【非エロ】開発現場でよくある話から始める「向いてる仕事と向いてない仕事」
なかのです。
普段はエロいことばっかり考えてるなかのですが、本業はIT屋です。子供の頃からパソコンを弄り倒し、家にあった(当時1台50万円くらいした)パソコンを壊して親にどちゃくそ怒られ、高校~大学と情報・工業系を学んできた私、お仕事としては12年、趣味や学生時代も含めると20年くらいパソコンやITと触れ合って生きてきました。たぶんエロよりも長く関わってます。
そんな私、電車移動中にとある質問を見つけました。
おそらく開発現場に入って間もない、開発未経験か経験の浅い質問者さんが「エラー出てきたけど全然分かんねぇ…エラーも英語で分かんねぇし、どこがどうなっててエラー出てんのか全然教えてくれねぇし…こんな状況で私にできることってなんかあります???」と、たぶん何もできない状況で質問してると思いますが…これ、今の開発現場でけっこうよく聞く話です。
たしかに、今までやったことのないお仕事をして、そこでやる作業ができないのは当たり前っちゃ当たり前かもしれません。初めてスーパーで働けばレジ打ちするのが初めてでしょうし、初めてタクシーの運転手をするなら、知らない人を乗せて運転するのはたぶん初めての経験でしょう。
しかし、今までに経験のないお仕事であっても、どんな環境でお仕事するのか、どんなタイプの人が向いてないのかは働いたことがなくてもある程度想像できますし、想像できなくてもネットで調べればわかることがたくさんあります。
レジ打ちのお仕事なら間違いなくレジには触れるわけですから、機械の操作が極端に苦手な人は向いてないでしょうし、マイペースすぎる人(急げない人)もレジに並ぶ人を処理できないので向いてないと思います。対人恐怖症の人や、商品を雑に扱ってしまう人も向いてないでしょう。
これ、レジ打ちをしたことなくても、なんとなく想像できますよね?もし想像できない人も「レジ打ち」のお仕事を少し調べたら思い浮かぶことばかりだと思います。
話を開発現場に戻します。
開発現場って、どんなイメージをお持ちですか?
パソコンに向かって黙々と作業してるこんな感じのイメージをお持ちの方が多いんじゃないでしょうか?
実際、システムやWeb、アプリケーション開発のお仕事はこんな画面と1日中向き合ってる方がたくさんいらっしゃいます。仕事仲間とのやり取りは(外資や海外の拠点とやり取りがなければ)だいたい日本語ですが、開発画面はほとんどが英語です。開発作業は英語で行いますし、デバッグ(作ったプログラムの変な箇所を治す作業)中に出るエラーメッセージもだいたい英語です。さらには、参考資料も英語のケースが結構多かったりします。
つまり、開発作業は英語が極端に苦手だと向いてないお仕事と言えます。
ただし、開発作業はパソコンを使うので英語はある程度翻訳できますし、わからないことはその場ですぐに調べられる環境ではあります。なので「英語ペラペラで画面に書いてあることは全部知ってなきゃいけない」ということは全くありません(というか、実際そんな人はほぼ居ません。ごくまれにいますがそんな人はマジで神扱いされます)。
開発現場は人手不足なことが多いので、「未経験歓迎!」とか「経験少ない方でも大歓迎!」と求人サイトに掲載されることも多いですが、だからといってお仕事をする環境がそもそも無理な人、抵抗がある人は、現場の教育担当がめちゃくちゃ面倒見良くて根気強く教えてくれる人でもお仕事を続けることは難しいと、なかのは思います。
逆に、お仕事をする環境が自分に合ってる人は、今は自分に必要なスキルや経験がなくても、成長しやすいとも思ってます。
子供が好きな人が小児科医や学校の先生をしたり、ものづくりが好きな人が大工や工場勤務だったり、食べるのが好きな人がレストランや市場で働くケースがまさにそれです。
就職や転職される方は、ぜひお仕事の内容そのものよりも、そのお仕事の背景や環境が自分に合ってるかを考えて決めると良いかもしれません。
【まとめ】
やったことがないお仕事(作業)をする前に、そのお仕事(作業)をイメージしてみよう!イメージしてみて、向いてなかったらやめとこう!
お仕事を選ぶときは、作業内容よりそのお仕事の環境や背景が自分に合ってるかを考えてから決めると成長しやすい!
ちなみに、開発含めIT業ってロジカルなイメージが強いと思います。
たしかにロジカルシンキングは大事なんですが、それと同じくらい「想像力(イメージ力)」が大事だったりします。IT業も「ものづくり系のお仕事」な面が強いので、DIYや工作が得意な方はけっこう向いてたりします。これからIT業に就職や転職をされる方が、お仕事をイメージする上でのヒントになれば。
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