
この部分を勘違いしたまま購入したためしばらくは「ん?んん??」となっていましたが、その真価が分かった時には感動しました。
こんなに止まって曲がれるのかと驚愕したほどです。そういう意味では間違いなく値段相応の価値があります。
しかし、人を選ぶのもまた確かです。ペダルの性質への慣れ、そしてブレーキングの性質から(殆どのオンロードシミュレーションでは必要でしょうが)そもそも不要となる可能性もあるかもしれません。
この文章がそういった判断の材料となれば幸いです。

という訳でへなちょこレーサーによるロードセルのインプレッションでした。
それでは。

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