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なかの的「アングライベントの経済学」

なかのです。

突然ですが、あなたはアングラのイベントに参加したことってありますか?
飲み会などのいわゆるお食事会やダーツ、ボウリングなどのお遊びメインのオフ会などなど、健全でライトなイベントから乱交パーティーや輪姦イベントなどガッツリエロいディープなイベントまで、いろんな人がいろんなコンセプトでいろんなイベントを企画されて、開催されています。

かくいうなかのも年間数十回のイベントを開催している人間ですが、自分がイベントを作っているので、他の方のイベントの利益率というか、粗利みたいなところはおおよそわかるようになりました。

今回はそんなアングラなイベントの経済を解き明かす記事です。
これを読めばあなたが普段参加しているイベントの主催者さんが大儲けしてるのか、良心的な運営をしているのか、はたまた大赤字を出してるのかがだいたいわかるかも…!

アングラなイベントをこれから自分で作りたい人や、イベントをしても赤字続きな人には大事なことがたくさん書いてあります。ぜひ読んでみてくださいね。


1.イベントをするためには絶対お金がかかる

どんな内容のイベントであっても、「実際に人が集まるイベント」には少なからずお金がかかります。具体的に考えてみましょう。

①(主催者やスタッフの)交通費
アングラなイベントを主催者の自宅でやるケースはまずないので、主催者はイベントをするために交通費をかけて移動します。主催者やスタッフさんが誰一人としていない状態でイベント開催はできないので、主催者やスタッフの交通費はイベント開催のためにかかるお金と言えます。

会場代や飲食代が全くかからない、たとえば(誰が来るんやという話は置いといて)「ただ公園で鬼ごっこするだけ企画」をするとしても、主催者やスタッフの交通費がかかるケースがほとんどなので「一円もかけていないイベント」とは言えなくなります。

②イベント中の飲食代
飲み会やランチ会であれば飲食代がかかるのはもちろんですが、レンタルルームを借りてゲームをするとして、そこで買うお菓子やお茶代もイベント開催のためのお金と言えます。

③会場代
レンタルルームやホテルを借りて開催するなら、もれなく会場代がかかります。もし自分が所有している物件を使ってイベントをしたとしても、家賃または固定資産税などの税金がかかるので「飲食店で飲み会」のようなケース以外ではもれなく会場代が必要です。

④物品代
ビンゴ大会をするなら景品が必要かもしれませんし、たこ焼きパーティーをするのにたこ焼き器がないなら買う必要があるかもしれません。

⑤雑費
レンタルルームでオフ会をするなら、お茶を入れる紙コップや手を拭くウェットティッシュなどが必要でしょうし、BBQをするなら紙皿や箸、もしかしたら着火剤とかも必要かもしれません。雑費が数万円かかることはそうありませんが、イベントの規模や内容によっては数千円かかることは多々あるので意外と無視できないものです。

ここまでは主催者やスタッフの交通費を除いて「イベントを開催するために直接必要なお金」ですが、それ以外にもお金がかかる場合があります。

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