ウォッチメンやばいな

 僕は原作を読んだことないし、映画も見たことがなく、最低限の知識だけを入れて見てみただけなので面白さの半分も味わえてないはずなのですが、ちょっと尋常じゃなかったです。映像作品としてバツグンに面白い。ズンドコ見ちゃう。ディストピア感がちょっとブラックミラーみたいだったりとかしてね。アレを9話のシリーズものとして「やりきった」って感じもしますねえ。「アメコミヒーロってなんなのか?」っていうのを追求したらこうなったんだと思う。僕、アメコミ全然知らないですけど。

 多分もういっぺんチラチラ観てみると思う。冷戦構造の話とかベトナムの話とか人種差別の話とか・・・なんだろ?「実際は色々虚虚実実な対立構造のまつわること?」っていう感じもするから、もう一度見てみたら、もうちょっと理解できることも増えるかな?って。

 いまって分断の時代って言われちゃうでしょう?これってすごい疑問も残るんですよね。僕。

 すごく単純な物言いだと絶対解決できないし、対立が深まるだけの「単純にスパッと2つに切り分ける物言い」がSNSだとかを主戦場に地上波テレビなどのメディアきっかけで始まっちゃったりするじゃない?「オールドメディアはこういうのがダメ」みたいな物言いをするんだけども、実はお互い完全に虜になっちゃってるみたいな物言い。共依存みたいな美しい理想的な関係。それが何を増強してるのかわかんなくなっちゃってるって言う構造。SNSがダメなのかどうなのかわかんないもん、もう。

 そういう構造ってさ・・・なんかね。不毛だな、って。こんなコロナの真っ只中だと尚更そう思う。現実は本当に虚虚実実入り乱れてわけわかんない。そういうところが本当に面白いんですよね。いや、そういうところも「アメコミヒーローって何?」っていう話で。

 個人的にはハンターズ(ナチ・ハンターズ)も観られたら合わせて観たらいいんじゃないかなー?なんて思ったりします。アレもねえ・・・色々考えちゃいますよね。批判はあると思うけど。

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