vol.014【レポート】エクスチェンジプログラムvol.3 大阪中之島美術館×中之島まちみらい協議会「近現代の諸写真+絵画と巡る中之島 リバークルーズツアー」
開催日時:2022年2月6日(日) 15:00-16:00
開催場所:土佐堀川~堂島川
登壇者:菅谷富夫(大阪中之島美術館 館長)、岸田文夫(中之島まちみらい協議会 代表幹事)
2月6日の寒空の中、登壇者お二人の案内のもと、八軒屋浜船着場から「アクアCielo」が出港しました。
最初は土佐堀川を下流に向かって進み、右手に中之島公園や中之島公会堂、左手に北浜の街並みを眺め、絶妙なタイミングで繰り広げられる2人のトークとともに船は進みます。時に屋根が開けられて風や空気と一体になりながら、名画が描かれた、或いは名建築が建てられた当時の街並みに想いを馳せます。
船は淀屋橋を高さすれすれでくぐり抜けます。旧朝日新聞社の建物写真とフェスティバルホールの壁面の彫刻を見比べ、大阪の迎賓館ホテルの移り変わりの説明を受け、様々な橋の歴史に触れながら、中之島の西端につくと、折り返して堂島川を上流に向かって進みます。
国際会議場やリーガロイヤルホテルのエリアから、再び屋根を開けて、今回新たに中之島に加わった大阪中之島美術館付近で一旦停泊。建物を水上からじっくり鑑賞します。
船はそのまま渡辺橋、大江橋、難波橋と超高層ビルの並ぶ中心部を再び抜けて、八軒屋浜に帰還しました。
絵画として描かれた中之島が殆ど四ツ橋通りから東エリアなのは、やはり昔からそのエリアが中心で、「映える」スポットだったのでしょう。今も人の流れは当時から大きく変わってはない。けれども、今回の大阪中之島美術館の開館をきっかけに、西エリアにも、もっと「映え」スポットを見出し、「一体となった」名所「中之島」にし、「大阪の中之島」を発信していく必要があるな、そんな気付きをさせられた1時間のクルーズでした。
レポート執筆:黒川賢一 赤坂誠治 (中之島まちみらい協議会 事務局)
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